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【国別】海外におけるコロナウイルスの現状や対策まとめ!回復に向かう国を知って収束後にそなえよう

「コロナウイルスは海外で収束しているのだろうか。現状を知りたい」

と感じている方。

2020年5月、コロナウイルスは世界220の国で感染が確認され、感染者数は445万2,570人(5月15日時点)まで増加しました。日本も緊急事態宣言の解除などが検討されていますが、まだまだ油断はできない状況です。

しかし国によって感染者や死亡者の数は異なり、回復者の数が増えている国も少なくありません。

日常生活が戻りつつある国に注目すれば、コロナが収束した後のインバウンド客回復にそなえることが可能です。

そこで今回は、訪日外国人の多い国の現状として、

【アジア圏】

  • 中国
  • 韓国
  • 台湾

【欧米圏】

  • アメリカ
  • オーストラリア
  • イギリス

の6ヶ国を紹介します。

「いきなり収束後にそなえるのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはアジア圏における現状について、ざっくりと理解しましょう!

【国別】海外におけるコロナの現状【アジア編】

アジア圏におけるコロナウイルスの現状として、

  • 中国
  • 韓国
  • 台湾

の3ヶ国を紹介します。

各国のインバウンド客数については、日本政府観光局(JNTO)のデータを参考にしています。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2019年12月および年間推計値)」
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/200117_monthly.pdf

1.中国

中国は2019年における訪日外国人の数が約959万4,300人と、世界でもトップでした。2019年以前もこの数はトップであり、訪日旅行では買い物など消費を好む傾向があります。

中国は武漢で感染者が確認され、世界の中でも最初にコロナへの対応を迫られた国ともいえます。感染者の数も多いぶん、都市封鎖など対策も早い時期からニュースになっていました。

コロナの感染者や死亡者の数

中国におけるコロナの感染者数など、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:8万2,926人
  • 累計死者数:4,633人
  • 回復者数:7万8,189人

出典:外務省海外安全ホームページ「各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況」
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/country_count.html

出典:REUTETSグラフィックス「新型コロナウイルス感染の現状」
https://graphics.reuters.com/CHINA-HEALTH-MAP-LJA/0100B5FZ3S1/index.html

感染者の数は8万人以上となりましたが、死者数は5,000人以下と世界各国と比べるとおさえられている印象があります。回復している人も多く、コロナウイルスの影響は落ち着きつつあるといえます。

コロナへの対策や現状

中国ではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • 一部の都市封鎖(ロックダウン)
  • 店舗の休業
  • テレワークやオンライン授業への移行
  • 海外からの帰国者を自宅隔離(14日間)

2020年5月には武漢など一部都市のロックダウンが終了し、観光地なども営業を再開しています。

ただし油断はできないとして、以下のような対策を取りながらの営業となっています。

  • 入場者数の制限
  • 体温検査
  • スマホアプリを使った「健康コード」の提示

健康コードとは、スマホアプリで自身の感染リスクを提示するもの。

スマホの位置情報などを活用して個人の移動履歴から感染リスクを計算し、商業施設などに入るときは「赤(リスクが高い)」「黄色(注意)」「緑(異常なし)」からアプリに表示されるものを提示します。

緑など感染リスクが低いことを証明できなければ、入店することはできません。

そして一部の商業施設では消費を回復させるためにセールを開催するなど、コロナに注意しながら売上アップにも取り組んでいます。

出典:NHK「中国 観光地の70%再開 入場制限など新型コロナ対策も」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200511/k10012425661000.html

2.韓国

韓国は2019年における訪日外国人の数が約558万4,600人と、世界でも2番目に多い国でした。旅行ではリフレッシュを目的とする人が多く、回転寿司など日本の食事や文化への関心も高いです。

コロナの感染者や死亡者の数

韓国におけるコロナの感染者数などは、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:1万962人
  • 累計死者数:259人
  • 回復者数:9,695人

韓国は感染者が増えた時期もありましたが、死者は259人におさえられています。

コロナへの対策や現状

韓国ではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • YouTubeを通して疫病管理本部のブリーフィングを配信
  • スマホやクレジットカードを活用した感染者の行動履歴の確認
  • 海外からの入国者へ2週間の隔離を義務化
  • 「ドライブスルー検査」や「ウォーキングスルー検査」の導入

