• 最終更新日
  • ノウハウ
  • この記事は約5分で読めます

訪日観光客が回復する見込みはいつ?時期や回復が早そうなエリア、準備しておきたいインバウンド対策を徹底解説

「訪日観光客が回復するのはいつなんだろう…」

と感じている方。

日本政府観光局(JNTO)は、インバウンド客が回復するのは2021年春ごろの見込みになると予測しています。

なぜなら多くのエリアで訪日客が回復するにはまず国内旅行が活発になってからであり、国内の活気が訪日旅行につながると考えられているからです。

また一部地域ではビジネス目的の渡航者を受け入れるなど、制限が緩和されていることから訪日旅行の再開も遠くはないと予想されます。

そこで今回は、

  • 訪日観光客が回復する見込みは、早くて2021年春ごろ
  • 【訪日観光客の多い国別】海外旅行などのニーズが回復する時期の見込み
  • 訪日観光客が回復するまでに準備しておきたい3つのインバウンド対策

を紹介します。

「いきなりインバウンド客の受け入れ準備を再開するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは訪日観光客が回復する時期について、ざっくりと理解しましょう!

訪日観光客が回復する見込みは、2021年春ごろ

日本政府観光局(JNTO)の海外事務所によるヒアリングをまとめると、訪日観光客が回復する見込みは「早くて2021年春ごろ」となりました。

その理由は「どの国も海外旅行のニーズが回復するのは、国内旅行が回復した後だから」。

新型コロナの影響で、さまざまな地域がロックダウン(都市封鎖)や移動制限の措置を取っているかと思います。さらには海外からの観光客の受け入れをストップしているところも多く、飛行機などもこれまでのように運航していないのが現状です。

段階的に移動できる範囲を広げて、国内旅行を活発にするのが最優先。そしてその活気が訪日観光客の回復につながると考えているようです。

また国際航空運送協会(IATA)も、国際線のニーズが回復するのは2021年ごろと予想しています。

詳しくは、「コロナウイルスで減少したインバウンド需要が回復する見込みはある?各業界や過去のデータから時期を予想」をご一読ください。

ここまで訪日観光客が回復する見込みについて解説しました。

上記のような予測を立てるには、各国の現状を知っておくことが欠かせません。

そこで次は訪日観光客の多いエリアを中心に、海外旅行が回復する時期の予測についてお伝えします。

【訪日観光客の多い国別】海外旅行などのニーズが回復する時期の見込み

ここからは海外旅行のニーズが回復しそうな時期を、

  • 東アジア
  • 東南アジア
  • 欧米豪

にわけて解説しますね。

各国の状況などは以下のデータを参考にしていますので、あわせてご一読ください。

出典:トラベルボイス「日本政府観光局にインバウンド復活へのシナリオを聞いてきた、3段階の訪日PRから各国の海外旅行再開見通しまで」
https://www.travelvoice.jp/20200703-146559

東アジア:10〜12月ごろを中心に規制緩和を検討

東アジアにおける旅行状況は、以下の通りです。

【中国】
ビジネス目的の出入国を認める「ファストトラック制度」をスタート。PCR検査による「陰性」の確認など、いくつかの条件あり。2020年10〜12月には海外旅行も規制緩和の予定。

【韓国】
中国と同じく「ファストトラック制度」を始め、ビジネス目的の出入国を許可。2020年10〜12月には海外旅行も再開する見込み。

【香港】
2020年の7〜9月ごろの再開を見込む。中国本土とマカオの次に日本への旅行解禁を検討。

【台湾】
2020年10〜12月ごろに外国人の受け入れを再開する予定。ただしオーストラリアやニュージーランドなど感染リスクの低い国から受け入れ、日本はその後となる予定。

