• 最終更新日
  • ノウハウ
  • この記事は約5分で読めます

訪日中国人が旅マエの情報収集でよく利用するサービスとは?効果的なインバウンド対策もあわせて紹介

「訪日中国人が旅マエに行う情報収集って、どのようなものがあるんだろう…」

と感じているインバウンド担当者の方。

新型コロナウイルスの影響により、訪日外国人は次に旅行できるタイミングを待つ「旅マエ」状態にならざるを得ない状況です。

しかし、そのなかで中国人の約8割は日本への旅行を将来的に計画しています。

新型コロナウイルス終息後における中国人の旅行意識について、詳しくは「JIMCが新型コロナ終息後の中国人旅行者について調査。約8割が訪日を計画する見込み」を参考にしてください。

そして、訪日中国人は日本に旅行する前にインターネットを活用して、訪れたい店舗などの情報収集を積極的に行っています。

そのため、訪日中国人の集客には彼らに届く情報発信が欠かせません。

とはいえ、訪日中国人は旅マエにどのような情報収集を行っているかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 訪日中国人が情報収集に用いるサービスは特殊であること
  • 訪日中国人が旅マエの情報収集で利用したサービス
  • 旅マエの訪日中国人に届く、おすすめのインバウンド対策3つ

について紹介します。

「いきなり訪日中国人向けの情報収集に対して、インバウンド対策を行うのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはこの記事で、訪日中国人が旅マエにする情報収集について、ざっくりと理解しましょう。

訪日中国人が情報収集に用いるサービスは特殊である

まず、中国のインターネットによる情報収集は

  • Google
  • Yahoo!
  • YouTube

など、日本でも利用されている検索サービスが利用できないことをおさえる必要があります。

さらに以下のSNSも規制対象です。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

しかし、中国では独自のサービスである

  • WeChat(ウィーチャット)
  • Baidu(バイドゥ)
  • Weibo(ウェイボー)

などが普及しており、旅マエの情報収集でも活用されています。

そのため、訪日中国人に対しては中国独自のサービスに適応したインバウンド対策を行わなければなりません。

このような中国におけるインターネットの規制は、グレート・ファイアウォールと呼ばれます。グレート・ファイアウォールの影響下で中国マーケティングをうまく展開するためには、越境ECが重要です。

詳しくは「グレート・ファイアウォールの中国マーケティングへの影響とは。効果的なインバウンド対策を解説」をご一読ください。

次に、訪日中国人の旅マエにおける情報収集で利用したサービスを紹介します。

訪日中国人が旅マエの情報収集で利用したサービスとは

観光庁の「訪日外国人消費動向調査 2019年年間報告書」によると、訪日中国人の旅マエにおける「役に立った旅行情報源」のランキングは以下のとおりです。

  • 1位:SNS(28.4%)
  • 2位:自国の親族・知人(20.6%)
  • 3位:旅行会社のホームページ(18.0%)
  • 4位:口コミサイト(28.4%)
  • 5位:個人ブログ(10.4%)

上位に「SNS」「口コミサイト」「個人ブログ」がランクインしていることから、訪日中国人は個人の感想を発信するサービスから情報を集める傾向があるとわかります。

参考:https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001345781.pdf

とはいえ、情報を集めている具体的なサービスが知りたいですよね。

JTBが実施した「JTB訪日旅行重点15カ国調査」における「旅マエの情報収集源」のランキングは、以下のようになりました。

  • 1位:Baidu(バイドゥ)52.0%
  • 2位:Weibo(ウェイボー)50.7%
  • 3位:WeChat(ウィーチャット)49.9%
  • 4位:Mafengwo(マーファンウォー)45.6%
  • 5位:Tripadvisor(トリップアドバイザー)36.4%

中国独自のサービスである「Baidu(バイドゥ)」「Weibo(ウェイボー)」「WeChat(ウィーチャット)」が、旅マエの情報収集でよく利用されていることがわかります。

そのため、中国で利用率が高いサービスやメディアを活用したインバウンド対策が有効になるはずです。

参考:https://www.jtb.co.jp/inbound/market/2019/china-digital-promotion-report-2019/

