ナイトライフとは?インバウンド市場発展のカギを握る「夜の観光」について解説

「ナイトライフって聞いたことあるけどよくわからない。インバウンドに何か関係があるのかな。」

と思っている方。

ナイトライフとは観光における夜の過ごし方やアクティビティです。インバウンド市場においてナイトライフの分野はまだまだ伸びしろが見込まれており、注目を集めています。

とはいえ、具体的にどのようなものなのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • ナイトライフとは「観光における夜の過ごし方やアクティビティ」
  • インバウンドビジネスにおいて重要なナイトライフエコノミー
  • 東京のおすすめナイトライフ観光スポット

の順にお伝えします。

ナイトライフは日本ではあまり広まっておらずハードルが高く感じるかもしれませんが、概要を押さえることは難しくありません。

まずはこの記事で、ナイトライフについて大まかに知りましょう!

ナイトライフとは「観光における夜の過ごし方やアクティビティ」

ナイトライフとは、観光における夜の過ごし方やアクティビティを指します。

日本では「観光」と言うと日中に楽しむイメージが強いですが、訪日客にとっての観光はそれだけではありません。観光で現地を訪れる外国人観光客は、昼間の観光だけでなく夜の観光にも高い関心を持っています。

ナイトライフでよく利用されるスポットをいくつかあげると、

  • 美術館や博物館
  • ミュージカル
  • クラブやバー

など。

20時以降でも楽しめる施設やスポットでのアクティビティが人気です。

日本のナイトライフへ不満を持つ外国人観光客

日本政策投資銀行は2016年、訪日外国人観光客を対象に「日本旅行で不満だった点」について調査を実施しました。

その結果、第7位に不満な点を「ナイトライフ(バーやクラブ・ナイトマーケット等)体験」とする回答がランクインしています。

【日本旅行で不満だった点の上位10回答】

  1. 英語の適用度:22%
  2. 母国語の適用度:17%
  3. 旅行代金:13%
  4. 日本の酒(日本酒・焼酎):8%
  5. 外貨両替:8%
  6. 現地の人が普段利用している安価な食事:8%
  7. ナイトライフ(バーやクラブ・ナイトマーケット等)体験:7%
  8. ブランド品や宝飾品のショッピング:7%
  9. 携帯電話や通信機能の利便性(Wi-Fi等の充実度):7%
  10. 伝統的なスポーツ(相撲、剣道、柔道等)の観戦:6%

ナイトライフは外国人観光客の満足度を高めるうえで重要です。

加えてナイトライフで使用される消費額は日中と比べて大きく、インバウンドビジネスの視点からも注目を集めています。

出典:日本政策投資銀行「アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(平成29年版)」

次は、インバウンドビジネスにおいて重要なナイトライフエコノミーについてお伝えしますね。

インバウンドビジネスにおいて重要なナイトライフエコノミー

インバウンドビジネスにおいて欠かせないのが、「ナイトライフエコノミー」です。

ナイトライフエコノミーとは「ナイトライフにおける経済活動(夜間市場)」のこと。日本政府は「2020年に外国人旅行者を年間4,000万人、外国人観光客の消費額を8兆円に増やす」との目標を掲げています。

しかしながら2017年の外国人観光客1人当たりの旅行支出は15万3,921円です。前年比では1.3%減と2年連続で減少しており、それを解決する手段としてナイトライフエコノミーに注目が集まっています。

ナイトライフエコノミーで有名なのがイギリスです。

イギリスのロンドンでは早い段階から夜間市場に注目。

  • 地下鉄の24時間運行
  • ナイトメイヤー(行政とナイトカルチャーをつなぐ存在)の採用
  • パープルフラッグ(「安心して夜遊びできる街」としての認定)の導入

などの取り組みにより、ロンドン夜間市場の経済規模は260億ポンド(約3.7兆円)まで達しました。2029年までに、283億ポンド(約4兆円)に達することが予測されています。

日本ではナイトライフエコノミー議連が2017年に発足

日本ではナイトライフエコノミーを活性化させるべく、2017年4月に自民党から「時間市場創出推進(ナイトタイムエコノミー)議連」が発足。

2017年12月には、

  • 地下鉄やバスの終夜運行の検討
  • 官民が協力してナイトタイムエコノミー施策を進めるための組織「24 hour Japan推進協議会(仮称)」の設立
  • ナイトメイヤーの採用
  • 日本版パープルフラッグ制度の導入

などを盛り込んだ中間提言を発表しました。

出典:ナイトライフエコノミー議連中間提言「楽しい国、日本の実現に向けて」

次は、東京のおすすめナイトライフ観光ルートについてお伝えしますね。

東京のおすすめナイトライフ観光スポット

東京はインバウンドの観光先として人気があります。2017年に東京を訪れた外国人観光客数は約1,377万人(前年比5.1%増)でした。

日本全体での外国人観光客数が約2,869万人であることを考えると、外国人観光客の実に半数近くが東京を訪れていることになります。

そのような背景から、東京都は外国人旅行者に向けての情報を集めた「東京ナイトライフ観光ルート」を作成。2020年の東京オリンピック開催とその先を視野に、インバウンド旅行者の満足度アップを図り、誘致促進につなげる狙いです。

