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【インバウンド担当者向け】クラウディングアウトとは?意味や対策などわかりやすく解説します

「クラウディングアウトって何だろう…」

と感じているインバウンド担当者の方。

インバウンド業界におけるクラウディングアウトとは、国際的な大型イベントの開催によって旅行者が減少してしまうことです。金融市場で使われることが多い言葉ですが、インバウンド業界でも使われています。

実は2020年の東京オリンピックで、旅費の高騰や混雑による地方のクラウディングアウトが心配されています。

オリンピックまでに、訪日外国人を集客し続ける対策を考えることが必要です。

とはいえ、クラウディングアウトにどのような対策が必要なのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • クラウディングアウトとは?意味や原因、影響などを解説
  • オリンピックでクラウディングアウトが起こる?その理由とは
  • クラウディングアウトにそなえて必要な対策3つ

を紹介します。

「いきなり対策に取り組むのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはクラウディングアウトについて、ざっくりと理解しましょう!

クラウディングアウトとは?意味や原因、影響などを解説

クラウディングアウトとは、もともと金融用語で「政府が国債を発行したことによって民間企業の資金調達や事業が圧迫されてしまう現象」です。

原因は主に、公共事業のための税制政策として一時的に国債を発行し、利子が上昇することです。次で詳しく解説しますね。

クラウディングアウトが起こる理由は「政府の金融政策」

クラウディングアウトが起こる理由は、先ほどお伝えした「政府が国債によって資金を借り入れて、大きな借金を作ること」です。

例えば日本政府が、公共投資に取り組むとしましょう。そのために国債を発行すると、銀行は政府にお金を渡します。

すると銀行のお金が一時的に減少するので、民間企業などが資金調達を申し出ても貸し付けできません。もしくは金利を高くして提供するなど、今までのような資金提供は難しくなります。

民間企業はなかなか資金を調達できない、限られた資金を調達するために高金利で借りることも。また設備投資などもできず、思うように事業を進めることができなくなります。

その結果、社員の減給やリストラ、倒産などが発生しやすくなり、景気が悪くなることがあります。これがクラウディングアウトの流れです。

ここまでクラウディングアウトについて解説しました。

次はインバウンド業界におけるクラウディングアウトについて、詳しくお伝えしますね。

オリンピックでクラウディングアウトが起こる?その理由とは

インバウンド業界におけるクラウディングアウトとは、「国際的な大型イベントの開催によって旅行者が減少してしまうこと」です。

例えばオリンピックなど国際的なイベントでは、観戦を目的に多くの人が世界中から訪れますよね。その場合、航空券や宿泊施設など旅費は高くなることが多く、街中も混雑します。

旅費の高騰や混雑を避けるために、オリンピック観戦を目的としない外国人は開催年の旅行を控えることが少なくありません。

スムーズに旅行するために、開催年の前後の方がインバウンド客の数は多くなる傾向があります。

ロンドン五輪でもクラウディングアウトが発生

実際に2012年のロンドンオリンピックでも、クラウディングアウトが起こりました。オリンピック前後の訪英外国人の数は、以下のように変化しています。

【ロンドンオリンピック前後の訪英外国人の数】

  • 2010年:約1,470万6,000人(前年比+3.5%)
  • 2011年:約1,528万9,000人(前年比+4.0%)
  • 2012年:約1,546万1,000人(前年比+1.1%)
  • 2013年:約1,681万1,000人(前年比+8.7%)
  • 2014年:約1,740万4,000人(前年比+3.5%)

出典:東京の観光振興を考える有識者会議「東京2020大会と大会後を見据えた施策展開」
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/plan/tourism/presentation_190710.pdf

減少はしていませんが、オリンピック開催年である2012年はそれほど観光客が増えていません。

むしろ訪英外国人の数は、オリンピックが終わった2013年の方が多くなっています。

東京オリンピックによるクラウディングアウトで考えられる影響

2020年の東京オリンピックでもクラウディングアウトが心配され、特に「海外からの旅行者が東京に集中して地方を訪れる人が減少する」といわれています。

東京はオリンピックを目的とした外国人が増えるので、観光客の数そのものが減ることはなかなかありません。また初めて日本を旅行する人も多く、その場合は東京など首都圏を中心に観光します。

