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訪日中国人FITとは?インバウンド集客における注目のトレンドと事例を解説

「訪日中国人FITってどういう意味?インバウンドの集客につなげるにはどうしたらいいんだろう」

と思っている方。

FITとは「Foreign Independent Tour」の略で、直訳で「外国の個人ツアー」です。つまり、ツアーや団体旅行を使用せずに個人で旅行することを指します。

そして訪日中国人FITとは、特に中国人観光客にフォーカスしたFITです。インバウンドにおいて多数派である、中国からの訪日客に関するトレンドを押さえておくことは重要です。

とはいえ、訪日中国人FITのトレンドをどのように活かせばよいのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 訪日中国人FITとは「ツアーや団体旅行を使用せずに、個人で旅行する中国人観光客」
  • 訪日中国人FITが増えている背景とは?キーワードは「コト消費」と「リピーター」
  • 訪日中国人へリーチ!インバウンド集客につながる応用事例

の順にお伝えします。

訪日中国人FITは専門用語のようでハードルが高く感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、訪日中国人FITについて大まかに知りましょう!

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訪日中国人FITとは「ツアーや団体旅行を使用せずに、個人で旅行する中国人観光客」

訪日中国人FITとは「ツアーや団体旅行を使用せずに、個人で旅行する中国人観光客」のことです。

FIT(海外個人旅行)は近年のトレンドになっており、観光業界においても団体客を中心とした対応から個人客の対応へとシフトを迫られています。

観光庁の発表によると、世界各国のFIT割合に関しては以下の通りです。

【欧米のFIT割合】

スペイン ドイツ アメリカ フランス イギリス
89.2% 87.9% 85.3% 85.3% 84.3%

【アジアのFIT割合】

韓国 香港 タイ 中国 台湾
83.3% 78.6% 75.9% 60.7% 56.1%

欧米では、個人で旅行する人が85%を上回っていますが、アジアにおいては60%~80%にとどまっており、中国に関しては60.7%です。

しかし、ここ5年間のFIT割合の変化を見ると、中国はFIT割合をかなりのスピードで伸ばしていることがわかります。

【FIT割合の変化】

全体の平均 中国
2012年 60.8% 28.5%
2017年 75.7% 60.0%

出典:観光庁「旅行動態の変化の状況」

訪日中国人FITが伸びている背景には「コト消費」と「リピーター」があります。詳しくは次で説明しますね。

訪日中国人FITが増えている背景とは?キーワードは「コト消費」と「リピーター」

訪日中国人FITが増えている背景には、

  • コト消費
  • リピーター

という2つのキーワードがあります。1つずつ説明しますね。

「コト消費」のニーズが高くなればFITも増える!

コト消費とは「旅行において、モノではなく体験(コト)を重視すること」を指します。

観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、インバウンド消費の中でも体験(コト)を重視した「娯楽サービス費」の伸び幅が最も大きく、2012年~2016年にかけて10%増えて31.6%に達しました。

これまでツアーや団体旅行客が中心だった観光では、「爆買い」などに代表されるように、「モノ」を買うことが観光の大きな目的になっていました。

しかし「モノ消費」から「コト消費」へ観光客のニーズが移ることで、「よりディープな体験」を求める人が増え、それにともないFITが増えています。

「リピーター」が増えればFITは増える!

観光庁の調査によると、日本を1回訪れた観光客よりも、2回3回と複数回訪れる観光客のFIT比率が高いことが明らかになっています。

【中国人観光客の同行者の傾向】

自分ひとり 夫婦・パートナー 家族・親戚 友人
1回目 6% 15% 48% 22%
2~9回目 13% 13% 48% 21%
10回以上 26% 15% 32% 18%

日本へのリピート回数が増えるごとに、ひとりで日本を訪れる中国人観光客は増加し、FITも高まる傾向です。

出典:観光庁「訪日外国人旅行者の訪日回数と消費動向の関係について」

次は、インバウンド集客につながる応用事例をご紹介します。

訪日中国人へリーチ!インバウンド集客につながる応用事例

中国において、旅の計画を立てる際に情報収集ツールとしてよく使われているのが以下の2つです。

  • Baidu(百度):中国の検索エンジン。日本でいうところのグーグル。
  • Weibo(微博):中国最大のSNS。日本でいうところのTwitter。

この点については、日本における情報収集の手段と変わらないでしょう。

しかしさらにディープな旅の経験を求めるFIT層は、ユーザーによるオリジナルのコンテンツを望んでおり、そのニーズに応えているコンテンツサイトが、

の2つです。

Mafengwo、Qyerともに、トップページにはユーザーが投稿した旅行ブログが掲載されています。

投稿されているブログはどれも詳しい情報や実体験が書いてあり、写真がたくさん使われているのが特徴です。非日常的な旅先の雰囲気を伝えると同時に、

  • 時刻表や空港の案内図などがまとめられている
  • 旅先での注意事項が整理されている

など、旅行者の視点で役に立つ情報が提供されています。

さらに支持を集めている機能が「コメント欄でのQ&A」です。

コメント欄には質問者と投稿者の間で、旅に関する細かい質問と回答のやり取りがなされており、旅への不安を減らすのに大きな役割を果たしています。

インフルエンサーを活用したインバウンドマーケティング例

旅行をするにあたり、中国人の多くが旅先について書かれたコンテンツを参考にしていることから、それをうまく活用することでインバウンドの集客が可能です。

新潟県の十日町市は、中華圏で70万人の読者を持つ台湾人気ブロガー林氏を招待することで、インバウンド集客に成功しています。

林氏は、日本旅行をテーマにしたブログ「林氏壁和美狐團三狐的小天地」を運営していることで有名です。

十日町市は林氏を家族も含めて招待し、

  • 雪上アクティビティ
  • 芝峠温泉・雲海で雪見露天風呂
  • 囲炉裏焼き

などを体験してもらいました。

林氏はその体験をブログに載せ、それにより前年に比べて20%も多いインバウンド客を獲得しています。

インフルエンサーを活用したインバウンド集客については、「ファムトリップとは?海外のメディアやインフルエンサーと協力して、インバウンド客の増加につなげる」でも解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

訪日中国人FITのトレンドをつかんで、インバウンド集客アップを!

ここまで、訪日中国人FITについてお伝えしました。

おさらいしますと、訪日中国人FITとは「ツアーや団体旅行を使用せずに、個人で旅行する中国人観光客」のことです。

近年のFITは観光業界においてトレンドになっており、増加する個人客への対応が急務になっています。

アジアはもともと欧米に比べてFIT割合が低い傾向でしたが、ここ数年でアジアのFIT割合は急速に伸びました。

訪日中国人FITが増えている背景は、

  • コト消費
  • リピーター

の2つです。

インバウンドのニーズが「モノ消費」から「コト消費」へシフトしたことにより、よりディープな体験を求めてFITが増加しています。

またリピーターになればなるほど個人で日本を訪れる傾向が高まり、FIT増加につながっていることをお伝えしました。

訪日中国人FITの増加にともない、インバウンド集客に活用できるのが、

の2つです。

ディープな旅の経験を求めるFIT層は、実際に日本を訪れたユーザーによるブログなどのコンテンツを望んでおり、MafengwoとQyerはそのニーズに応えています。

十日町市のように、影響力の高いブロガーを活用することでインバウンド集客を実現することも可能です。

まずは、インバウンド集客につながるコンテンツづくりから検討してみましょう。

中国人のインバウンド対策に大きな影響のある「国慶節」については、「国慶節とは?概要と中国人インバウンド客への対策をご紹介」で解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

 

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