ランドオペレーターはインバウンドの満足度を決める。役割や登録手続きなどを解説

「ランドオペレーターって言葉は聞いたことあるけど、実際に何なのかはよくわからない…」

と思っている方。

ランドオペレーターは「ツアーオペレーター」とも呼ばれ、観光案内に必要なさまざまな手配を専門に行う会社を指します。旅行会社はランドオペレーターに依頼することで、スムーズに観光手配が可能です。

とはいえ、具体的にどのようなものなのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • ランドオペレーターとは「観光案内に必要なさまざまな手配を専門に行う会社」
  • ランドオペレーターは登録制で「旅行サービス手配業務取扱管理者」資格が必要
  • ランドオペレーターの登録が義務化された背景
  • インバウンドにおすすめのランドオペレーター5選

の順にお伝えします。

ランドオペレーターの利用はハードルが高そうに感じますが、概要を押さえることは難しくありません。

まずはこの記事で、ランドオペレーターについてざっくりと知りましょう!

ランドオペレーターとは「観光案内に必要なさまざまな手配を専門に行う会社」

ランドオペレーターとは「観光案内に必要なさまざまな手配を専門に行う会社」のことです。

旅行会社から依頼を受け、旅行先の

  • ホテル
  • レストラン
  • ガイド
  • バス、鉄道

などの手配や予約を代行します。

特に海外旅行の場合、旅行会社が直接現地のホテルやバス会社に連絡をとって手配することはほとんどありません。

海外に支店を持っている大手の旅行会社でなければ、現地に詳しいランドオペレーターに手配・予約を委託するのが一般的です。

もちろん海外だけでなく、日本国内でインバウンド向けに旅行の手配や予約を専門に行っている会社もランドオペレーターと呼び、ランドオペレーターは旅行者に快適な旅のサービスを提供するために欠かせない存在といえます。

次は、ランドオペレーターが登録制になった背景についてお伝えしますね。

ランドオペレーターは登録制で「旅行サービス手配業務取扱管理者」資格が必要

ランドオペレーターは2018年1月4日から登録制に変更されました。

これまでランドオペレーターは、営業するにあたって観光庁や各都道府県への登録は不要でしたが、旅行業法が改正され各都道府県への登録が義務化されています。

ランドオペレーター(旅行サービス手配業)として営業するためには、

  1. 旅行業務取扱管理者
  2. 旅行サービス手配業務取扱管理者

のどちらかが必要です。

1つ目の「旅行業務取扱管理者」については、これまでも旅行会社を営むうえで必須の資格でした。

そして2つ目の「旅行サービス手配業務取扱管理者」が、今回新たに新設された資格です。

「旅行サービス手配業務取扱管理者」資格の取得方法

資格を取得するには「旅行サービス手配業務取扱管理者研修」の受講が必要です。

現在研修は、

  • 一般社団法人「日本旅行業協会」
  • 一般社団法人「日本海外ツアーオペレーター協会」
  • 有限会社「インターナショナルツアーアシスタンス」

の3団体で受けることができます。

研修の内容は主に、

  1. 旅行業法及び旅行業約款に関する科目
  2. 旅行サービス手配業務に関する科目

の2つ。旅行業に携わるときに必要な旅行業法、約款(取り決め)に加え、実務に必要な項目も含まれています。

研修では講義後に修了試験があり、この試験に合格することで旅行サービス手配業務取扱管理者資格を得ることが可能です。

次は、ランドオペレーターの登録が義務化された背景についてお伝えしますね。

ランドオペレーターの登録が義務化された背景

ランドオペレーターの登録が義務化されたきっかけは、2016年の軽井沢スキーツアーバス事故です。

この事故では乗客乗員41人中、乗客13人と乗員2人が死亡。1人が重体、24人が重軽傷を負いました。

事故で注目されたのが、

  • 法定運賃を下回る運賃での業務依頼
  • バス会社の教育・管理体制のずさんさ

です。

ツアー会社はバス会社に対して「今年は雪が少なく、この価格ではお客が来ない」との理由から法定運賃27万円を下回る19万円でバス手配を依頼。またバス会社は、バスの運転手への

