民泊データ分析サービスでインバウンド客のニーズを調査。人気の民泊を作るポイントとは

Airbnbをはじめとした民泊が、この1年間で約5,000件増えています。きっかけは、訪日外国人の増加。インバウンド需要を高まりに合わせて、民泊をはじめる事業主が増えているのです。それだけでなく、異業種や大手企業も民泊に注目し、参入しようとする動きがあります。

そして、宿泊先が増えたことで、インバウンド客はホテルや民泊を比較しはじめています。そのため、競合物件との価格競争や差別化を避けることはできません。

そこでおすすめなのが民泊データ分析サービスです。これを使えば、指定エリアの民泊の数や宿泊料金、レビューの獲得状況などをデータで閲覧することができ、市場調査が簡単に。データに基づいた運営戦略を立てることで、安定したスタートを切ることができます。

そこで今回は、民泊データ分析サービスを使ってできる3つのことや、おすすめの会社3つをご紹介します。この記事で、インバウンド客に人気の民泊を作る手助けになれば幸いです。

インバウンド客をねらった民泊や宿泊施設がオープンし、ライバルが増加

Airbnbなどの民泊が、この1年間で急激に増えています。増加の背景には異業種や大手企業の民泊参入があり、今後、運営がより厳しくなると予想しています。

1年間で、東京にある民泊は5,000件も増加

東京は、日本でも民泊の数が多い都道府県です。2017年の1年間で、民泊の数が約1万5千件から約2万件に増加。この数字は、民泊が日本でも広まりはじめた2014年の5,000件と比べると、約4倍にものぼります。

【出典】Airstair「東京都の民泊市場レポート」

東京は、インバウンド客が最も訪れている都道府県。そして、訪日外国人の12.4%は日本で民泊の利用経験があり、20代以下の家族や友人と旅行する外国人が中心です。このインバウンド需要をねらって、民泊が増えているのです。

【出典】観光庁「平成29年7-9月期 訪日外国人旅行者の宿泊施設利用動向」

JR四国が京都で簡易宿泊所の運営をスタート

また、異業種や大手企業が民泊へ参入する姿も見かけます。例えば、JR四国が京都に簡易宿泊所をオープンしています。

JR四国は、「4S STAY 京都九条」を2018年4月から運営しています。鉄道会社が宿泊事業を展開した理由は、四国へのインバウンド誘致です。宿泊事業の先進地である京都で、ノウハウの獲得に努めると述べています。

このように、同業者だけでなく異業種からの参入もあり、日々ライバルが増えています。収益を確保するためにも、他の民泊やホテルとの差別化が欠かせません。

民泊データ分析サービスを使ってできる3つのこと

インバウンド需要を獲得するためには、民泊をはじめる前から戦略を立てることが必要です。民泊データ分析を使ってスタート前から収益予測を立てれば、安定した運営スタートを切ることができます。

ここでは、民泊データ分析サービスを使ってできる3つのことをお伝えします。

1. 指定エリアの物件数や利益を分析し、収益性の高いエリアを選定

まず、目星を付けている物件のエリアを指定して、競合物件の数や大まかな収益を予測します。これにより「そのエリアで民泊をはじめて、きちんと利益が出るかどうか」を判断できます。

分析サービスでは、常に各エリアにある物件の宿泊率、客室単価などを分析し、記録。人工知能を使うことで、「ゴースト物件」という、掲載しているだけで実際は誰も運営も宿泊もしていない民泊を省くことが可能に。本当に稼働している物件だけを集計し、正しい稼働率や収益を知ることができるのです。

実際の稼働率を知ることができれば、検討中のエリアに民泊のニーズがあるかどうかも分かるはずです。

2.競合物件の客室単価を知り、適切な宿泊料金を設定する

データ分析では、競合物件の客室料金も調べます。相場を知ることで、適切な宿泊料金を設定できます。

宿泊してもらうために安くすることは、集客に有効な手段の1つです。しかし、予約率は上がるかもしれませんが、収益率を考えないと赤字になることも。利益を確保するためにも、競合物件の相場を知った上で料金を設定することは欠かせません。

