美ンバウンドとは?インバウンドで注目を集める「日本の美容」 その強みと課題を解説

「美ンバウンドって聞いたことあるけど、何かはよくわかってない…」

と思っている方。

「美ンバウンド」は、「美容」と「インバウンド」を掛け合わせた造語です。日本は美容大国としてインバウンド客から注目されており、観光業界や美容業界で盛り上がりを見せています。

インバウンドのニーズに合った商品やサービスを提供して売上アップを狙うためにも、美ンバウンドはおさえたいキーワードです。

とはいえ、具体的にどのようなものかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 美ンバウンドとは「外国人観光客が日本の美容サービスを利用すること」
  • 今後も成長が見込まれるインバウンド市場
  • 日本が「美容で憧れる国」1位に!美ンバウンドが広まる3つの理由
  • 美ンバウンドが抱える課題は「外国語への対応が遅れていること」

の順にお伝えします。

初めて聞く言葉でハードルが高く感じるかもしれませんが、概要だけであればハードルは高くありません。

まずはこの記事で、美ンバウンドについて知りましょう!

美ンバウンドとは「外国人観光客が日本の美容サービスを利用すること」

美ンバウンドとは「外国人観光客が日本の美容サービスを利用すること」です。

美ンバウンドは「インバウンド(外国人観光客)」と「美容」を掛け合わせた造語で、2016年にリクルートが発表した「2016年のトレンド予測キーワード」の中で初めて使われました。

日本を訪れる外国人観光客は年々増加していますが、滞在中の行動は「モノ消費」から「コト消費」へと変化しています。

  • モノ消費:「爆買い」に代表される、モノの購入にフォーカスした行動
  • コト消費:日本でしかできない「体験」を得ることにフォーカスした行動

美容で言うと、これまでは日本製の化粧品を大量買いすることに高いニーズがありましたが、最近はエステやネイルができる美容サロンへ来店することを望むインバウンドが増えています。

出典:リクルートホールディングス「美容・飲食・進学・住まいなど7領域の新たな兆し 2016年のトレンド予測を発表」

コト消費については「コト消費がインバウンド産業に与える影響とは?地方はモノ消費と絡めて集客につなげよう」にて詳しく解説しています。

次は、インバウンドの推移と美容サービスの利用状況についてお伝えしますね。

今後も成長が見込まれるインバウンド市場

日本を訪れるインバウンド客の推移は、2013年の1,036万人から2016年の2,400万人へと、わずか3年で1,000万人以上増えています。

さらに政府は2020年の東京五輪までに訪日観光客数を4,000万人にする目標を掲げており、今後もインバウンドは増える見込みです。

インバウンドによる消費額も、以下のように年を追うごとに増え続けており、国としても伸びしろのある分野として注目しています。

【インバウンドによる消費額推移】

2015年 3兆4,771億円
2016年 3兆7,476億円
2017年 4兆4,162億円

出典:日本政府観光局「訪日外国人消費動向調査 平成29年(2017年)年間値」

次は、美ンバウンドが広まる理由についてお伝えしますね。

日本が「美容で憧れる国」1位に!美ンバウンドが広まる3つの理由

ホットペッパービューティーによると、来日経験がある中国・台湾・韓国・香港の女性を対象としたアンケート結果で、日本は「美容で憧れる国」1位に選ばれています。

日本が美容分野で外国人観光客のハートをつかみ、今後「美ンバウンド」が広まると考える理由は、

  1. メイドインジャパンに信頼がある
  2. 丁寧なおもてなしが受けられる
  3. 店内が清潔である

の3つです。

アンケート結果にもとづき、1つずつお伝えしますね。

1. メイドインジャパンに信頼がある

1つ目の理由は、メイドインジャパンに信頼があることです。

アンケート「日本の美容に憧れる理由」の上位には、

  • 化粧品・美容ブランドが素敵だから
  • その国が原産国だと品質がよさそうに見えるから
  • 美容の技術が進んでいるから

など、メイドインジャパンであることに対する評価が集中しました。

「工業製品」や「食品」における品質の高さなど、これまでに日本の製品が積み上げてきた信頼が、美容分野でも良い影響を与えてくれています。

2. 丁寧なおもてなしが受けられる

2つ目の理由は、丁寧なおもてなしが受けられることです。

アンケート「日本の美容サロンに行ってみたい理由」として1番にあがったのが、「丁寧なおもてなしが受けられる」でした。

  • サービスに対する事前の説明
  • お茶やお菓子のサービス
  • 笑顔での応対

など、日本にいると当たり前に思える店員の応対やサービスが、外国の方には大きな魅力に映っていることがわかります。

3. 店内が清潔である

3つ目の理由は、店内が清潔であることです。

アンケート「美容サロンを利用して満足したポイント」では、1位が「清潔で衛生的」でした。

日本では美容院やサロンの施設が清潔なのは当然という認識のため、評価のポイントとしてあがることは少ないでしょう。しかし、海外の人にとっては衛生管理は大きなメリットとして感じられ、結果としてそれが日本の強みになっています。

