注目すべき「インバウンド婚」とは?外国人に人気のあるウェディングプランを紹介します

「インバウンド婚というのはなんでしょうか?」

と思っているインバウンド担当の方。

インバウンド婚とは、「インバウンド」と「結婚」を組み合わせた造語で、外国人が新婚旅行を兼ねて日本で結婚式を挙げることを指します。

現在、日本では少子化の影響で婚姻件数が減少している他、価値観の変化で結婚しても挙式披露宴を行わない人も増加しています。こういった影響を受け、日本国内のブライダル市場の縮小が見込まれています。

しかし、外国人が日本で結婚する「インバウンド婚」が多くなれば、ブライダル業者にとって、

  • 低迷の国内ブライダル市場を活性化する
  • 週末などの休日だけでなく、平日にも稼働できる
  • 宿泊・飲食などの消費が増加する経済効果
  • 仏滅など日本文化的に結婚式を挙げない背景を気にする必要がない

などのメリットがあります。

そこで今回は、

  • インバウンド婚とは
  • インバウンド婚の種類
  • インバウンド婚に注目したブライダル会社「エスクリ」の取り組み

を紹介します。

インバウンド婚とは、外国人が日本で結婚すること

インバウンド婚とは、マーケティング専門紙「日経MJ」による造語で、「インバウンド」と「結婚」を組み合わせたものです。外国人が新婚旅行を兼ねて日本で結婚式を挙げることを指します。

現在、インバウンド婚は、少子化や、「ジミ婚」、「なし婚」の広がりで、縮小するブライダル業界の需要を掘り起こすことが期待されています。

ここで「ジミ婚」と「ナシ婚」を説明します。

ジミ婚(地味婚)

ジミ婚(地味婚)とは、「地味な結婚」の略で、役所に婚姻届を提出して簡略化されたイベントを行う結婚の形態のひとつです。

  1. 結婚指輪のみ用意
  2. 写真撮影のみ
  3. 披露宴を小規模にする

など、全部ジミ婚(地味婚)に該当します。

ジミ婚(地味婚)にする理由は様々ですが、時間的も費用的にもできるだけ簡単に済ませたい人が少なくありません。

1980年代後半のバブル期は「ハデ婚(派手婚)」が多い傾向にあったものの、バブル崩壊によって結婚やお金に関する価値観も変わったためとも考えられています。

ナシ婚

ナシ婚とは、結婚披露宴を行わず、婚姻届の提出だけで済ませるものです。

2017年に行った調査によると、ナシ婚の三大理由は、

  1. 経済的事情
  2. セレモニー的行為が嫌
  3. 結婚式以外のことにお金を使いたい

の三つです。

出典:http://www.mwed.co.jp/press/release/20170508100017

注目すべきインバウンド婚の種類

結婚は人生においての一大イベントです。昔と比べて、現在結婚に対するニーズが多様化していて、結婚式のスタイルは選択肢が多くなっています。

とはいえ、どんな婚礼スタイルは外国人の受けがいいかわかりませんよね。そこで、今回は三つの結婚式のスタイルをピックアップして解説します。

① 更なる盛り上がりを見せるリゾート婚

年々多様性が高まるウェディング市場において、着実に成長しているのがリゾートで行う結婚式です。

沖縄県観光振興課によると、国内では2017年に前年比112.5%の伸びを示していて、沖縄でリゾートウェディングを実施したカップルが15,000組以上だそうです。また、海外からのインバウンドカップルも対前年比110.7%と同様に増加していました。

出典:http://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/kankoshinko/yuchi/documents/h29_1-12_rw.pdf

現在、リゾート婚は特に台湾や香港に人気があるようです。理由として、近年芸能人や有名人がリゾート地で結婚式を行った様子が頻繁に報道され、その影響でリゾート婚に注目が集まったことが挙げられます。

 

② 日本の伝統文化を体験する神前結婚式

近年、訪日外国人の人気観光地「京都」の神社仏閣で結婚式を挙げる外国人が増えているようです。日本の神社は、どんな宗教を信仰する人でも受け入れる寛容さで、海外でも人気になっています。