3.世界中の物件を分析したデータを日本語で閲覧し、人気の理由を知る

民泊分析サービスで閲覧できるデータの範囲は、日本だけではありません。世界中のデータが閲覧でき、人気物件の特徴を知ることができます。

人気の物件は、「アメニティを充実させて宿泊客の荷物を減らす」など、集客のために工夫をしています。レビューや部屋の様子から人気の理由を知ることで、差別化へのヒントを得ることができるはずです。人気物件の良いところを取り入れて、宿泊客のニーズを満たしましょう。

このように、民泊をスタートする前からエリアや宿泊料金を調査。計画をしっかりと立てることで、「収益が予測できない不安」を解消できます。

おすすめの民泊データ分析サービス3選

最後に、おすすめの民泊データ分析サービスを3つご紹介します。

1.世界最大手の民泊データ分析会社「AirDNA」

AirDNAは、カリフォルニアに本社があるAirbnb専門のデータ分析会社。データ分析の業界では最大手であり、2016年から日本でも利用できるようになりました。

AirDNAでは、指定エリアの物件数や客室単価を調べながら、運営計画を立てます。2014年9月から集めた世界中の物件データがあるため、時期を特定したり、時系列に沿ってデータを閲覧できます。「特定の時期のデータを見たい」「より多くのデータがほしい」という方におすすめです。

2.無料プランが利用でき、初めてでも安心「AirbDatabank」

AirbDatabankの魅力は、無料プランが利用できることです。データ分析を初めて使う人でも、安心して試すことができます。

無料プラン「フリー」では、物件数、稼働率、平均宿泊売り上げなど、有料プランと変わらないデータを閲覧できます。ただし、物件は1つしか管理できません。そこで、他にも月額5,000円の「スタンダード」と、月額20,000円の「プロ」というプランを用意。スタンダードやプロであれば、複数の物件を一緒に管理できます。

3.Airbnbに関する最新ニュースを配信「Search BnB」

Search BnBも、指定エリアの物件数から稼働率、宿泊料金まで調べることができます。それだけでなく、民泊に関する最新ニュースを配信しており、情報収集もできるサービスです。

民泊は、やっと法の整備が進みはじめた分野で、これから制度が大きく変わる可能性も十分にあります。そこで、Search BnBでは、Airbnbの公式ニュースや政府の方針など、民泊に関する最新ニュースを配信。Search BnBのユーザーは、民泊運営に関する情報を自動的に入手できます。

自分が所持する物件数や欲しい情報と照らし合わせながら、サービス会社を選びましょう。

民泊データ分析で収益を予測して、安定したスタートを

インバウンド客の増加にともなって、都内の民泊の数が増えています。さらには、宿泊事業を展開しはじめる異業種や大手企業の姿も。競合物件を調べて差別化を図らなければ、集客は難しい状況です。

民泊データ分析を使えば、世界中の物件の稼働率や宿泊料金、人気の理由を知ることができます。そして、データを元に

  • 収益性の高いエリアの選定
  • 適切な宿泊料金の設定
  • 競合物件との差別化

を行えば、大まかな収益が予想できます。収益が予想できれば、安定したスタートを着ることが可能です。

次に、民泊データ分析会社を3つご紹介しました。

  1. AirDNA
  2. AirbDatabank
  3. Search BnB

民泊の利用者は、多くがインバウンド客です。数ある物件の中から選んでもらうためにも、競合物件や訪日外国人のニーズを調べて、差別化を図りましょう。

民泊の差別化についてはリノベーションホテルのように、古い銀行や学校などを改装して個性を出す方法もあります。詳しくは「リノベーションがホテル予約の理由に。訪日客の集客に成功した、京都の事例を紹介します」をチェックしてみてください。

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