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コロナウイルスの影響で中国は越境ECサイトの利用者が増加?市場規模やニーズ、おすすめのサイトをまとめて解説

「中国で越境ECサイトのニーズが増加しているって本当かな…」

と感じている方。

中国はもともと、越境ECサイトの利用率が高い国でした。それに加えて、コロナウイルスによる外出自粛の影響で、2020年1〜3月にかけて利用者はさらに増えています。

実際に2019年10〜12月と比べると取引高は220.5%、注文件数は206.5%も増加しており、まだまだ伸びることが期待されています。

日本の企業は今からでも中国の越境ECサイトに出店することで、売上アップが期待できます。

とはいえ、中国にはどのような越境ECサイトがあるのか、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • そもそも越境ECとは?中国における市場規模や人気の理由
  • 中国など海外向けの越境ECサイトは2つに分けられる
  • 中国ではコロナウイルスによる外出自粛で越境ECのニーズが増加
  • 中国で人気の高い越境ECサイト3つ

を紹介します。

「いきなり越境ECサイトに出店するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは中国における越境ECサイトの市場規模について、ざっくりと理解しましょう!

そもそも越境ECとは?中国における市場規模や人気の理由

越境ECサイトとは、国境を超えて買い物ができるショッピングサイトです。インターネットの発達やモバイル端末の普及とともに利用する人も増加しました。

越境ECサイトを活用すると「中国人のお客さまが自国で生活しながら、日本の化粧品や日用品を購入すること」が可能となります。

つまり、これまでは海外旅行などで現地に渡航しないと購入できなかった商品が、越境ECサイトによって自国から、スマホなどを通して買えるようになったのです。

特に買い物が好きなインバウンド客の利用が多く、その中でも中国人の利用は多いです。

中国における越境ECサイトの市場規模は3兆2,623億円

中国では2018年、越境ECサイトの市場規模が3兆2,623億円を突破しました。

このうち日本製品を購入する中国人ユーザーの購入額は、1兆5,345億円となっています。

出典:経済産業省「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/H30_hokokusho_new.pdf

出典:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内 BtoC-EC 市場が 18.0 兆円に成長。国内 CtoC-EC 市場も引き続き拡大~」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/H30fy_kohyoyoshiryo.pdf

中国で越境ECサイトの人気が高まっている理由は、以下の3つ。

  • もともとWeChat Payなどモバイル決済の利用があり、買い物環境が整っている
  • インフルエンサーの影響が大きく、ライブ配信などで商品を紹介することも多い
  • 日本製品をリピートして使用する人が多く、その購入場所として選ばれている

中国人インバウンド客は訪日旅行の後、越境ECを通して日本製品を再び購入することが多くあります。その割合は40%にものぼり、インバウンド客の帰国後も継続的に売上を確保する手段のひとつとなっています。

特に人気があるのは化粧品や食品、マタニティ・ベビー用品などです。

中国人が越境ECで買い物する理由について、詳しくは「越境ECで日本製品をリピート購入した中国人は40%!リピート購入する理由とは一体何?」をご一読ください。

次は、越境ECサイトの種類を詳しく紹介しますね。

中国など海外向けの越境ECサイトは2つに分けられる

中国など海外向けの越境ECサイトとして、

  • 直送モデル
  • 保税区モデル

の2つを解説します。

詳細は以下のデータを参考にしていますので、あわせてご一読ください

出典:日本貿易振興機構(JETRO)「中国における越境ECの概要」
https://www.jetro.go.jp/world/qa/J-170402.html

1:直送モデル(自社が構築したオリジナルのECサイト)

直送モデルは、日本の企業が自分たちで作ったオリジナルの越境ECサイトに出品して商品を販売する方法です。独立型といわれることもあります。

サイトを構築するための専門知識は必要となりますが、自社の商品だけを紹介することが可能。次に紹介する保税区モデルのサイトと比べると、同業他社の商品と比べられることが少ないです。

ただし商品は基本的に日本で保管し、中国のお客さまから注文を受けるたびに国際宅配便などで配送することになります。毎回日本から配送することになるので、お客さまに数日で商品を届けることはなかなかできません。

自社サイトからの販売となるので信頼感はありますが、到着まで時間がかかるのでお客さまをお待たせすることになります。

自社の越境ECサイトを作るときの対策について、「海外向け越境ECサイト制作での5つの課題と解決策。インバウンド消費の促進効果あり」をご一読ください。

2:保税区モデル(さまざまな企業が出品するECサイト)

保税区モデルは、さまざまな企業の店舗をまとめて表示できるサイトを活用した販売方法です。ECモール型といわれることもあり、有名なECサイトでいうと楽天やAmazonなどが当てはまります。

保税区モデルのメリットは「商品到着までの時間を短くできること」。

例えば保税区モデルの越境ECサイトに出品した場合、あらかじめ中国の保税区にまとめて商品を出荷します。通関手続きなどは配送の度に必要ですが、注文時に商品はすでに中国に保管されていることになります。