東京ナイトライフ観光スポットの情報は、東京の公式観光情報サイト「GO TOKYO」に掲載され、5つのカテゴリに分かれています。

  1. 夜景の定番
  2. 夜景×乗り物
  3. 夜景×美食
  4. 大人時間
  5. エンタメ

1つずつ、スポットの内容をざっとお伝えしますね。

1. 夜景の定番

夜景の定番カテゴリでは、東京の夜景を見るために以下のようなおすすめスポットを紹介しています。

  • 東京スカイツリー
  • 東京タワー
  • テレコムセンター展望台
  • 世界貿易センタービルディング
  • お台場海浜公園
  • 都庁展望室

2. 夜景×乗り物

夜景×乗り物カテゴリでは、

  • 東京ゲートブリッジと工場夜景クルーズ
  • 東京湾クルージング
  • 屋形船 船清
  • ヘリコプタークルーズ
  • スカイバス東京 お台場夜景コース

など、さまざまな乗り物から東京の夜景を眺めるプランを紹介しています。

3. 夜景×美食

夜景×美食カテゴリでは、恵比寿、六本木、丸の内、銀座を中心に、

  • 恵比寿ガーデンプレイス TOP OF YEBISU
  • マドラウンジ
  • 丸ビル
  • 天空 LOUNGE TOP of TREE
  • 銀座スカイラウンジ

など、東京の夜景と洗練された料理が味わえるお店を紹介しています。

4. 大人時間

大人時間カテゴリでは、

  • 森美術館
  • ワタリウム美術館
  • アクアパーク品川
  • 東京レジャーランド パレットタウン店
  • コニカミノルタプラネタリウム“天空”

などの夜でも楽しめる美術館や水族館、プラネタリウム、アミューズメント施設を紹介しています。

5. エンタメ

エンタメカテゴリでは、

  • コットンクラブ
  • ビルボードライブ東京
  • マジックバー十時丸の内店

など、音楽やマジックなどのエンターテイメントが楽しめるスポットを紹介しています。

ナイトライフの拡充が日本のインバウンド市場を大きくする

ここまで、ナイトライフについてお伝えしました。

おさらいしますと、ナイトライフは観光における夜の過ごし方やアクティビティを指します。

日本における観光のイメージは「日中に楽しむ」ものですが、海外では「夜も楽しむ」ことが一般的です。

訪日外国人を対象に実施したアンケート調査からは、日本でのナイトライフに不満を持っている外国人観光客が一定数いることがわかっています。

加えて日本が2020年までの目標として掲げた「外国人観光客の消費額8兆円」を実現するため、ナイトライフを改善する取り組みが「ナイトライフエコノミー議連」を中心に始まりました。

また、訪日外国人観光客の約半数が「東京」を訪れており、東京におけるナイトライフの拡充は重要です。東京都はインバウンド向けの観光情報サイトをつくり、東京ナイトライフ観光の情報をのせることでさらなる集客を図っています。

ナイトライフはインバウンド市場における伸びしろの1つとして注目を集めており、今後ますます拡充されていくことでしょう。

夜間市場について詳しくは、「インバウンド需要を成功に導くために知っておきたい「ナイトタイムエコノミー」という手段」をご一読ください。

 

PR: ANAの広告媒体で訪日旅客に街の魅力をお届け!

ANAのブランド力、航空媒体という特殊性で、地域や街のブランディングや商品・サービスのPRをお手伝いします。


お問い合わせはこちら:

インバウンドNOW運営事務局

担当:陳、田中

proj_ana_media@g.s-cubism.jp

関連記事

  1. サムライ剣舞シアターとは?人気のカギはインバウンドが好む「体験型」

  2. ランドオペレーターはインバウンドの満足度を決める。役割や登録手続きなどを解説

  3. 中国版YouTube“优酷(Youku)”をインバウンド対策に。オリジナル動画で地方都市の集客へつな…

  4. ビジット・ジャパン・キャンペーンとは?訪日外国人を増やすコツは、海外メディアや企業と協力すること

  5. ソンクラーンとは?訪日タイ人の悩みを解決して、観光スポットの集客につなげる

  6. 明治神宮がインバウンドから人気の観光地ランキングで第21位にランクイン。その理由とは?

  7. VFR(友人、親族訪問)のインバウンド対策について解説します。

  8. ベジタリアンとは?飲食店のベジタリアン対応から、食事の注意点まで解説します

メールマガジン



PR


インバウンド資料ダウンロード



アーカイブ

人気記事ランキング

おすすめ記事

PAGE TOP