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JTB総研、白山市でのインバウンド向けツアーを企画。日本の暮らしを体験したい訪日客のニーズに応える

 旅行大手JTBの研究機関であるJTB総合研究所は、インバウンドを石川県白山市に誘致するための新たなツアー企画を打ち出しました。

 この企画では、主に地域に伝わる伝統的な生活体験など2つのプランを用意。同研究所は「暮らし」をテーマにした観光地巡りと宿泊体験で、白山市の魅力を海外に広めることが目的です。

白山麓での宿泊プランや鶴来地域を巡る観光プランを用意

 JTB総研によると、近年の訪日客は日本人のありのままの生活を体験してみたいというニーズが増えている傾向です。

 例えば一般家庭を宿泊施設として利用できる「民泊」では、和食や畳の部屋、ふとんで就寝するなど日本ならではの生活を体験できます。こうしたアットホームな雰囲気を体験できることが、訪日客の人気を集めているのです。

 そしてJTB総研は市内に訪れる観光客の旅行ニーズを調べるため、昨年夏からモニターツアーや英語ガイドの育成などをしてきました。具体的にはイギリスやオーストラリアのブロガーを招き、白山比咩神社でのみそぎや鳥越地区でのそば打ち体験などを提供しています。

 今回のツアー企画は、それらの試みを参考に2つのプランを用意。白山麓に滞在する「スノーステイパッケージ」では、

  • 地域に伝わる雪上歩行具を使ったトレッキング体験
  • 古民家を訪ね、地域住民との交流を図る

などのイベントを組み込みます。このプランを販売するのは、白山市木滑の旅行会社「ホワイトリング」です。

 日帰りで鶴来地域を巡る「鶴来・松任エリアパッケージ」では、白山比咩神社でのみそぎ体験などを提供。プランは白山市観光連盟が販売します。

 これらのツアー企画は、観光庁が推し進める訪日グローバルキャンペーンの一環です。

 同キャンペーンでは、海外旅行には頻繁に行くが日本を旅行先として認知・意識していない訪日客などがターゲット。目的は地方運輸局とDMOなどが連携して新たな滞在型コンテンツを創出し、地方部をはじめとした全国各地の旅行消費を増大することです。

 今回の試みでは、北陸信越運輸局がJTB総研にツアーの企画を委託しています。

 訪日客の求めるものは、モノ消費よりもコト消費の需要が高まっていったように年々変化していきます。企業や自治体などは今後も目まぐるしく変わる訪日客のニーズに合わせて、地域の特色を活かしたインバウンド施策などを打ち出すことが重要です。

地域ならではの体験を提供できるグリーンツーリズムについて詳しく知りたい方は「グリーンツーリズムとは?農村や漁村が地元独自の体験を提供することで、活性化につながる」をご一読ください。

参考:https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20200223/CK2020022302000041.html

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