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中国ではグレートファイアウォールの影響で主要Webサービスが使用不可。効果的な中国人向けインバウンドプロモーションの事例を紹介します

「中国国内でのインバウンドプロモーションは何に気をつければ良いのかな…」

と思っている方。

中国では世界各国で浸透している主要なWebサービスが使用できません。なぜなら中国政府が「グレートファイアウォール」と呼ばれるシステムを使い、厳しい検閲と利用制限をしているからです。

必然的に、中国国内でのプロモーションは、中国独自で発達したSNSや動画サイトを活用することになります。

とはいえ、具体的な活用事例はなかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • 中国のネット世界を制限している「グレートファイアウォール」の概要
  • 中国版SNSや動画サイトを活用したインバウンド対策事例3選

の順に紹介します。

「いきなり中国版SNSや動画サイトを活用するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは今回の記事で、中国のネット事情と関係するインバウンド対策について、ざっくりと理解しましょう!

中国のネット世界を制限している「グレートファイアウォール」の概要

中国では「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれる検閲システムにより、インターネット通信に対して厳しい規制がされています。

ここでは、

  • グレートファイアウォールの特徴
  • グレートファイアウォールの影響で使用できないWebサービス
  • 「VPN」でグレートファイアウォールの規制を回避

の順に紹介します。

グレートファイアウォールの特徴

グレートファイアウォールは、1993年に発表された国家プロジェクトの1つで、1999年から段階的に導入されました。

中国全土が対象になっており、サイバー警察やAIにより24時間体制で監視されています。ただし、「香港」と「マカオ」は特別行政区として自治権があるため規制の対象外です。

グレートファイアウォールが設置された最大の目的は、政府にとって不利益な情報をシャットアウトするためと言われています。これにより、政権や政治家に対する批判的な言論を規制することで、現在の体制を維持するのが狙いです。

グレートファイアウォールの影響で使用できないWebサービス

グレートファイアウォールにより使用できないWebサービスおよびSNSは以下のとおりです。

【中国で使用できない主なWebサービスおよびSNS一覧】

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • YouTube
  • Google
  • Dropbox

中国では、日本や欧米で当たり前のように使われているサービスが一切使用できません。特に2010年にGoogleが撤退した際には、大きな話題になりました。

世界的に主要なWebサービスを排除した一方で、

  • Weibo(微博)
  • WeChat(微信)
  • Baidu(百度)
  • Youku(优酷)

など独自のサービスが台頭し、中国国内のIT産業は急激に成長しています。

「VPN」でグレートファイアウォールの規制を回避

出張や旅行で中国を訪れる外国人にとって、母国と同じネット環境が利用できないのは不便ですよね。グレートファイアウォールは世界トップクラスのセキュリティシステムの1つですが、「VPN」を利用すれば回避可能です。

VPNとはVirtual Private Networkの略で、「仮想的に構築された専用回線」を意味します。一般的には、開かれた公共ネットワークを安全に利用するためのツールです。

VPNを利用することで、中国国外に設置されているサーバーにアクセスできるので、グレートファイアウォールの規制を回避できます。

しかし中国政府はVPNを利用した規制回避を把握しており、VPNのライセンス方式を導入しました。VPNに対する認可の条件は厳しくなりつつあり、近い将来全てのVPNサービスが排除される可能性があります。

厳しいネット制限がされている中国ですが、日本のインバウンド業界にとって中国の存在は無視できないため、中国に向けた独自の対策が必要です。次で解説しますね。

中国版SNSを活用したインバウンド対策事例3選

グレートファイアウォールの厳しい制限により、中国では独自のWebサービスがいくつも発達しました。そのほとんどが中国人にしか利用されていませんが、ユーザー数は世界最大級を誇ります。

したがって、中国版SNSをうまく活用することで、巨大なインバウンド需要へのアプローチが可能です。ここでは中国版SNSを使ったインバウンド対策事例を3つ紹介します。