英語で神前結婚式を進行する上賀茂神社では、年間約800組が結婚式を挙げていて、そのうち約100組はカップルのどちらかが外国人だそうです。増加する外国人対応のサービス向上のため、神社は2016年から婚礼部を設けました。

出典:https://j.sankeibiz.jp/article/id=2320

現在、日本の文化に興味を持つ外国人が増加していて、和風の挙式をしたい人も少なくありません。古都である京都だと、日本の文化を存分に味わえるでしょう。

京都では一番人気な神前結婚式の場所は英語で挙式の進行ができる上賀茂神社です。そのほか、高台寺や護王神社、岡崎神社なども人気があります。

 

③ LGBT向けの「結婚式」

2020年の東京オリンピックに向けて、高所得者が多いと言われるLGBTを誘致するLGBTインバウンドは注目されています。それに、縮小する日本ブライダル業界でも、現在LGBTカップルに歓迎する姿勢を示し始めます。

日本を含め、多くの国では、同性結婚の法的な効力がありませんが、法律に認められないこそ、二人の関係に区切りをつけたいものが必要だという。しかし、式場に問い合わせして断られてしまって、幸せなはずのウェディングで悲しい思いをしてしまったことが少なくありません。

こういったことのないように、LGBTフレンドリーな結婚式場を紹介するサービスも出てきました。例えば、2014年に立ち上がったLGBTのウェディングを支援する「novia novia wedding」は、LGBTカップルに結婚式場やフォトスタジオを紹介します。現在英語での対応も行っています。

ここ数年、海外からの観光客が増え続けます。 インバウンド拡大に向けて、LGBTツーリズムに着目する自治体や事業者も出てきています。東北では、LGBTツーリズムで東北を復興する動きを取っています。詳細は「LGBTツーリズムで東北を復興へ 六月よりLGBTツーリズムセミナーを開催」にて紹介しましたので、ご興味のある方はぜひこの記事もチェックしてください。

 

インバウンド婚ニーズに注目した「エスクリ」の取り組み

インバウンド婚ニーズの獲得を目指し、挙式・披露宴の企画・運営などの事業を展開する株式会社エスクリは、2015年8月から中国や香港、台湾でのプロモーション活動を本格展開し、2018年4月に台湾現地法人「ESCRIT Taiwan」を設立し、直営サロン「Bright Day Wedding」をオープンしました。

アジア圏向けのプロモーション活動

エスクリは2015年10月、沖縄県北谷町にウエディングリゾート「セントレジェンダOKINAWA」をオープンして間もなく、中国や台湾での営業を始めました。現地の旅行代理店やブライダル会社に沖縄でのブライダルプランを提案したところ、受注が急増しました。一年の営業活動を通じて、式場利用の12%はインバウンドが占めているようです。

台湾で直営サロンをオープン

サロンでは、沖縄や北海道、東京など日本国内のほか、インドネシアのバリ島、アメリカのグアムなどでの挙式プランを台湾人向けに提供します。

この一連の取り組みを通して、エスクリは「ESCRIT Taiwan」を拠点にアジア圏マーケットを強化、低迷する国内ブライダル市場を活性化して行きます。

 

インバウンド婚を理解し、低迷するブライダル市場を活性化

ここまでは、インバウンド婚についてお伝えしました。

おさらいしますと、少子化や価値観の変化で低迷する国内ブライダル市場は近年、インバウンド婚に注目し始めます。インバウンド婚とは、日本で外国人が結婚することです。

外国人に人気の結婚式の種類は、リゾート婚、神前結婚式、とLGBTウェディングです。

インバウンド婚ニーズを捉えるために、ブライダル大手の株式会社エスクリは、アジア圏向けにプロモーションをした他に、台湾で直営サロンもオープンしました。直接海外の顧客に、日本国内などのウェディングプランを提供することで、低迷するブライダル市場を活性化します。

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