旅マエの訪日中国人に届く、おすすめのインバウンド対策3つ

ここでは旅マエの訪日中国人にアプローチできる、おすすめのインバウンド対策を3つ紹介します。

  1. 中国独自のSNSで自社アカウントを運用する
  2. 口コミサイトを利用する
  3. 動画サイトを活用する

1. 中国独自のSNSで自社アカウントを運用する

訪日中国人は口コミを特に重視する傾向があります。

そのため、「Weibo(ウェイボー)」「WeChat(ウィーチャット)」など、中国人利用者が多いSNSで自社アカウントを作成することをおすすめします。そのうえで、自社商品の情報を発信すると効果的なインバウンド対策になるはずです。

特に「WeChat(ウィーチャット)」は、10億人以上の中国人がアカウントを登録しているほど普及しています。

WeChat(ウィーチャット)の追加機能である「WeChatミニプログラム」を活用すると、

  • 自社ホームページの作成
  • メディア運営
  • Webサービスの展開

などができます。

詳しくは「【徹底解説】WeChatミニプログラムとは?特徴やメリット、活用事例を紹介」をご一読ください。

2. 口コミサイトを利用する

中国独自の口コミサイトを活用することもおすすめします。

美団点評が提供する口コミサイト「大衆点評」では、ユーザーによる口コミやレビューを掲載できるのはもちろんのこと、店舗のキャンペーンを設定したり、クーポンを発行したりすることも可能です。

詳しくは「中国最大のO2Oプラットフォーム企業「美団点評」とは?インバウンド集客に活用できる口コミサイト「大衆点評」についても解説」をご一読ください。

3. 動画サイトの活用

日本で人気の高い動画サイトである「YouTube」を中国では利用できません。

しかし、中国では

  • 优酷(Youku)
  • 騰訊ビデオ(Tencent Video)
  • 愛奇藝(iQiyi)

など、独自の動画サイトが発展しています。

これらの動画サイトを活用して自社のプロモーション動画を投稿したり、中国企業と提携してオリジナル動画を作成したりすることも必要になるはずです。

詳しくは「中国の動画サイト活用事例3つ。プロモーションのポイントも解説します」をご一読ください。

訪日中国人の旅マエに行う情報収集では口コミが大きな影響力を持つ

この記事では訪日中国人の旅マエに行う情報収集について紹介しました。

おさらいすると、旅マエの訪日中国人にアプローチするためのポイントは以下の2つです。

  • 中国では「Google」「Yahoo!」などが利用できないため、独自のサービスが発展している
  • 旅マエの情報収集では口コミを掲載している情報源を利用する傾向が強い

さらに旅マエの情報収集において、訪日中国人向けのインバウンド対策として下記3つを紹介しました。

  • 中国独自のSNSで自社アカウントを運用する
  • 口コミサイトを利用する
  • 動画サイトを活用する

ただし、「中国語が理解できる人材が必要」という問題点も考えられます。

しかし、訪日中国人における旅マエの情報収集にあわせて、自社商品のプロモーションをうまくできれば、新たな見込み客を得られるはずです。

また、中国人向けの旅マエメディアやおすすめの中国人向けメディアについて、詳しくは「訪日中国人向け、旅マエメディア12個まとめ。広告やプロモーション記事を作成して、集客につなげる」を参考にしてください。

この記事と併せて読まれている記事

  1. バーチャル接客とは?小売店の人手不足と集客につなげる接客方法を解説

  2. 「新宿御苑」が外国人から人気の観光地ランキングで第7位に輝く理由とは?

  3. ホテルの開業ラッシュが続く銀座。ホテル乱立と進出しているホテルブランドを紹介

  4. 冬休みのインバウンド対策。10月の観光地検索件数データから見る傾向と対策とは?

  5. 訪日外国人はSNSをどのように利用している?最新のSNS事情をインバウンド対策に活かそう!

  6. 外国人宿泊者数の統計データから見る2018年インバウンド市場。国籍別1~5位は前年と同じ顔ぶれ

  7. コロナウイルスで減少したインバウンド需要が回復する見込みはある?各業界や過去のデータから時期を予想

  8. ソーシャルバイヤーを活用して、中国人インバウンド客の対策をするには?

観光庁が訪日客の受入環境整備と感染症対策に関する補助金の公募を開始

株式会社JUTOUがオンラインセミナーを開催。中国越境ECの対策を伝授

PAGE TOP