日本政府観光局(JNTO)が、2018年8月の訪日外客数の推計値を発表しました。このデータによると、8月の訪日外客数は前年同月より4.1%増加の257万7800人。前年より10万人以上伸びており、8月としても過去最高の記録です。
また、今年1月から8月までの累計は2130万8900人。前年より12.6%増加し、こちらも過去最速のペースで2000万人を超えました。
今年は、6月にあった大阪府北部地震や7月の西日本豪雨など、災害に見舞われることが多く、7月の訪日外客数の伸びは一時的に減少。
しかし、
- 航空路線の新規就航
- 各地域のインバウンドプロモーション
- 企業や団体のインバウンド施策
により、8月の客足を再び回復することに成功しています。
市場別にみた訪日客数
市場別にみると、前年同月と比べて訪日外客数は、
- 中国:伸率4.9%
- 台湾:伸率4.4%
- タイ:伸率31.3%
- シンガポール:伸率6.3%
- アメリカ:伸率12.1%
- ロシア:伸率14.8%
などの18ヶ国が増加。これらの国は、8月としても過去最高を記録しました。
中でも、
- イタリア:伸率28.5%
- スペイン:伸率29.8%
は、単月として過去最高の訪日外客数です。
イタリアは、JNTOがイタリア語でFacebookでの情報発信や、航空会社との共同広告などで日本の露出する機会を拡大。
スペインは、航空会社や現地OTA(オンライン上のみ取引する航空会社)との共同広告など、継続的に発信している訪日プロモーションで、日本の認知度が向上しています。
逆に、
- 韓国:伸率−4.3%
- マレーシア:伸率−4.6%
は前年同月よりも客足が遠のく結果になりました。
韓国は、災害の影響から新規予約の減少に加えて、被災地域への旅行をキャンセルする訪日客が急増。マレーシアは、昨年と比べて連休が少ないことが要因に挙げられています。
ANAの訪日客向けプランが被災地の訪日客回復につながる
7月は、大阪北部地震や西日本豪雨の影響で客足が減少。しかし客数を増加させるため、ANAが復興支援プロジェクトを施策しています。
このプロジェクトは、訪日客向けに旅行代金を値下げし、特設サイトで旅行商品を紹介しています。
ANAの他にも様々な企業や団体が、被災した地域の復興支援としてインバウンド対策を計画。訪日客数は、7月にペースを落としたものの順調な推移です。
このように政府や地域、企業などが一丸となり、2020年目標の訪日外客数4000万人を目指します。
ANAの復刻支援プロジェクトについて詳しく知りたい方は「代金を割引して西日本の支援を。ANAの「でかけよう西日本」に注目」をご一読ください。
参考:https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12164-215468/
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