韓国は2015年に流行したMERSでの経験を生かして、早いうちからコロナへの対策に取り組みました。特に海外からの帰国者で規則を守らない人には罰金を課すなど、厳しい対応です。

その結果9,695人が回復し、5月上旬から一部規制を緩和しています。

しかしその後ソウルの繁華街で集団感染が確認されるなど、まだまだ油断はできません。

出典:NEWS WEEK「日本が韓国の新型コロナウイルス対策から学べること ──(3)情報公開」
https://www.newsweekjapan.jp/kim_m/2020/04/-3_2.php

出典:NEWS WEEK「緩むとこうなる?制限緩和を試みた韓国にコロナのしっぺ返し」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93393.php

3.台湾

台湾は2019年における訪日外国人の数が約489万600人と、3番目に多い国です。中国と同じように買い物などを好む傾向があり、リピーターも多いことから地方を訪れる人が少なくありません。

実際に台湾と日本の地方都市を結ぶ直行便も増えており、今後地方を訪問するインバウンド客の増加が期待できる国といえます。

コロナの感染者や死亡者の数

台湾におけるコロナの感染者数などは、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:440人
  • 累計死者数:7人
  • 回復者数:375人

台湾はアジア圏の中でも、コロナの感染者がそれほど多くありません。死者も7人と世界的に少なく、コロナの封じ込め成功に最も近い国といえます。

コロナへの対策や現状

台湾ではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • マスクの在庫をデータで一括管理
  • マスクの生産ラインを増設
  • 百貨店などにおける入店前の検温
  • マスクやアルコール、非接触式体温計を学校に配布
  • 海外からの帰国者に14日間の隔離を義務化

台湾の感染者や死者数が少ない理由は「2003年に流行したSARSでの経験や中国からの情報をもとに、早いうちから対策に取り組んだこと」です。

感染者がそれほど多くないことから、一部の学校や幼稚園は通常通り開校しているところも。今後も注意は必要ですが、世界の中でも早い段階からインバウンド客の回復が期待できそうです。

出典:日経ビジネス「新型コロナ対応の「優等生」は「台湾・韓国・ドイツ」」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00122/00066/

【国別】海外におけるコロナの現状【欧米編】

続いては欧米の現状として、

  • アメリカ
  • オーストラリア
  • イギリス

の3ヶ国を紹介しますね。

1.アメリカ

アメリカは2019年における訪日外国人の数が約172万3,900人と、欧米圏の中では最も多い国でした。長期で旅行を楽しむ人が多く、宿泊費など体験に対する消費額も高い傾向があります。

コロナの感染者や死亡者の数

アメリカにおけるコロナの感染者数などは、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:135万9,092人
  • 累計死者数:8万3,720人
  • 回復者数:25万2,293人

アメリカは2020年5月時点で、世界で最も感染者と死者数が多い国となっています。

コロナへの対策や現状

アメリカではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • 外出禁止令の発令
  • スーパーマーケットの入場制限やアクリル板の設置
  • レストランなどの休業
  • テレワークの開始

アメリカは感染者や死者数が目立ちますが、状況は回復しつつあります。

ニューヨークなど州によっては死者数が減っていることから、一部の業種における経済活動を再開することが発表されました。

その一方で失業率が14.7%まで増加し、世界恐慌から最高最悪の水準にもなっています。アメリカ国内の経済状況が回復するまで、インバウンド客の回復にも長い時間を必要としそうです。

出典:BBC NEWS JAPAN「アメリカの4月の失業率、世界恐慌以降で最悪の14.7%に 米労働省雇用統計」
https://www.bbc.com/japanese/52596676

2.オーストラリア

オーストラリアは2019年における訪日外国人の数が約62万1,800人と、欧米圏では2番目に多い国でした。

オーストラリアも訪日旅行での消費額が高いことから、地方が集客に成功すれば飲食店や小売店、ホテルなどの売上アップにつながる可能性があります。

コロナの感染者や死亡者の数

オーストラリアにおけるコロナの感染者数などは、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:1万5,894人
  • 累計死者数:98人
  • 回復者数:6,271人