すでに中国に商品が到着しているぶん、お客さまのもとに届く時間はそれほどかかりません。

また保税区モデルの方が出品もしやすく、早い段階でお客さまに購入してもらえる可能性もあります。

訪日外国人や日本製品を求めている人には保税区モデルが使いやすい

訪日旅行を終えたインバウンド客や日本製品を探している中国の消費者には、保税区モデル(ECモール型)を活用したサイトが人気といわれています。

その理由は、以下の3つ。

  • 自国のサイトなので言語などスムーズに理解してもらえる
  • すでに知名度が高いため、多くのお客さまの目に止まる
  • 中国では独自のECモール型サイトが数多く存在し、認知度も高い

上記のことから、インバウンド向けに越境ECサイトの活用を考えている企業は、ECモール型のサイトに出店する方が効果は期待できます。

またこれまで中国の越境ECサイトはいくつかの規制がありましたが、2019年に緩和されました。

内容について、詳しくは「中国の越境ECサイトで規制が緩和!4つの変更点と今後の対策を解説します」をご一読ください。

そして2020年、中国ではコロナウイルスの影響によって越境ECサイトの利用者が増加しています。次で詳しくお伝えしますね。

中国ではコロナウイルスによる外出自粛で越境ECのニーズが増加

2020年、新型コロナウイルスによって世界中の人が外出を制限されました。店舗で買い物ができないことから、自宅でオンラインショッピングを楽しむ「巣ごもり消費」が盛んになっています。

実際に中国越境EC構築支援サービス「ShopCN」によると、2020年1〜3月の結果は以下のようになりました。

【2020年1〜3月の販売状況(2019年10〜12月と比較)】

  • 取引高:+220.5%
  • 注文件数:+206.5%

人気の商品は化粧品やアニメ関連商品。

特に日本への団体旅行が制限された2020年1月27日以降、日本製品を購入する動きが拡大したようです。

出典:ECのミカタ「【新型コロナ】中国で激増する日本商品の“越境EC巣ごもり消費”取引高260.6%増・注文件数403.1%増に」
https://ecnomikata.com/ecnews/25608/

まだまだ油断はできないことから、引き続き越境ECサイトのニーズは高いと考えられます。

そして、コロナウイルスによる制限でおさえられていた消費活動が再び盛んになることを「リベンジ消費」といいます。多くの業界でリベンジ消費による売上アップが期待されており、新型コロナで減少した売上を取り戻すきっかけとなります。

詳しくは「リベンジ消費とは?コロナウイルスによる影響やニーズを把握して、回復後のインバウンド消費にそなえる」をご一読ください。

ここまで中国における越境ECサイトのニーズを解説しました。

とはいえ、実際どのサイトに出店すれば良いのかは、なかなか分かりにくいですよね。

そこで次は、中国で人気の越境ECサイトをお伝えします。

中国で人気の高い越境ECサイト3つ

中国で人気のある越境ECサイトとして、

  • 天猫Tmall
  • 京東
  • 拼多多

の3つを紹介しますね。

越境EC1:天猫Tmall

「天猫Tmall」とは、中国の企業「アリババ」が運営するECサイトです。

天猫は正規の海外製品しか出品できません。中国では偽物も少なくないため、それだけで安心感を感じるユーザーは多いです。

取り扱う商品は化粧品や衣服、携帯電話など幅広く、そのぶん利用者もたくさんいます。

越境EC2:京東(JD.com)

「京東(JD.com)」とは京東商城が運営するECサイトで、主にスマホやノートパソコンなど電化製品を中心に取り扱っています。ただし近年は女性ユーザー獲得のため、化粧品や日用品などが出品されていることも少なくありません。

京東の大きな特徴は毎年6月18日に開催されるセールイベント「618(京東の日)」をスタートさせたこと。

今では多くのECサイトが参加し、EC業界全体が盛り上がる日となっています。

詳しくは「「618(京東の日)」とは。中国のECサイトが盛り上がるセールイベントを京東(JD.com)の特徴とともに解説」をご一読ください。

越境EC3:拼多多(ピンドゥオドゥオ)

拼多多(ピンドゥオドゥオ)とは、複数のユーザーがまとめ買いできるシステムを整えたECサイトです。

主に低価格の日用品を出品する小売店やメーカーが出店しており、利用者は地方在住の高齢者などが中心です。

詳しくは「中国の新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」とは。メリットから実際の販売ポイントまで解説」をご一読ください。

越境ECサイトへの出店を通して、さらなる中国人インバウンド客の獲得を

今回は、中国における越境ECサイトの市場規模や人気の理由について解説しました。

おさらいすると、中国では以下の理由から越境ECサイトの利用が盛んです。

  • もともとWeChat Payなどモバイル決済の利用が多く、買い物環境が整っている
  • インフルエンサーの影響が大きく、ライブ配信などで商品を紹介することも多い
  • 日本製品をリピートして使用する人が多く、その購入場所として選ばれている

2020年はコロナウイルスの影響で「巣ごもり消費」が増加したことで、越境ECサイトを利用する中国人はさらに増えつつあります。人気のECサイトに出店することで、企業は売上アップの可能性があります。

おすすめのECサイトとして、以下の3つを紹介しました。

  • 天猫国際
  • 京東
  • 拼多多

上記を参考にしながら、自社に合った越境ECサイトに出店することを検討してみてくださいね。

ちなみに中国の越境ECサイトに出店するときは、商標登録が欠かせません。

商標登録について、詳しくは「商標登録が中国の越境ECサイトへの出店に欠かせない理由。登録しないリスクもお伝えします」をご一読ください。

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