【2018年版】ウェルネストラベルとは?観光×健康でインバウンド獲得のチャンス!

「ウェルネストラベルって何だろう?」

と思っている方。

ウェルネストラベルは、観光と健康を掛け合わせた新しい旅行のスタイルです。健康志向の高まりから、年々利用者が増えています。

とはいえ、なぜそこまで注目を浴びているのかわかりづらいですよね。

そこでこの記事では、

  • ウェルネストラベルとは
  • ウェルネストラベルのニーズが高まっている理由は「ミレニアル世代の意識変化」
  • 国をあげて観光×健康を加速「ヘルスツーリズム認証制度」

の順にお伝えします。

あまり聞かない言葉なので難しく感じますが、概要を押さえることは難しくありません。

まずはこの記事でウェルネストラベルについて知りましょう!

ウェルネストラベルとは

ウェルネストラベルとは、旅先での食事やアクティビティを通して心と体の健康を保ち、より豊かな人生を送るための旅のことです。

具体的には、

  • 健康食
  • ヨガ
  • 瞑想
  • フィットネス
  • 温泉

などを体験できる旅行が、ウェルネストラベルとして知られています。

ウェルネストラベルは同じ意味で「ウェルネスツーリズム」とも呼ばれており、健康に関する調査を行っている非営利団体「Global Wellness Institute(GWI)」は、2015年に世界で6億9,000万人の人々がウェルネスツーリズムに参加したと発表しました。

これは全世界の旅行収入のうち15.6%を占めていることになり、一般のツーリストに比べて旅行の支出額は159%ほど高いです。

また、経済波及効果は1.5兆ドル(約1兆3,336億円)とかなり大きく、雇用効果は3,280万人分に相当することが試算されています。

ウェルネスツーリズムにおける2016年の世界市場は4,890億ドル(約55兆円)でしたが、2017年末までに6,790億ドル(約77兆円)に成長するとの予測です。

ウェルネストラベルのニーズが高まっている理由については次でお伝えしますね。

出典:Global Wellness Institute「Global Wellness Economy Monitor Press Release」

ウェルネストラベルのニーズが高まっている理由は「ミレニアル世代の意識変化」

ウェルネストラベルに対する興味・関心が高まっている背景には、高齢化がもちろんありますが、注目すべきは「ミレニアル世代の意識変化」です。

ミレニアル世代とは1980年代~2000年代初頭までに生まれた10代~30代の若い世代を指しますが、親にあたるベビーブーマー世代とは健康観において違いがあります。

米国の保険会社「aetna(エトナ)」による2013年の調査では、ミレニアル世代とベビーブーマー世代の健康観において以下の違いが確認されました。

  • ベビーブーマー世代の健康観:病気にならず、身長と体重のバランスを保つこと
  • ミレニアル世代の健康観:病気にならないだけではなく、食事や運動にも気をつけること