オーストラリアの感染者は他の国に比べると少なく、死者数も100人未満と少ない結果となっています。

コロナへの対策や現状

オーストラリアではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • 都市封鎖(ロックダウン)
  • 海外からの観光客の入国禁止
  • テレワークやオンライン授業の導入

州にもよりますが、南オーストラリア州など一部のエリアでは、7月までに経済活動を回復させるという目標を発表しました。

そして5月11日から一部の規制緩和に取り組んでいます。

制限が緩和されるのは例えば、

  • 最大10人までの集会
  • 州内の地方旅行
  • キャンプ場の利用
  • 大学や専門学校での対面授業
  • 屋外での食事
  • 結婚式やその他の儀式(最大10人まで)

などです。

出典:Government of South Australia「SOUTH AUSTRALIAN ROADMAP FOR EASING COVID-19 RESTRICTIONS」
https://www.covid-19.sa.gov.au/__data/assets/pdf_file/0012/195879/FINAL-DPC_RoadMap_FINAL.pdf

州は限られていますが、オーストラリア国内での活動はある程度可能となりそうです。

日常生活が戻るのも早そうなぶん、欧米圏の中では訪日外国人の回復も早くなる可能性が高いです。

3.イギリス

イギリスは2019年における訪日外国人の数が約42万4,200人と、欧米圏では3番目に多い国でした。2019年に初めて40万人を突破したことから、今後もインバウンド客の増加が期待できそうです。

コロナの感染者や死亡者の数

イギリスにおけるコロナの感染者数などは、データによると以下の通りです(2020年5月13日時点)。

【感染者数】

  • 感染者数:22万6,463人
  • 累計死者数:3万3,186人
  • 回復者数:344人

イギリスはヨーロッパ内で感染者の数が多い国であり、感染者に対する回復者の数もまだまだ安心できるものではありません。

外出禁止などの措置が遅かったこともあり、感染者が22万人を超える現状となっています。

コロナへの対策や現状

イギリスではコロナに対して、以下のような対策に取り組みました。

  • 外出禁止の措置
  • 3人以上の集まりや結婚式など社会的行事の中止
  • 70歳以上の高齢者に対して外出禁止をお願いする手紙の送付
  • スーパーマーケットなど2mのソーシャルディスタンスの確保

イギリスもまだまだ油断できない状況ではありますが、ジョンソン首相は5月中旬から一部の規制を緩和すると発表しました。

建設業や製造業など一部の業種に限られますが、「新型ウイルス感染から身を守る方法」などガイダンスを配りながら活動を再開させていく予定です。

出典:山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信「もはや”前例がない”という言い訳は許されない。他国から学ぼう!」
https://www.covid19-yamanaka.com/cont10/29.html

出典:BBC NEWS JAPAN「ジョンソン英首相、外出制限を「条件付き」で緩和へ 社会的距離は継続」
https://www.bbc.com/japanese/52612478

海外におけるコロナの現状を知って、インバウンドの回復にそなえる

今回は、海外におけるコロナウイルスへの対策や現状について解説しました。

おさらいすると、感染者数など国別の現状を紹介したのは以下の6つです。

【アジア圏】

  • 中国
  • 韓国
  • 台湾

【欧米圏】

  • アメリカ
  • オーストラリア
  • イギリス

多くの国ではまだまだコロナウイルスが収束したとはいえず、油断できないのが現状です。ただし一部の国ではロックダウンや外出禁止の措置を緩和すると発表しており、状況は少しずつ改善されています。

特に台湾は感染者や死者の数が他の国ほど多くないことから、インバウンド客の中でも早い時期から訪日旅行を計画する可能性も少なくありません。

今後も情報収集しながら、訪日外国人が回復したときにそなえてインバウンド対策などを充実させておきましょう。

コロナウイルスが収束する時期の予測など世界の現状について、詳しくは「コロナウイルスはいつ収束する?各国や専門家の予測と今後気をつけるべきポイントを紹介」をご一読ください。

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