エリアによっては、2020年内に海外旅行を再開できる見込みです。

東南アジア:多くの国が慎重、かつ見通しが立たず

東南アジアは、海外旅行の再開について厳しい予測をしています。

フィリピンの観光大臣は「年内の海外旅行は困難」と回答しました。また日本はタイに対してビジネス目的の渡航緩和を求めていますが、見通しは立っていません。

シンガポールやマレーシア、インドネシアなども同じく、再開の見込みはまだまだ先になると考えているようです。

その中でベトナムは、ビジネス目的など例外的なケースの渡航を許可。今後ビジネス渡航者から少しずつ回復する可能性があります。

欧米豪:EU圏内の渡航制限は解除されつつある

続いては欧米豪の状況を、エリアごとに見てみましょう。

【ヨーロッパ】
2020年6月から、EUやシェンゲン協定に加盟している国内での旅行を緩和。該当エリア以外からの渡航は、7月から段階的に解除していく予定。

【アメリカ】
2020年9月ごろまでに国内・海外旅行が段階的に緩和されている予定。ただし訪日旅行については見通しが立たないため、未定。

【オーストラリア】
ニュージーランドなど近隣の国から旅行を再開して「トラベルバブル」を実施後、他のエリアへの海外旅行の再開を検討中。

オーストラリアなど、感染者数の少ない国は少しずつ海外旅行も再開される見込みです。

ここまで各国の海外旅行再開の見通しについて解説しました。

まだまだ先にはなりそうですが、遠くない未来に訪日旅行も再開できると考えられます。

続いては、訪日観光客が回復するまでに必要なインバウンド対策をお伝えします。

訪日観光客が回復するまでに準備しておきたい3つのインバウンド対策

ここからは訪日観光客の回復までに必要なインバウンド対策として、

  • 商品やサービスのブラッシュアップ
  • コロナ対策や安全情報の発信
  • インフルエンサーやメディアを通した訪日旅行のPR

の3つを紹介しますね。

対策1:商品やサービスを磨き上げて、オンライン上で提供する

現在ある旅行商品やサービス、施設などのクオリティを磨き上げておきましょう。

インバウンド客の接客や多言語対応、飲食メニューの表示など、時間があるからこそ見直せる部分は多いです。

そしてクオリティやプランの改善に限らず、新型コロナがある今は「密を避ける環境作り」なども欠かせません。

例えば、

  • 飲食店:席数を減らし、テーブルの間隔もあけて案内する
  • 観光施設:窓を開けるなど定期的に換気し、入場制限によって混雑を避ける

などです。

そして改善を重ねた商品やサービスは、オンライン上で提供することも検討してみてください。新型コロナの影響で外出自粛が続く中、Airbnbなど各種サービスがオンラインで旅行できるシステムを整えているからです。

オンライン上で訪日旅行の魅力を伝えながら、実際に旅行を計画してもらえるようにアピールしましょう。

対策2:自社におけるコロナ対策や安全情報を発信する

自社のコロナ対策や安全情報も、インターネットを通して積極的に発信しましょう。

もともと日本は海外から「きれい」「清潔」などのイメージを持たれています。そのイメージを保ちつつ、明確な基準をもとにした客観的な視点から安全性をアピールすることが欠かせません。

また日本政府観光局(JNTO)も「情報発信をやめてしまうとすぐ忘れられてしまう」と述べているくらい、積極的な発信は必要です。

出典:トラベルwatch「日本政府観光局、コロナ後の訪日誘客に向けた道筋を説明。金子理事「国内観光の回復が最優先」」
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1261278.html

自社のホームページに3密対策を進めている写真を掲載するなど、現在の状況を積極的にアピールしましょう。

対策3:インフルエンサーやメディアを通して訪日旅行をアピールする

国内旅行できるほど状況が落ち着いたら、次は海外のインフルエンサーやメディアを招待して訪日旅行の魅力をアピールするのがおすすめです。

インフルエンサーやメディアのファンは、その人や媒体が発信した情報をもとに旅行を計画することが少なくありません。高い影響力が見込めることから、これまでも訪日旅行のPRに協力してもらうことがありました。

インフルエンサーなどが日本は安全に旅行できることを伝えてくれると、訪日観光客の回復も早まることが期待できます。

インフルエンサーなどの協力を得る「ファムトリップ」について、詳しくは「ファムトリップとは?海外のメディアやインフルエンサーと協力して、インバウンド客の増加につなげる」をご一読ください。

訪日観光客の回復見込み時期まで、可能な限りのインバウンド対策を

今回は、訪日観光客が回復する時期の見込みについて解説しました。

おさらいすると、訪日観光客は2021年の春ごろに回復すると予想されています。特に東アジアはビジネス目的の渡航者を少しずつ受け入れていることから、訪日旅行の再開も早いと考えられます。

訪日観光客の回復までに取り組んでおきたいインバウンド対策として、以下の3つをお伝えしました。

  • 商品やサービスのブラッシュアップ
  • コロナ対策や安全情報の発信
  • インフルエンサーやメディアを通した訪日旅行のPR

まずは国内旅行のニーズを獲得しながら、インバウンド客の受け入れ再開までしっかりと準備しておきましょう。

また国内旅行のニーズを獲得するには、ターゲットを在留外国人にしぼるのもおすすめです。

在留外国人の国内旅行ニーズについて、詳しくは「在留外国人は国内旅行への関心は高い!コロナ収束後のインバウンド回復に向けて」をご一読ください。

この記事と併せて読まれている記事

  1. ワーケーション誘致で地方活性化!受け入れ事例と効果を徹底解説

  2. 金閣寺がインバウンドから人気の観光地ランキングで第8位に。その理由とは?

  3. 興行チケットの予約サイトがインバウンドから人気の理由とは?おすすめサイトも紹介します

  4. 医療ツーリズムが需要拡大。医療と観光を組み合わせてアジアからのインバウンド集客アップを図ろう!

  5. 外国人観光客の不満ランキング。コミュニケーションや多言語の対応、Wi-Fiなど5つの内容と対策を紹介…

  6. 地域再生支援利子補給金の活用で、インバウンド事業を少額の費用でスタート。メリットや事例を解説します

  7. 外国人接客への対策とは?外国人アルバイトを雇う際の注意点や具体的な対策について徹底解説!

  8. インバウンド客への多言語対応でスムーズな接客を! 手軽にできる対策からおすすめアプリまでご紹介

株式会社JUTOUがオンラインセミナーを開催。中国越境ECの対策を伝授

海外向けSNS運用のポイント3つ。SNSを活用した具体的なインバウンド対策も解説

PAGE TOP