このように、日本人だと特に意識しないようなポイントが海外の方に高く評価されていることがわかりました。美容分野においては、このように「強みが当たり前のこととしてある」ため、今後のインバウンド獲得に期待が寄せられています。

出典:ホットペッパービューティー「サロンで始めるインバウンド対応」

次は、美ンバウンドが抱える課題についてお伝えしますね。

美ンバウンドが抱える課題は「外国語への対応が遅れていること」

美ンバウンドが抱える課題は「外国語への対応が遅れていること」です。

美容院やエステ、ネイルサロンなどでは、接客中に必要とされる

  • コミュニケーションの回数
  • コミュニケーションの専門性

が高いと言われています。つまり、専門性の高い会話が数多く行われるのです。

そのため、すでに飲食店などで導入している、翻訳に対応したデバイスやアプリがうまく役立たないことも。

日本の美容分野に「丁寧なおもてなし」が期待されている以上、スムーズな会話のやり取りは欠かせません。

今後、美ンバウンドを広めていくためにも、

  • 既存スタッフへの語学教育
  • 語学堪能なスタッフの新規雇用
  • 翻訳デバイスの効果的な活用

が必要です。

トレンドの「美ンバウンド」を押さえて、外国人観光客の呼び込みを図ろう!

ここまで、「美ンバウンド」についてお伝えしました。

おさらいしますと、美ンバウンドとは「外国人観光客が日本の美容サービスを利用すること」を指します。

美ンバウンドは、2016年にリクルートが「インバウンド(外国人観光客)」と「美容」を掛け合わせた造語として初めて使用しました。

美ンバウンドが注目を集めている背景は、日本を訪れる外国人観光客のニーズが「モノ消費」から「コト消費」へと変化したことです。

  • モノ消費:「爆買い」に代表される、モノの購入にフォーカスした行動
  • コト消費:日本でしかできない「体験」を得ることにフォーカスした行動

日本でしかできない「体験」として、アジアを中心とした女性観光客の多くが注目するのが「美容」で、日本は「美容で憧れる国」1位に選ばれています。

日本の美容が支持されている理由は、

  1. メイドインジャパンに信頼がある
  2. 丁寧なおもてなしが受けられる
  3. 店内が清潔である

の3つ。日本人にとっては当たり前に思っているポイントが、海外の人からすると魅力として映っているようです。

そして今後「美ンバウンド」を広めていくうえで、課題となっているのが「外国語への対応が遅れていること」であることをお伝えしました。

コミュニケーションの頻度や専門性が高い美容分野では、スタッフに高い語学力が必要とされており、解決策としては

  • 既存スタッフへの語学教育
  • 語学堪能なスタッフの新規雇用
  • 翻訳デバイスの効果的な活用

などがあります。

これからの日本における観光戦略として、「美ンバウンド」のトレンドを押さえておくことは重要です。インバウンドが求める「コト消費」の内の1つとして、「美容」は十分に期待のできる分野といえます。

まずは自社の商品やサービスにおいて、「美容」のニーズに応えられそうなものはないか検討することからはじめてみましょう!

インバウンドにおいて、美容と同じく注目を集める「健康」については、「【2018年版】ウェルネストラベルとは?観光×健康でインバウンド獲得のチャンス!」で解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

 

PR: ANAの広告媒体で訪日旅客に街の魅力をお届け!

ANAのブランド力、航空媒体という特殊性で、地域や街のブランディングや商品・サービスのPRをお手伝いします。


お問い合わせはこちら:

インバウンドNOW運営事務局

担当:陳、田中

proj_ana_media@g.s-cubism.jp

関連記事

  1. 観光バスの路上駐車が問題に!都市交通を円滑にする方法とは?

  2. インバウンド需要の変化に観光バスはどう立ち向かうのか

  3. インバウンド向けSEO対策とは?コンテンツ作成の流れから注意点まで解説します

  4. インバウンドの現場で起こっている飲食店予約の無断キャンセル。店舗が行うべき5つの対策とは

  5. 海外向け越境ECサイト制作での5つの課題と解決策。インバウンド消費の促進効果あり

  6. クルーズ観光のインバウンド課題「消費額アップ」のコツとは。那覇港の事例から学ぶ

  7. 健康維持が目的のウェルネスツーリズム。資源豊富な日本で、新たなインバウンド対策になるか?

  8. 中国の人気動画メディアbilibili(ビリビリ動画)とは?訪日中国人向けプロモーションへの活用法を…

メールマガジン



インバウンド資料ダウンロード



アーカイブ

人気記事ランキング

おすすめ記事

PR

ANAの広告媒体で訪日旅客に街の魅力をお届け

PAGE TOP