Weiboのインフルエンサーを活用して訪日マエ中国人にPRしてみませんか? Weiboのインフルエンサーを活用して訪日マエ中国人にPRしてみませんか?
  • ノウハウ
  • この記事は約5分で読めます

中国の越境ECサイトで規制が緩和!4つの変更点と今後の対策を解説します

「中国の越境ECサイトに変更点があったみたいだけれど、詳しく知りたいな」

と感じている方。

中国の越境ECサイトにおいて、2019年1月より以下の点が変更になりました。

  1. 輸入許可証などの提出を引き続き延長する
  2. 1回あたりと年間の取引限度額を引き上げる
  3. 越境ECサイトで販売できる商品を増やす
  4. 越境EC総合試験区を拡大する

今回の変更によって日本企業は越境ECサイトに出品しやすくなり、さらなる売上も期待できます。

とはいえ、具体的な変更内容やこれから何をすればいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • 中国の越境ECサイトにおける4つの変更点
  • 中国で越境ECサイトが盛り上がる理由
  • 越境ECサイトへの出品に必要な対策

を紹介します。

「いきなり越境ECサイトに出品するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは規制緩和の内容について、ざっくりと理解しましょう!

中国の越境ECサイトで緩和された4つの規制【2019年1月施行】

越境ECサイトにおける変化として、

  1. 輸入許可証などの提出を引き続き延長する
  2. 1回あたりと年間の取引限度額を引き上げる
  3. 越境ECサイトで販売できる商品を増やす
  4. 越境EC総合試験区を拡大する

の4つを解説します。

規制緩和1:輸入許可証などの提出を引き続き延長

1つ目は「通関証明書や輸入許可証などの提出義務について、引き続き猶予期間が設けられたこと」です。

中国に商品を輸出するとき、一部の商品に対して「通関証明書」や「輸入許可証」の提出が求められていました。しかし書類の提出や登録、届出は実務のうえで難しく、混乱が生じていたのです。

そこで2016年4月より「越境EC新制度」として、必要な書類の提出義務に猶予期間が設けられています。そして猶予期限は、2018年末までとなっていました。

しかし今回の延長で、猶予期間がさらに伸びています。はっきりとした期限は未定です。

しばらくは書類の提出が必要ないまま、今までと同じ管理体制で商品を届けることができます。

通関証明書の提出が猶予される商品一覧

ちなみに、書類の提出が義務付けられる予定だった商品は以下の通りです。

  • 化粧品
  • 幼児用粉ミルク
  • 医療機器
  • 特殊食品

今後必要になる可能性もありますので、該当する企業様は注意してください。

規制緩和2:限度額の引き上げ

2つ目は「越境ECにおける小売輸入商品の取引限度額を引き上げたこと」です。

もともと制限のあった越境ECサイトでの取引金額が、以下のように変更されています。

変更前 変更後
1回あたりの取引額 2,000元(約3万2,000円) 5,000元(約8万円)
年間の取引上限額 2万元(約32万円) 2万6,000元(約41万6,000円)

限度額の引き上げによって、一度に取引できる金額は大幅にアップします。変更によって、売上が伸びる可能性も少なくありません。

規制緩和3:越境ECサイトで販売できる商品の増加

3つ目は「越境ECサイトで販売できる商品ジャンルの増加」です。

2019年1月、越境EC税制の適用対象となる品目リストが更新されました。

そして施行後、以下の商品が越境ECサイトで販売できるようになっています。

【食品や日用品】

  • 漢方薬酒
  • 乳製品
  • 酒類
  • 水産品
  • 衣類
  • ホチキス

【電化製品や家電】

  • 木質活性炭
  • ゲーム機
  • 顕微鏡
  • 双眼鏡
  • 天体望遠鏡
  • 懐中電灯
  • 電気アイロン
  • CD-ROMドライブ

更新にともなって、今までの適用対象品目リストは廃止されました。

規制緩和4:越境EC総合試験区の拡大

4つ目は「越境EC総合試験区が拡大されたこと」です。試験区の拡大は2018年8月に決定していました。

もともと中国では、上海や天津など15都市が「越境EC総合試験区」に指定されています。

そして今回の変更にともなって、北京や福建省アモイ市、湖南省長沙市なども越境EC総合試験区として追加されました。

試験区が合計35ヶ所に増えたことで、越境ECサイトの利用者の増加も期待できます。

ここまで2019年1月までに施行された、越境ECサイトに関する変更点を解説しました。この規制緩和にはさまざまな背景があります。次でお伝えしますね。

越境ECサイトに関する規制が緩和された背景は「中国経済の成長」

ここからは、越境ECサイトにおける規制緩和の背景を、

  • 中国国内での越境ECサイトの人気ぶり
  • 越境ECサイトが使用できないときのダメージ

の観点から解説します。

中国における越境ECサイトの盛り上がり

今回の越境ECサイトにおける規制緩和の背景には「中国経済に越境ECサイトの存在が大きな影響を与えていること」があります。

というのも、産経省が中国の越境EC市場についてまとめたデータを見てみると、以下の結果が報告されています。

【中国の越境ECサイト(BtoC)】

  • 総市場規模:2兆7,556億円
  • 米国経由の市場規模:1兆4,578億円(28.2%)
  • 日本経由の市場規模:1兆2,978億円(25.2%)

