道頓堀スクエアとは?インバウンド客を呼び込む5つのエンターテイメントを解説

「インバウンド客を呼び込みたいけれど、具体的に何をすればいいんだろう…」

と感じている地方自治体の方。

インバウンド客は、夜に遊べる「ナイトアクティビティ」や、日本文化の体験(コト消費)を求めています。しかし日本にはまだまだこのような体験を提供するサービスが少なく、インバウンド客が満足しているとは言えません。

そこで紹介したい事例が、大阪の「道頓堀スクエア」です。道頓堀スクエアはインバウンド向けに、食事やエンターテイメントなどの情報発信と、交流の場を提供しています。

この施設のみで体験や情報収集ができることで、インバウンド客の満足度がアップ。そして道頓堀エリアの飲食店や劇場などの売上アップにつながっています。

とはいえ、どのようなサービスを展開しているのか、なかなかイメージできませんよね。

そこで今回は、

  • 道頓堀スクエアとは
  • 道頓堀スクエアができた背景
  • 道頓堀スクエアが提供する5つのエンターテイメント

を紹介します。「いきなり施設を作るのはさすがに難しい…」と感じると思いますが、内容をつかむだけなら簡単です。

まずは道頓堀スクエアについて、ざっくりと理解しましょう!

道頓堀スクエアとは、食やエンターテイメントの情報発信と交流の場

道頓堀スクエアとは2018年6月に、「食やエンターテイメントの情報発信と交流の拠点」としてオープンした、エンターテイメント施設です。

これは“道頓堀商店会”と“株式会社JTB”が、2017年に「エリアマネジメント分野の連携に関連する協定」を結んだことをきっかけに作られました。

この施設の目的は、「観光で街全体の価値を高めること」です。

道頓堀は大阪最大級の観光スポットであり、集客の拠点。これからさらに世界的な観光地へと発展させるために、食事を楽しめるカフェやイベントスペース、チケット販売などを実施しています。

この内容は、後ほど詳しく紹介しますね。

道頓堀スクエアができた背景は、観光客の増加とエンターテイメントの少なさ

道頓堀スクエアができた背景は、以下の2つです。

  1. 大阪にインバウンド客が増えている
  2. インバウンド客が楽しめるエンターテイメントが少ない

1つずつ解説します。

背景1:大阪は1,111万人のインバウンド客が訪問するエリア

大阪のインバウンド客数は、2017年度で1,111万人を記録しています。

訪日外国人は全体で2,869万人いるので、そのうち半分近くが大阪を訪問していることになりますね。

出典:大阪府「主要5か国・地域別 来阪外国人旅行者数(推計値)」

しかし一方で、大阪には「インバウンド客が楽しめるエンターテイメント施設が少ない」という課題がありました。

次で詳しく説明します。

背景2:インバウンド客が楽しめるエンターテイメント施設が少ない

大阪府の課題は、以下の通りです。

  • 訪日外国人向けのエンターテイメントが少ない
  • お店は常に混雑している
  • 訪日外国人がなかなか目的のお店にたどり着けない

日本にはまだまだ夜遅くまで遊べるお店や、コト消費の体験ができるツアーが多くありません。そしてお店やツアーを見つけても、人気のため混雑しています。

これではインバウンド客が、訪日旅行を満喫できているとは言えません。

これらの課題を解消するために、道頓堀スクエアが作られたのです。

とはいえ、どのような形で不満を解消しているのか、なかなかイメージしにくいですよね。

そこで続いては、道頓堀スクエアのサービス内容を詳しく紹介します。

道頓堀スクエアで提供する5つのサービス

道頓堀スクエアの中に入ると、以下5つのサービスが目に入ります。

  1. TONBORI BASE Cafe&Info
  2. Tickets Today
  3. トンボリグラフィー
  4. 道頓堀 ZAZA
  5. 道頓堀エンタメ満喫クーポン

1つずつ詳しく解説しますね。

1.TONBORI BASE Cafe&Info:カフェを併設したインフォメーションセンター

施設内にはまず、カフェのあるインフォメーションセンター「TONBORI BASE Cafe&Info」が目に入ります。

ここにはタッチパネル形式の券売機があり、以下のチケットが購入できます。

  • 館内劇場の鑑賞券:フードミュージカル「GOTTA」などの鑑賞券
  • OSAKA NIGHTCLUB PASS:ミナミやキタエリアにあるナイトクラブや劇場など、21時以降でも楽しめる場所の入場チケット

またカフェには110インチのプロジェクターもあり、スポーツのパブリックビューイングも可能。さらには1ドリンクを購入することで、たこ焼きなど食べ歩き用の食事を、ゆっくり楽しむこともできます。

ほかにもファッションやアートのポップアップイベント、音楽イベントも開催予定のため、インバウンド客同士や、インバウンド客と日本人観光客の交流の場としても活用できます。

2.Tickets Today:日本全国のエンターテイメントチケットを販売

さらに中に入ると、「Tickets Today」という、日本全国の劇場チケットを購入できるカウンターがあります。

ここでは伝統芸能からアニメまで、さまざまな演劇のチケットが購入可能。例えば歌舞伎のチケットや、京都にある忍者ショー「乱・京都」のチケットなどを入手できます。

カウンターのスタッフは日本語、英語、中国語に対応しているため、日本語がわからないインバウンド客も安心して楽しむことが可能です。

というのも、訪日外国人は演劇やアクティビティのチケット手配に「言葉が通じない」などの手間を感じています。ここで全国のチケットを販売することで、訪日外国人の手間を減らして、スムーズな手配が可能に。