  • 健康診断
  • 酒気帯び確認
  • 適性検査

を怠っていました。

一連の報告を受け、国土交通省は

  • 貸切バスの安全確保の徹底について
  • 貸切バスのシートベルトの着用徹底について
  • 運転者に対する運転技能の指導の徹底について

などのさまざまな対策を提示し、それに伴う法改正を実施しています。

出典:国土交通省「軽井沢スキーバス事故を受けた対策について」

そして、この事故をきっかけとして対策の1つにあがったのが「ランドオペレーター等に対する規制のあり方」です。

観光庁の資料によると、以前より訪日旅行において外国人からランドオペレーターに対する苦情が出ていました。

具体的な問題点は、

  • キックバックを前提とした土産物屋への連れ回しや、高額な商品購入の勧誘
  • 貸切バスを下限割れ運賃で契約することによる安全性の低下

です。

この問題を解決するため、観光庁はランドオペレーター登録の義務化を決めました。

出典:観光庁「ランドオペレーターの現状について」

次はインバウンドにおすすめのランドオペレーターをご紹介します。

インバウンドにおすすめのランドオペレーター5選

ここでは、インバウンドにおすすめの国内ランドオペレーターとして

  1. カスタマイズツアーに強い「Voyagin」
  2. 年間1万コースの中から厳選「YOKOSO Japan Tour」
  3. 22年にわたる旅行業の実績がある「ARYU CORPORATION」
  4. インバウンドのお出迎えサービスに強い「エアサーブ」
  5. 社寺での体験に特化した「OTERA STAY」

の5つをご紹介します。

1. カスタマイズツアーに強い「Voyagin」

Voyagin」は、インバウンド向けの体験ツアーを予約できるランドオペレーターです。お決まりの観光名所だけでなく、よりディープな体験を望む観光客から人気を集めています。

さまざまな体験アクティビティを組み合わせて、自分だけのオリジナルな旅にカスタマイズ可能です。

2. 年間1万コースの中から厳選「YOKOSO Japan Tour」

YOKOSO Japan Tour」は、英語または中国語が話せる添乗員や係員が同行し、日本語だけでなく外国語でのガイドも提供するランドオペレーターです。

年間のツアー取り扱い件数は1万にも達し、豊富な選択肢から好きなコースを選ぶことができます。

3. 22年にわたる旅行業の実績がある「ARYU CORPORATION」

ARYU CORPORATION」は、訪日観光客の獲得に向けた

  • 海外プロモーションの企画やサポート
  • 国内オプショナルツアーのプロデュース
  • 国内外の企業や地方自治体のインバウンドプロモーション

を手掛けるランドオペレーターです。

22年の旅行業経験(アウトバウンド事業)と6年のホテル業経験(インバウンド事業)の実績をもとに、経験豊富なツアーの提案を受けることができます。

4. インバウンドのお出迎えサービスに強い「エアサーブ」

エアサーブ」は、インバウンドのお出迎えサービスに強みのあるランドオペレーターです。

エアサーブは全国の主要空港にネットワークを持っており、お客さまが到着した際にお出迎えサービスを受けることができます。日本の旅行に不安を感じている訪日客を、到着した空港からしっかりとおもてなしすることが可能です。

5. 社寺での体験に特化した「OTERA STAY」

OTERA STAY」は、社寺での体験ステイサービスを提供するランドオペレーターです。「OTERA STAY」の名前の由来は、お寺に宿泊する「お寺ステイ」から来ており、日本ならではの体験を楽しむことができます。

お寺に泊まるだけでなく、

  • 華道
  • 瞑想
  • 仏教声楽

などの体験をすることも可能です。

インバウンドの満足度アップのカギは、適切なランドオペレーター選び

ここまで、ランドオペレーターについてお伝えしました。

おさらいしますと、ランドオペレーターとは「観光案内に必要なさまざまな手配を専門に行う会社」のことで、「ツアーオペレーター」とも呼ばれています。

旅行会社が海外のサービスをすべて直接手配することは難しく、それを担うランドオペレーターは、旅行者に快適な旅のサービスを提供するうえで欠かせません。

以前は特別な資格が必要ないランドオペレーターでしたが、軽井沢スキーツアーバス事故をきっかけに、2018年1月より登録制となりました。

ランドオペレーターに必要な「旅行サービス手配業務取扱管理者」の資格が取得できる研修は、

  • 一般社団法人「日本旅行業協会」
  • 一般社団法人「日本海外ツアーオペレーター協会」
  • 有限会社「インターナショナルツアーアシスタンス」

の3団体で受けることが可能です。

日本を訪れる観光客数は年々増えており、旅行に対するニーズは、よりオリジナルな体験を望む方向にシフトしています。

ランドオペレーターの役割は、インバウンド個々の希望に応え、快適に旅行を楽しんでもらうこと。適切なランドオペレーターを選ぶことが、インバウンドの満足度を高めるうえで重要なポイントです。

まずはご紹介した、

  1. カスタマイズツアーに強い「Voyagin」
  2. 年間1万コースの中から厳選「YOKOSO Japan Tour」
  3. 22年にわたる旅行業の実績がある「ARYU CORPORATION」
  4. インバウンドのお出迎えサービスに強い「エアサーブ」
  5. 社寺での体験に特化した「OTERA STAY」

のサイトを見て、どのランドオペレーターが最適か考えることからはじめてみてください。

インバウンドのトレンドとして「個人で旅行する人が増えた」ことは、ランドオペレーター選びに欠かせない要素の一つです。詳しくは「FIT(海外個人旅行)」については、「FIT(海外個人旅行)はインバウンド対策のカギ。旅行スタイルから課題まで解説します」をご一読ください。

 

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