Voyagin、環境省と国立公園オフィシャルパートナーシップを締結。概要や背景、取り組みを解説

「Voyaginと環境省が国立公園オフィシャルパートナーシップを結んだって聞くけど、インバウンドにはどんな影響があるんだろう…」

と思っている方。

国立公園オフィシャルパートナーシップとは「日本の国立公園にインバウンドを呼び込むために国と企業が協力する取り組み」です。

国は2020年の東京五輪に向けてインバウンド獲得を推進しており、企業と連携することで取り組みの成果を高めようとしています。

とはいえ、具体的にどのような取り組みがされているのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 【概要】Voyaginと環境省が国立公園オフィシャルパートナーシップを締結
  • 環境省は国立公園オフィシャルパートナーシップを通じてインバウンド獲得を促進する狙い
  • Voyaginはインバウンドに人気のアクティビティー予約サイト
  • 国立公園オフィシャルパートナーシップの提携企業と取り組み事例

の順にお伝えします。

国立公園オフィシャルパートナーシップは専門用語のようでハードルが高く感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、国立公園オフィシャルパートナーシップの取り組みについて大まかに知りましょう!

【概要】Voyaginと環境省が国立公園オフィシャルパートナーシップを締結

2018年6月11日、インバウンド向けのアクティビティ予約サイトを運営する株式会社Voyaginは、環境省と国立公園オフィシャルパートナーシップを締結しました。

このパートナーシップにもとづき、Voyaginは

  • 外国人観光客に向けて国立公園の魅力を発掘・発信
  • Voyaginユーザー(主に欧米豪の個人旅行客)を国立公園へ送客することによる地域の活性化

の推進を発表しています。

【Voyaginの取り組み内容】

①体験プログラムの開発・造成 国立公園満喫プロジェクトに認定されている8公園において、外国人プロフェッショナルによる現地調査を実施。外国人旅行者向けの体験プログラムの開発・造成を行う。
②データ活用 販売した体験から実績・ユーザーデータを取得し、既存プログラムの磨き上げと、新規体験プログラム造成の仮説出しに活用する。
③ガイド・通訳案内士の人材育成 外国人観光客から満足度の高いガイド・通訳案内士の知見を活用し、ツアーの質アップ、ガイドや通訳案内士の育成を目指す。

出典:PR TIMES「Voyagin、環境省と国立公園オフィシャルパートナーシップを締結」

次は、国立公園オフィシャルパートナーシップについて詳しくお伝えしますね。

環境省は国立公園オフィシャルパートナーシップを通じてインバウンド獲得を促進する狙い

国立公園オフィシャルパートナーシップは2016年11月に環境省が始めた取り組みで、その狙いは「国立公園の魅力を世界に向けて発信し、国内外の利用者を増やすこと」です。

この取り組みは国が発表した「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づいて発足した「国立公園満喫プロジェクト」の一環です。国立公園へインバウンドを誘致することで、全体目標である「2020年までに訪日観光客数4,000万人」の達成を目指します。

国立公園満喫プロジェクトで選定された国立公園は以下の8つです。

【国立公園満喫プロジェクトで選定された国立公園】

国立公園名 都道府県
阿寒摩周国立公園 北海道
十和田八幡平国立公園 青森、秋田、岩手
日光国立公園 福島、栃木、群馬
伊勢志摩国立公園 三重
大山隠岐国立公園 鳥取、島根、岡山
阿蘇くじゅう国立公園 熊本、大分
霧島錦江湾国立公園 鹿児島、宮崎
慶良間諸島国立公園 沖縄

これら8つの国立公園へインバウンド誘致を促進するため、環境省はさまざまな企業(2018年6月時点で49社)と提携して取り組みを進めています。

また「Instagram」や「Facebook」を活用した情報発信にも取り組んでおり、

のアカウントから、国立公園の魅力を写真と英文テキストで知ることが可能です。

出典:観光庁「明日の日本を支える観光ビジョン」概要

次は、今回環境省が提携を決めたVoyaginについてお伝えしますね。

Voyaginはインバウンドに人気のアクティビティー予約サイト

Voyaginはインバウンドに人気のアクティビティー予約サイトです。

訪日外国人向けには、

  • 高級鮨店の予約
  • 土俵近くの席での相撲観戦
  • 一見さんお断りの京都のお茶屋の予約

など、外国人では予約を取りづらいハイエンドな体験を販売すると共に、日本全国3,500を超えるさまざまな体験やツアーを提供しています。

サイト内では、アジアを中心に50以上の国と地域におけるアクティビティーを紹介しており、

  • サイトの言語:7ヶ国語
  • 料金表示:19種類の通貨

に対応した表示が可能です。

国立公園オフィシャルパートナーシップにはVoyaginだけでなく、多くの企業が選ばれています。次は、その企業との取り組み事例ついてお伝えしますね。

国立公園オフィシャルパートナーシップの提携企業と取り組み事例

国立公園オフィシャルパートナーシップで環境省と提携している企業は、2018年6月時点で49社です。

ここでは、その中からいくつかの企業をピックアップして取り組み事例を紹介します。

国立公園を紹介するサイトを開設「全日本空輸株式会社」

全日本空輸株式会社は、ホームページ「ANA EXPERIENCE JAPAN」において、国立公園を紹介するサイトを開設しました。

その他にも、

  • 機内誌で国立公園の特集記事を掲載する
  • 国際線のオンデマンド視聴に国立公園のPR映像を流す

などの取り組みを実施しています。

国立公園をテーマにしたツアー商品を販売「株式会社日本旅行」

株式会社日本旅行は、国立公園をテーマにしたツアー商品を販売することで誘致を図っています。

国立公園専用のWEBページ「日本の国立公園へ行こう」から、国立公園の情報を得たり、ツアープランを検索したりすることが可能です。

アウトドアイベント開催で国立公園へ誘致「株式会社モンベル」

株式会社モンベルは、「M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)」の開催により、各国立公園への誘致促進を図っています。

「M.O.C.(以下、モック)」は、トレッキング、カヤック、ラフティングなどの野外活動を体験できるアウトドア・プログラムです。

モックの他にも、会報誌にパートナーシップ締結について紹介したり、仙台・横浜で開かれたフェアでPRを実施したりしています。

2020年東京五輪に向けて、国と民間企業のパートナーシップは加速する

ここまで、Voyaginと環境省が締結した「国立公園オフィシャルパートナーシップ」についてお伝えしました。

おさらいしますと、国立公園オフィシャルパートナーシップとは「日本の国立公園にインバウンドを呼び込むために国と企業が協力する取り組み」です。

この取り組みは、国が発表した「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づいて発足した「国立公園満喫プロジェクト」の一環です。国立公園へインバウンドを誘致することで、全体目標である「2020年までに訪日観光客数4,000万人」の達成を目指します。

すでに国立公園オフィシャルパートナーシップで環境省と提携している企業は49社にのぼり、Voyaginはその内の1つです。

国と民間企業が手を取り合うことで、効果的にインバウンド誘致を推進できます。東京五輪に向けて、さらにその動きは加速していくことはずです。

地域におけるインバウンド獲得に向けた取り組みについては、「DMO(Destination Management Organization)とは?地域においてインバウンドを獲得する仕組みを解説」をチェックしてみてください。

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