比較として、日本における越境ECサイトの規模も見てみましょう。

【日本の越境ECサイト(BtoC)】

  • 総市場規模:2,570億円
  • 米国経由の市場規模:2,327億円(7.2%)
  • 日本経由の市場規模:243億円(7.3%)

出典:経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

日本に対して中国では、越境ECサイトの利用が多いですよね。特に訪日客にとっては「日本製品を国内でも購入できる」と好評です。

欲しいものが気軽に購入できることから、越境ECサイトが買い物の主流となりつつあります。

越境ECサイトでの規制が増えると、中国経済に影響が出る可能性もある

中国では、越境ECサイトに関連したセールやイベントも少なくありません。例えば毎年11月にある「W11シングルデイ(独身の日)」では、1日の売上が1,682億元(約2兆8,777億円)を記録するほどです。

越境ECサイトへの出品に規制があると、大きな売上を失う可能性も少なくありません。日本企業だけでなく、中国企業にとっても損害につながります。

そのため中国では越境ECサイトに関する規制を緩和したり、制度を整えたりしているのではないかと予想されます。

ここまで越境ECサイトの規制緩和がすすむ背景について解説しました。

日本企業にとってはチャンスに思いますが、注意点もいくつかあります。次で詳しく見ていきましょう。

中国における越境ECサイトの規制緩和で求められる2つのこと

最後に、越境ECサイトへの出品で必要なこととして、

  • 保障システムの用意
  • 未入金への対応

の2つを解説しますね。

対策1:返品やクレームなど保障システムの用意

1つ目は「返品やクレームが起きたときのために保障システムを用意すること」です。

中国人は買い物をするとき、口コミを重視する傾向にあります。自国の政府や商品への信頼が薄く、商品が偽物であることも多いためです。

不良品や返品から悪い口コミが広まることで、企業のイメージダウンにつながることも少なくありません。イメージ回復に時間がかかり、しばらく売上が見込めなくなる可能性もあります。

クレームや返品の発生に備えるには、カスタマーセンターの用意がおすすめです。特に中国語のできる人材によってお客さまの要望にスムーズに対応した結果、返品をくい止めることも。

定期的な売上や利益の確保につながります。

対策2:未入金への対応

2つ目は「未入金が発生したときの対応」です。

日本ではECサイトを通して商品を購入するとき、多くの人がクレジットカードを利用するかと思います。しかし海外では「不正利用の可能性がある」などの理由から、クレジットカードを積極的に利用する人はあまり多くありません。

特に中国では、クレジットカードよりも「Alipay」などのキャッシュレス決済が主流となっています。

中国人向けに越境ECサイトで商品を販売する場合、キャッシュレスへの対応は欠かせません。

Alipayについて、詳しくは「Alipay(アリペイ)とは?中国からのインバウンド集客に必要なモバイル決済について解説」をご一読ください。

越境ECサイトの規制緩和にあわせて、中国で自社商品を広めよう

今回は、中国の越境ECサイトにおける規制緩和について解説しました。

おさらいすると、中国の越境ECサイトでは2019年1月より、以下の変化があらわれています。

  1. 輸入許可証などの提出を引き続き延長する
  2. 1回あたりと年間の取引限度額を引き上げる
  3. 越境ECサイトで販売できる商品を増やす
  4. 越境EC総合試験区を拡大する

そしてこれから越境ECサイトに出品する企業様は、以下のことを心がけてみてください。

  • 保障システムを用意する
  • 未入金が発生しにくい決済方法を扱う

また越境ECサイトには、制作においてもさまざまな課題があります。

詳しくは「海外向け越境ECサイト制作での5つの課題と解決策。インバウンド消費の促進効果あり」をご一読ください。

PR:店舗・施設の情報を訪日外国人にPRしてみませんか?

訪日外国人 PR

ANAグループ媒体とWeiboから訪日客にリーチさせ、旅マエ、旅ナカのインバウンドプロモーションをサポート!

関連記事

  1. 大阪市のお好み焼き屋・ちとせから学ぶ、インバウンド客が来店したくなる5つの対応

  2. 注目すべき「インバウンド婚」とは?外国人に人気のあるウェディングプランを紹介します

  3. 入管法改正が2019年4月から施行!インバウンド事業者が押さえたいポイントをわかりやすく解説

  4. 外国人観光客が増加する日本。インバウンドの急増によるデメリットと対策事例を徹底解説!

  5. 2020年東京オリンピックの対策はもう大丈夫?国の対策からインバウンド事業者に必要な対策まで徹底解説…

  6. インバウンドのおもてなしに役立つ音声翻訳デバイス。選び方のポイントやおすすめデバイスまで徹底解説!

  7. 動画を使ったインバウンド対策の事例3つ。日本旅行に興味を持つきっかけを作るコツとは?

  8. 中国のセール日「W11シングルデイ」とは?日本へのインバウンド効果からプロモーション手法まで徹底解説…

PR:地域創生プロジェクト



PR:AIどこでもWi-Fi.mag



メールマガジン



PR


インバウンド資料ダウンロード



アーカイブ

人気記事ランキング

おすすめ記事

PAGE TOP