ベビーブーマー世代に比べて、ミレニアル世代は健康に対して積極的にお金や時間を投資しようとする考えが見られます。

ミレニアル世代は「自分の健康は自分で管理したい」という意識が高く、結果としてウェルネストラベルに対する興味・関心が高まっているのです。

出典:aetna「Genetic Testing」

「健康」「旅行」に対する関心の高まり:じゃらんの調査結果

日本の大手宿泊予約サイト「じゃらん」は2017年、サイト利用者に対して「以前に比べて興味・関心が高まっていること」をアンケート調査しました。結果は、

  1. 健康・リラックス:62.8%
  2. 旅行:61.8%

と「健康・リラックス」に次いで「旅行」に興味・関心が持たれています。

健康のために時間やお金を投資したいと考えている人は6割を超え、健康に対する1ヶ月の平均投資額は3,541円です。

また、今後投資しても良いと思う金額は、現在投資している金額から855円増えて4,396円の結果となりました。

出典:じゃらん「【旅行トレンド発表】ヨガ、現代湯治、ヴィーガン…2018年は「へるしい旅」へ!」

次は、このような健康への興味・関心の高まりに国が対応した「ヘルスツーリズム認証制度」についてお伝えします。

国をあげて観光×健康を加速「ヘルスツーリズム認証制度」

経済産業省は、2017年4月に「アクションプラン2017」を実施。人々の健康を維持・増進させるための「ヘルスケア産業」についての話し合いを行いました。

ヘルスケア産業は、健康に対するさまざまな期待が⾼まっていることから市場や雇⽤の創出が⾒込まれる分野と位置づけられています。

ヘルスケア産業の中でも主要なのが「ヘルスツーリズム」です。

政府はヘルスツーリズムを広げるために、ヘルスツーリズム認証制度を2018年から施行します。この認証制度の目的は、

  • ヘルスツーリズムの品質を高める
  • 認証を与えて可視化し、消費者へPRしやすくする

ことです。

認証の審査は、

  1. プログラム
  2. 事業運営のしくみ・体制
  3. 実施結果

の3つを対象としています。

1. プログラム

プログラムに対しての審査は、

  • プログラム構成と提供手順(プロモーション~契約~実施まで)
  • プログラム開発に関する記録

について確認します。

ここでは、プログラムが時間区分ごとに要件を満たして提供されているかどうか、プログラム開発者の力量やリスクへの評価・対応策を検討して開発されているかどうかがポイントです。

2. 事業運営のしくみ・体制

事業運営のしくみ・体制に対しての審査は、

  • 事業をおこなう上での構成、業務分担
  • 事業を管理するための計画
  • 人やモノなど資源の運用や管理のしくみ
  • リスク対応のしくみ
  • PDCAによる改善のしくみ
  • 提供中のモニタリングのしくみ

について確認します。ここでは実際の運営をイメージし、準備や用意を十分に整えておくことが大事です。

3. 実施結果

実施結果についての審査は、

  • プログラムの実績(開催数、参加者等)
  • 運営に関する記録

について確認します。運営に関する記録では、プログラム実施中の不具合や、苦情の発生などの情報も必要です。

これらの審査を行い「ヘルスツーリズム認証」を付与することで、より品質の高いウェルネストラベルを日本に広めていくことができます。

ウェルネストラベルはインバウンドの獲得に欠かせないキーワードに

ここまで、ウェルネストラベルについてお伝えしました。

ウェルネストラベルは同じ意味で「ウェルネスツーリズム」とも呼ばれており、旅先での食事やアクティビティを通して心と体の健康を保ち、より豊かな人生を送るための旅のことです。

ウェルネストラベルでは、

  • 健康食
  • ヨガ
  • 瞑想
  • フィットネス
  • 温泉

などが体験でき、2015年は世界で6億9,000万人の人々が参加しています。

ウェルネストラベルは年々広がりを見せていますが、それを後押ししているのが「ミレニアル世代」。ミレニアル世代は、健康を保つことのできるアクティビティに積極的にお金を払う傾向があり、その金額も一般の旅行者に比べて5割以上高いです。

国も観光と健康を結び付けることを重要視し、2018年から「ヘルスツーリズム認証制度」を実施します。これは、ヘルスツーリズムのガイドラインを定めることで、より品質の高い観光を多くの人に体験してもらうことが狙いです。

日本には、

  • 温泉
  • 座禅
  • 和食

など、日本ならではのアクティビティがたくさんあります。

日本独自の健康をテーマとした旅行プランが提供できれば、多くの外国人観光客から旅先に日本を選んでもらうことも可能です。

今後ますます増えていく訪日外国人観光客(インバウンド)を呼び込むためにも、ウェルネストラベルは重要な役割を担います。

まずは1度ウェルネストラベルを自分で体験してみるとともに、自社の商品やサービスを「健康」と掛け合わせることができないか検討してみましょう!

日本のインバウンド推移については「好調なインバウンドはいつまで続く?訪日外国人客数の推移」をご一読ください。

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