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インバウンド対策にICTを活用して期待できるメリットとは?導入した実例も紹介

「インバウンド対策にICTを活用したい…」

と感じているインバウンド担当者の方。

そもそもICTとは「Information and Communication Technology」の略で、意味は「情報通信技術」となります。インターネットなどの通信技術を活用したサービスの総称です。

日本政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」における「3つの視点」のなかで、「すべての旅行者が、ストレスなく観光できる環境にする」ことが掲げられています。

このように、インバウンド対策にICTを効果的に活用して、インバウンド客の満足度を高めようとする動きが日本全体で求められています。

実際に、インバウンド客が日本に訪れる前に役立った情報収集の手段として、

  • 個人のブログ
  • 旅行ポータルサイト
  • 宿泊施設などのホームページ

など、ICTに関わることが挙げられるほどです。

参考:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc112520.html

とはいえ、インバウンド対策にICTを活用することによる、具体的な効果やメリットはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • インバウンド対策にICTを活用して期待できるメリット
  • インバウンド対策にICTを活用した実例

について紹介します。

「いきなりインバウンド対策にICTを活用するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはインバウンド対策にICTを活用して期待できるメリットについて、解説していきます。

インバウンド対策にICTを活用して期待できるメリット3つ

インバウンド対策にICTを活用することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • インバウンド客の日本に対する期待感がふくらむ
  • 通信環境の整備が進む
  • 多言語に対応できる

インバウンド客の日本に対する期待感がふくらむ

1つ目のメリットは「インバウンド客の期待感がふくらむ」ことです。

インバウンド客が日本に訪れるさいには、インターネットなど、あらゆるメディアを通じて日本各地の情報を調べています。

よって、インバウンド対策にICTを活用して自社のサービスや商品の魅力を効果的に発信することは、日本に訪れる前の期待感をふくらませられるはずです。

また日本に訪れたさいの満足度が高ければ、もう一度訪れたいというリピーターの増加につながることも。

インバウンド客のリピーターが求めていることや日本滞在中の行動について、詳しくは「外国人リピーターはどうつくる?日本だけの体験を提供して、リピートを増やそう」をご一読ください。

通信環境の整備が進む

2つ目のメリットは「通信環境の整備が進む」ことです。

ICTを活用することで、決済環境やWi-Fiなどの通信環境の整備が進みます。

特にクレジットカード、QRコード決済などのキャッシュレス決済の環境を整備することは、インバウンド消費に大きく関わるほどです。

キャッシュレスに対応している店舗では、インバウンド客の買い物に対するハードルが下がり、売上アップが期待できます。

インバウンド集客におすすめの決済サービスについて、詳しくは「【インバウンド担当向け】キャッシュレス対応はどうする?ポイント還元の仕組みやおすすめサービスを解説」を参考にしてください。

また、Wi-Fiはインバウンド客にとって、需要が高いサービスです。日本に滞在中に店舗やサービスなどを調べるときには、安全性が高く便利なWi-Fi環境は欠かせません。

インバウンド客の旅行中に感じた不満で「Wi-Fiなどの通信環境が不安定」が上位にランクインするほど、Wi-Fi環境は重要視されています。

詳しくは、「外国人観光客の不満ランキング。コミュニケーションや多言語の対応、Wi-Fiなど5つの内容と対策を紹介します」をご一読ください。

多言語に対応できる

3つ目のメリットは「多言語に対応できる」ことです。

インバウンド対策にICTを活用して、多言語に対応した観光アプリや通訳・翻訳サービスなどを導入すれば、インバウンド客とのコミュニケーションが改善できます。

ストレスがないコミュニケーションを実現すると、インバウンド客の満足度や安心感の向上が見込めるはずです。

インバウンド対策における多言語対応のおさえておきたいポイントや、優先順位の高い言語について、「多言語対応の優先順位は?インバウンド対策の優先度が高い言語をランキングで紹介」を参考にしてください。

ここまでインバウンド対策にICTを活用して期待できるメリットを紹介しました。

とはいえ、インバウンド対策にICTを活用しているイメージはなかなか想像しにくいですよね。

そこで次は、インバウンド対策にICTを活用した実例を紹介します。

インバウンド対策にICTを活用した実例3つ

ここからは、インバウンド対策でICTを活用した実例として、

  • 茨城県笠間市:YouTuberを活用した情報発信
  • 京王電鉄:無料Wi-Fi接続支援アプリ
  • 岩手県花巻市:多言語対応したデジタル版の観光パンフレット

の3つを紹介しますね。

茨城県:YouTuberを活用した情報発信

茨城県には観光スポットが多く、インバウンド客にも人気がある県です。しかし、全国的にみると後れを取っていると言わざるを得ない状況でした。

そこで、茨城県ではインバウンド客を集客する手段として、日本の文化を発信するYouTuberの「Ryuuu TV」とのタイアップ動画を制作。

観光周遊バスに乗り、茨城県笠間市の観光スポットを巡る動画をYoutubeにアップしています。

茨城県のICTを活用したインバウンド対策について、詳しくは「茨城県が訪日向け発信にYouTuberを起用。さらに多言語化やPR活動などで地域の活性化を図る」をご一読ください。

京王電鉄:無料Wi-Fi接続支援アプリ

交通機関を検索するさいに、快適な通信環境は欠かせません。

京王電鉄では京王線に訪れるインバウンド客の増加を受けて、無料Wi-Fi接続支援アプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を導入しています。

このアプリはアジア圏を中心とした4カ国語に対応。日本全国20万カ所のアクセスポイントに自動接続できます。

また、インバウンド客がアプリを利用したデータをもとに、さまざまな施策を実施できます。詳しくは、「京王電鉄が訪日客向けの無料Wi-Fi接続支援アプリを導入。インターネット環境を整え旅行情報の発信も」を参考にしてください。

岩手県花巻市:多言語対応したデジタル版の観光パンフレット

インバウンド客は日本の訪れる前には、インターネットから日本に関する情報を収集する傾向が高いです。

岩手県花巻市では13カ国語に多言語対応したデジタル版の観光パンフレットを制作しました。

この結果、平成31年におけるインバウンド客は前年より約32.2%増加するほどです。

また、鳥取県米子市、佐賀県など他の多言語対応した実例について、詳しくは「多言語の観光パンフレットやウェブサイトで地方のインバウンド集客を。事例や注意点を解説します」をご一読ください。

ICT活用でインバウンド客を集める環境作りを!

この記事ではインバウンド対策でICTを活用することについて解説しました。

おさらいすると、インバウンド対策にICTを活用することで、期待できるメリットは以下の3つ。

  • インバウンド客の日本に対する期待感がふくらむ
  • 決済環境やWi-Fiなどの通信環境の整備が進む
  • 多言語に対応できる

またインバウンド対策にICTを活用している実例として、以下3つを紹介しました。

  • 茨城県笠間市:YouTuberを活用した情報発信
  • 京王電鉄:無料Wi-Fi接続支援アプリ
  • 岩手県花巻市:多言語対応したデジタル版の観光パンフレット

インバウンド対策にICTを活用するかどうかで、インバウンド対策の効果は大きく変わるはずです。

ただし、「都道府県ではICTを活用できているが、町や村など規模が小さい自治体では導入できてない」などの課題も。

その場合、インバウンド対策に関する補助制度の利用がおすすめです。詳しくは「インバウンド受け入れ体制整備は大丈夫?補助制度を活用してインバウンド対策を進めよう!」を参考にしてください。

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