ソーシャルバイヤーを活用して、中国人インバウンド客の対策をするには?

「ソーシャルバイヤーってどんな人たちのことを指すんだろう」

と思っている方。

ソーシャルバイヤーは日本在住もしくは定期的に日本を訪れる中国人で、日本製品を本国にいる人の代わりに購入している人です。ソーシャルバイヤーにはすでに顧客がついていることが多く、彼らを集客できれば販路を広げることができます。これにより、売上アップはもちろん、安定して利益を出すことにつなげることも可能です。

とはいえ、どのようにすればソーシャルバイヤー経由で販売できるかはわかりにくいですよね。

そこで、この記事では、

  • ソーシャルバイヤーとは
  • ソーシャルバイヤーの市場規模
  • どのような商品が売れるのか
  • ソーシャルバイヤーにはどのような顧客がついているのか

を、お伝えします。

ソーシャルバイヤーの実態をつかんで、何が売れるのかを知れば、対策は難しくありません。まずはこの記事で、ソーシャルバイヤーについてざっくりと理解しましょう。

ソーシャルバイヤーとは、本国にいる人の代わりに日本製品を購入する人のこと

ソーシャルバイヤーとは、本国にいる消費者の代わりに海外の商品を購入し、転売して利益を得る人たちのことです。主に購入手数料を収益にしています。

もちろんどの国にもいますが、この記事では中国人のソーシャルバイヤーのご説明をします。ソーシャルバイヤーは学生や主婦などさまざまな年齢層の人がおり、個人で行っている場合もあれば、法人化して事業を展開している会社もあります。

また、特定の商品を爆買いして販売するパターンと、予め購入者を募ってから仕入れや販売をするパターンの2つがあります。

中国では国内の商品への信頼がなくなり、安くて高性能な日本商品の人気が高まっています。主に需要があるのは日用品などの消耗品です。消耗品を買うためにわざわざ来日するわけにもいかないので、ソーシャルバイヤーにお願いして買い物をしてもらうのです。

中国人の爆買いはソーシャルバイヤーが原因だった

ソーシャルバイヤーは、購入した製品をSNSで宣伝します。彼らのなかには10万フォロワーを超えるようなインフルエンサーもいるので、彼らがあつかう商品は中国国内で高い人気を誇ります。

ソーシャルバイヤーの投稿で日本製品のよさを知った消費者が、来日した際にその商品を買うこともあります。そして、同じ商品をリピートしたくなり、帰国後もソーシャルバイヤーを利用して買ってもらう…というサイクルができます。これが爆買いにつながっていきます。数年前に話題になった爆買いは、ソーシャルバイヤーが1つの理由だったのです。

ソーシャルバイヤーの市場規模は19兆円

ソーシャルバイヤーの市場規模は19兆円を超えています。購入者数は3600万人にものぼり、市場の大きさがわかります。ソーシャルバイヤーにプロモーションできれば、売上を伸ばすことができます。特に小売店や商業施設は、対策することをおすすめします。

出典:Yearender: China’s multi-billion-dollar “haitao” splurge

それでは、具体的にどんな商品が人気なのでしょうか。ソーシャルバイヤーを利用する客層とあわせて確認しましょう。

ソーシャルバイヤーを利用するのは既婚子持ちがほとんど

ソーシャルバイヤーを利用して日本商品を買うのは、既婚で子持ちの方が72%という調査結果が出ています。年収も高めで、共働きの世帯が多いこともわかっています。

出典:The Path to Purchase: A One-Stop Guide to China’s Haitao Shoppers

彼らは子供のために安全で高品質な商品を求めていますが子育てと仕事で忙しく、海外に行く時間がありません。そこで、ソーシャルバイヤーを利用して日本の商品を購入しているのです。

彼らが主に欲しがっているのは

  • 子供服
  • オムツ
  • 化粧品
  • 家電製品

などです。

ソーシャルバイヤーをターゲットにする場合、これらの商品をおすすめすると売上を伸ばすことができます。彼らが求めているのは、安全で信頼できる製品です。

ここまでで、ソーシャルバイヤーの概要をご説明しました。

ソーシャルバイヤーを活用したインバウンド対策

ここからは、ソーシャルバイヤーを活用するメリットと、彼らにアプローチする方法をご紹介します。

ソーシャルバイヤーを活用すれば、中国市場に販売を拡大できる

中国人が買い物をするときに重要なのは、「口コミ」です。友人や信頼できる人物からの口コミで、商品を購入するか判断します。ソーシャルバイヤーは利用者の信頼を得て活動しているので、彼らに商品を紹介してもらえれば中国に販路を拡大できます。

中国へのインバウンドプロモーションに力を入れている企業や小売店は、ソーシャルバイヤーに協力してもらえばうまくいく可能性が高まります。彼らが中国本国で商品を宣伝するのは、大きな効果を持っているからです。プロモーションのためのコストも削減でき、効率的に販路を広げることができます。

ソーシャルバイヤー経由で販売すれば、輸出の手続きを省ける

ソーシャルバイヤーを活用するメリットの1つに、輸出の手間が省けることがあげられます。海外に商品を送るとき、面倒なのは輸出の手続きです。輸出のためには船積み依頼書や輸出申告書を作成するなど、たくさんの手続きがあります。

ソーシャルバイヤーに商品を販売すれば、これらの手続きは彼らがしてくれます。国内販売をするのと同じ手順なので、メーカーや卸会社が手続きをする必要がありません。

ソーシャルバイヤーと連絡をとるには、SNSの利用がおすすめ

「ソーシャルバイヤーが重要なのはわかったけど、どうやって連絡をとればいいの?」

そう思われた方も多いと思います。

ソーシャルバイヤーと連絡をとるのに有効なのは、SNSです。彼らはSNSで商品を宣伝し、消費者と連絡をとっています。ここでは、主に使われているSNSと、その利用法を解説します。

微博(weibo、ウェイボー)

微博(weibo、ウェイボー)は中国でも人気のSNSで、ツイッターとフェイスブックを組みあわせたようなサービスです。ソーシャルバイヤーも利用していることが多く、彼らは微博で商品の宣伝をしています。消費者はそれを見て、買うかどうかを判断します。

ソーシャルバイヤーと連絡をとるなら、微博に公式アカウントを開設しておきましょう。そこであなたの企業や店舗の発信活動をすれば、ソーシャルバイヤーの目にとまる可能性があります。直接メッセージを送れば、より簡単に接触できます。

ソーシャルバイヤーと連絡をとるときに限らず、SNSを活用してインバウンド客の対策をすることは有効です。現地の人がどんなことに興味を持っているのかを調べたり、日本の観光地や利用したお店の口コミを見たりすることができます。ターゲットとなる人々の声を知ることができるので、インバウンド客のマーケティングにはぜひ利用しましょう。

ソーシャルバイヤーを活用して、店舗の売上アップを狙おう!

インバウンド客の対策をするうえで重要な、ソーシャルバイヤーの解説をしてきました。

ソーシャルバイヤーに商品を販売できれば、

  • 販路を拡大できる
  • 輸出の手間が省ける

といったメリットがあります。彼らと連絡をとるには、SNSを利用すると便利なこともお伝えしました。

ソーシャルバイヤーを活用して、さらなるインバウンド対策をしましょう!

ソーシャルバイヤーだけでなく、越境ECでも日本製品は人気です。その理由が気になる方は「越境ECで日本製品をリピート購入した中国人は40%!リピート購入する理由とは一体何?」をご一読ください。

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