さらに、訪日外国人が日本全国を幅広く訪問するきっかけにもつながります。

またチケット販売は、東京のコワーキングスペースなどでも実施されています。詳しくは「USDと旅行アクティビティ予約サイト「Klook」が業務提携、インバウンド向けコワーキングスペースでチケットサービスを開始」をチェックしてください。

3.トンボリグラフィー:道頓堀の歴史や食の豆知識を学ぶ

Tickets Todayの奥を入ると、タッチパネル式のインフォメーションボード「トンボリグラフィー」があります。

このボードには、大阪の街並みがイラストで再現されており、画面に触れると「トンボリ学」として、以下が表示されます。

  • 道頓堀の店舗情報
  • 食の豆知識
  • 道頓堀の歴史

道頓堀は、芝居町として栄えてきたエリア。アニメーションを通じて、旅行者が歴史や食文化を学ぶことができます。

4.道頓堀 ZAZA:人気のフードショー「GOTTA」からお笑いライブまで上映

道頓堀スクエアの中には、エンターテイメント劇場「ZAZA」があります。

そしてZAZAの中には、さらに3つの劇場が広がっています。

  • ZAZA HOUSE
  • ZAZA POCKET’S
  • ZAZA Box

特に人気のある劇場がZAZA Box。ここでは“フードミュージカル”を上映しており、串カツやたこ焼きをモチーフにしたキャラクターが登場しています。

さらには和楽器や歌舞伎などの伝統芸能に、最新技術のプロジェクションマッピングをかけ合わせる演出も。最新技術を組み合わせて道頓堀の歴史や食文化を紹介し、インバウンド客を楽しませています。

このようなサービスは、大阪だけではありません。東京でもロボットをテーマにしたショーが人気を集めており、詳しくは「新宿歌舞伎町「ロボットレストラン」がインバウンド集客に成功した4つの理由とは?口コミやSNSでの拡散がカギ」で紹介しています。

5.道頓堀エンタメ満喫クーポン:JTBの旅行商品としてクーポンを配布

道頓堀スクエアでは、「道頓堀エンタメ満喫クーポン」を配布しています。

これは先ほど紹介したフードミュージカル「GOTTA」の観劇券と、飲食・物販店のおもてなし券がセットになった、道頓堀で“食べる・観る・買う”を満喫できるクーポンです。

対象は2018年4月~2019年3月31日にJTBの対象商品を利用する、大阪方面に宿泊のお客さまです。

例えばクーポンの1つに、「道頓堀ワンスモア・きつねうどん宅配サービス」があります。合計1万円以上の利用で、飲食店「道頓堀今井」がきつねうどん2人前を無料で宅配するなど、嬉しいサービスが満載。

このようなサービスを展開することで、道頓堀にあるお店を何件も回りたくなるきっかけを提供します。そして「楽しい」と感じてもらうことで、インバウンド客はリピーターになる可能性も。

リピーターは旅行が楽しいと感じると、何度も日本を訪れる可能性があります。そのため彼らは今後も、インバウンド効果を持続させるためには欠かせません。

このように観光施設を作って地域を盛り上げることで、インバウンド客が増加。地方や特定エリアの売上アップや、リピーターの増加によるインバウンド効果の持続が期待できます。

まずは道頓堀スクエアのように、エンターテイメントとなる文化を探してみましょう!

道頓堀スクエアのようなエンターテイメント施設が、インバウンド客の増加に

ここまでをおさらいします。

道頓堀スクエアとは、道頓堀商会と株式会社JTBが提供する「食やエンターテイメントの情報発信と交流の拠点」となるエンターテイメント施設です。

館内では、5つのサービスを展開しています。

  1. TONBORI BASE Cafe&Info
  2. Tickets Today
  3. トンボリグラフィー
  4. 道頓堀 ZAZA
  5. 道頓堀エンタメ満喫クーポン

というのも、もともと大阪府は1,111万人のインバウンド客が訪れる人気エリアだったものの、以下の課題がありました。

  • 訪日外国人向けのエンターテイメントが少ない
  • 少ないため常に混雑している
  • 訪日外国人がなかなかお店にたどり着けない

道頓堀スクエア内でミュージカルやプロジェクターによるパブリックビューイング、チケット販売などを提供することで、訪日外国人にかかるストレスや手間を減らすことができます。

地方や特定のエリアがこのような施設を作ることで、インバウンド客が増加。訪日外国人のニーズを満たすことで、道頓堀エリアにある飲食店などの売上アップも期待できます。

またインバウンド客の増加にともなって、ホテルを増やすことも欠かせません。

リノベーションホテルを作ることで、インバウンド客のニーズを満たした京都の事例を「リノベーションがホテル予約の理由に。訪日客の集客に成功した、京都の事例を紹介します」で紹介しています。

もしも「ホテルや飲食店を増やしたいけれど、資金が足りない…」という場合は、補助金を利用できます。補助金などの支援事業については、「観光庁の「宿泊施設インバウンド対応支援事業」とは?内容と申込み方法を解説。」をチェックしてみてください。

 

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担当:陳、田中

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