事例1. Weibo(微博)を活用し認知度のアップに成功した「ドン・キホーテ」

1つ目の事例は、大手ディスカウントストアチェーンの「ドン・キホーテ」です。

ドン・キホーテでは、Weibo(微博)に公式アカウントを作成し、中国全土に向けたプロモーションを実施しています。WeiboはTwitterに似た機能を持つSNSで、ユーザー数は2018年に7億人を超えました。

Weiboの特徴は、Twitterと同様に拡散力が強く、旬な情報を得られることです。

ドン・キホーテはWeibo上で、

  • 化粧品
  • 医薬品
  • 電化製品

など、中国人に関心の高いカテゴリーを中心としたPRを実施しています。

商品の宣伝以外にも、アニメや芸能ニュースなどの日本の文化についても積極的に投稿し、フォロワーとのコミュニケーションの場を生むことに成功しました。

こうしたアプローチにより知名度が上がり、ドン・キホーテは2019年6月現在57ヵ月連続でインバウンド販売高の増収を記録しています。

出典:株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「2019年6月期 決算業績説明資料」https://ppi-hd.co.jp/ir/library/earnings/pdf/PPIH_FY2019_Q4_Presentation_J.pdf

事例2. WeChatのKOLを起用した広告が話題の「ユニクロ」

2つ目の事例は、大手衣料チェーンの「ユニクロ」です。

ユニクロでは、中国版SNSのWeChat上で、「KOL」を起用した広告を展開しています。KOLとは、Key Opinion Leader(キーオピニオンリーダー)の略で、インフルエンサーと似た意味で使われている言葉です。

ユニクロは、ライフスタイルやファッションに関して圧倒的な影響力を持つKOLを広告塔に起用。中国の若者に特化したプロモーションを実施しました。2018年の「独身の日」セールでは、1日で17億円相当の売り上げを記録しています。

独身の日セールとは、毎年11月11日に行われる中国最大のインターネットセールです。

独身の日について、詳しくは「中国のセール日「W11シングルデイ」とは?日本へのインバウンド効果からプロモーション手法まで徹底解説」をご一読ください。

事例3. 中国人に人気の 木村拓哉がPRする動画を作成した「そごう・西武百貨店」

3つ目の事例は、木村拓哉を起用して中国人向けのPR動画を作成した「そごう・西武百貨店」です。

そごう・西武百貨店は、中国でも絶大な知名度と人気を誇る「元SMAPの木村拓哉」をイメージキャラクターに採用したPR動画を作成しました。

この動画は、

  • Weibo(微博)
  • Youku(优酷)
  • iQiyi(愛奇藝)

など中国の主要動画サイトで公開。

木村拓哉の起用以外にも、

  • 中国人に人気の高い化粧品売り場で撮影されたこと
  • タイトルや字幕を中国語で表示したこと

が大きな反響を呼びました。

中国の動画サイト活用事例について、詳しくは「中国の動画サイト活用事例3つ。プロモーションのポイントも解説します」をご一読ください。

中国国内でのインバウンドプロモーションはグレートファイアウォールの影響を回避するために、中国版SNSを活用しよう!

今回は、中国におけるインターネット検閲システム「グレートファイアウォール」と、インバウンド対策事例を紹介しました。

おさらいしますと、中国ではグレートファイアウォールと呼ばれるシステムによりインターネット利用が厳しく規制・検閲されています。その影響により、世界でよく使われているWebサービスが使用できません。

そのため中国国内に向けたインバウンドプロモーションには、中国で独自に発達したSNSやWebサービスを活用することが重要です。

まずは今回紹介した対策事例を参考に、中国版SNS上で公式アカウントを作成することから検討してみてください。

インバウンド市場における訪日中国人の最新情報については、「中国人の訪日客数が単月100万人超え!インバウンド市場を牽引する中国とアジアの最新事情を紹介」をご一読ください。

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