しかしオリンピックに興味のない外国人は、混雑する時期の旅行を避けることが多いです。特に地方はリピーターが多いですが、この時期は旅費の高騰などもあり、地方でも訪日旅行を控えることが少なくありません。

その結果、地方都市はインバウンド客が減少する可能性があるのです。

ここまでインバウンド業界のクラウディングアウトについて解説しました。

2020年の東京オリンピックでもクラウディングアウトが心配されますが、いくつか対策があります。次で詳しく紹介します。

クラウディングアウトにそなえて必要な対策3つ

ここからはオリンピックのクラウディングアウト対策として、

  • 2020年限定のプログラムやキャンペーンを作る
  • リピーターに向けて地方都市の魅力を伝える
  • オリンピック前後の旅行を提案する

の3つを解説しますね。

対策1:2020年限定のプログラムやキャンペーンを作る

1つ目は「2020年限定のプログラムやキャンペーンを作る」です。

オリンピック観戦を目的としない外国人は日本に興味のある人が多いため、「開催年に目的があれば訪問する可能性がある」といえます。

そのため、日本に興味のある外国人に向けて「どうしても2020年に日本に行かなければいけない!」と思えるプログラムやキャンペーンを提供しましょう。

例えば、

  • 文化財の特別観覧
  • 2020年限定のイベント
  • 宿泊料金の割引

などです。

実際に日本政府観光局(JNTO)は、観光団体などに2020年限定のプログラムやキャンペーンを検討してほしいと呼びかけています。

地域や施設でキャンペーンを提供できないか、一度考えてみてください。

対策2:リピーターに向けて地方都市の魅力を伝える

2つ目は「リピーターに向けて地方都市の魅力を伝える」です。

何度も日本を訪れているリピーターはすでに東京を訪れていることが多く、オリンピックで混雑する時期にわざわざ東京を訪問しないと予想されます。

その場合は、地方都市の新たな魅力をアピールすることで旅行を呼びかけましょう。

特に中国や韓国、台湾、香港など東アジアからの訪日外国人は、日本が好きなリピーターが多いです。メディアなどを通して地方の新たな魅力をアピールすれば、訪日旅行を計画する可能性は高いです。

また先ほど紹介したキャンペーンなどもあわせて提供すれば、集客が期待できます。

アジア人向けのメディアについて、詳しくは「【アジア圏向け】旅マエメディア12個のまとめ。ターゲットごとに使い分けてさらなる集客を」をご一読ください。

対策3:オリンピック前後の旅行を提案する

3つ目は「オリンピック前後の旅行を提案する」です。

混雑を心配する外国人は、人が多くない他のシーズンを提案することで訪日旅行を計画することがあります。

オリンピック前後の時期は旅行しやすいことを伝えて、集客につなげましょう。その場合は、各国の休暇がわかる「インバウンドカレンダー」を活用するのがおすすめです。

最新の東アジア圏のインバウンドカレンダーについて、詳しくは「2020年のインバウンドカレンダー。特に重要な「東アジア」へのプロモーションについて解説」をご一読ください。

クラウディングアウトは対策によって訪日外国人の減少をおさえられる

今回はクラウディングアウトについて解説しました。

おさらいすると、インバウンド業界におけるクラウディングアウトとは、国際的な大型イベントの開催によって旅行者が減少してしまうこと。旅費の高騰や混雑を避ける人も多いことから、結果的にインバウンド客の数が増えにくくなります。

2020年の東京オリンピックにおける対策として、以下の3つをお伝えしました。

  • 2020年限定のプログラムやキャンペーンを作る
  • リピーターに向けて地方都市の魅力を伝える
  • オリンピック前後の旅行を提案する

リピーターに向けた地方のアピールや旅行シーズンの提案など、対策によって訪日外国人の減少は防ぐことが可能です。

また長期滞在の傾向がある欧米豪からのインバウンド客を集客すれば、地方都市の消費額アップなども期待できます。

欧米豪のインバウンドカレンダーについて、詳しくは「期待が集まる「欧米豪」市場。気になる2020年のインバウンドカレンダーをチェック!」をご一読ください。

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