「高野山 奥の院」がインバウンド観光地ランキング10位にランクイン。人気の理由とは?

「高野山 奥の院はなんで外国人観光客に人気なんだろう……」

と思っている方。

高野山 奥の院は、空海(弘法大師)がまつられた御廟(ごびょう)として知られている、日本仏教の聖地です。ミシュランガイドなどでも紹介されており、インバウンド客の人気を集めています。

高野山 奥の院が外国人の人気を集めているのにはいくつかの理由があり、そのポイントを押さえておくことでインバウンド集客に役立てることが可能です。

とはいえ、具体的にどのようなものなのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 高野山 奥の院とは「日本仏教の聖地」
  • 高野山 奥の院に対する外国人の反応
  • 高野山 奥の院のインバウンド対策

の順にお伝えします。

インバウンドの集客はハードルが高そうに感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、高野山 奥の院が人気の理由についてざっくりと知りましょう!

高野山 奥の院とは「日本仏教の聖地」

高野山 奥の院とは「日本仏教の聖地」です。

奥の院とは、高野山真言宗総本山の金剛峯寺を中心とした寺院群を指し、弘法大師によって開かれました。山内には今も113の寺院が立ち並び、多くの参詣者を迎え入れています。

2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界文化遺産に登録。それを機にインバウンドの数が急増し、2004年~2014年の10年間で1万530人から5万4,511人へと5倍以上に増えました。

奥の院は大きく2つのエリアがあり、

  • 墓地エリア
  • 聖地エリア

に分けることができます。

墓地エリアの見どころは、20万を超える諸大名らのお墓です。御廟まで約2kmに渡って参道が続き、その両側立ち並ぶたくさんのお墓は圧巻のひと言。

  • 豊臣秀吉
  • 織田信長
  • 上杉謙信

など、誰もが1度は耳にしたことがある歴史上の人物のお墓を目にすることができます。

一方聖地エリアは、まさに高野山における信仰の中心と言うべき場所です。

墓地エリアを進み「御廟橋」と呼ばれる橋にたどりつくと、そこからは撮影が禁止となり、帽子も脱がなければいけません。奥にある御廟では、まだ空海が生きて修行をしていると信じられています。

聖地エリアでは、

  • 汗かき地蔵
  • 灯篭堂
  • 弘法大師御廟

を訪れることが可能です。

外国人に人気の日本の観光スポットランキングで「高野山 奥の院」は第10位

高野山 奥の院は、旅行に関する口コミ・比較サイト「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本の観光スポットランキング2017」で第10位にランクインしました。

【外国人に人気の日本の観光スポットランキング2017 トップ10】

  1. 伏見稲荷大社(京都府)
  2. アキバフクロウ(東京都)
  3. 広島平和記念資料館(広島県)
  4. 厳島神社(広島県)
  5. 東大寺(奈良県)
  6. 清水寺(京都府)
  7. 新宿御苑(東京都)
  8. 金閣寺(京都府)
  9. 箱根彫刻の森美術館(神奈川県)
  10. 高野山 奥の院(和歌山県)

高野山へのアクセスは関西空港から約2時間半と、それほど良くありません。しかし、高野山でしか体験できない、

  • 日本の伝統
  • 自然の豊かさ
  • 宿坊

などが人気を呼び、多くのインバウンド客をひきつけています。

出典:トリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2017」

次は、高野山 奥の院に対する外国人の反応についてお伝えしますね。

高野山 奥の院に対する外国人の反応

高野山 奥の院に対する外国人の反応を知っておくことは、インバウンド客のニーズを掴むうえで重要です。

トリップアドバイザーにおける、高野山 奥の院に対する口コミは以下の通りです。

This is a massive cemetery but well worth a stroll around. Lots of memorials re shoguns/samurai with so much history. There is also a modern section sponsored by large corporate business.Very calm area and the moss/ trees give it all an earthy peaceful feel.

このとても大きな墓地は、散策する価値が十分にあります。多くの歴史を持つショーグンやサムライの慰霊碑があるのです。大企業がスポンサーしている近代的なセクションもありますよ。とても静かなエリアと苔や木々たちは、すべてが素朴で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。(イギリス人観光客の口コミ)

Surrounded by huge cedar trees and tombs/prayer towers, this place is the quintessence of Koya-san. We reserved the night walking tour offered by Keiko-in and went back there again in the next morning. I love the calm and almost purifying air surrounding this place.

巨大な杉の木や墓や供養塔に囲まれたこの場所は、高野山の真髄です。恵光院が提供している夜間徒歩ツアーを予約し、翌朝もそこを訪れました。私はこの場所を取り囲む静かで清浄な空気が大好きです。(オーストラリア観光客の口コミ)

また、2018年9月時点でInstagram上で「#koyasan」とタグ付けされた写真は78,819件投稿されています。

多く撮影されているのは、

  • 参道に並ぶお墓
  • 地蔵
  • 紅葉

です。写経や御朱印、和料理などの現地で体験できるアクティビティも人気があります。

次は、高野山 奥の院のインバウンド対策についてお伝えしますね。

高野山 奥の院のインバウンド対策

高野山 奥の院は、外国人観光客に向けたインバウンド対策を実施しています。

代表的な取り組みは、

  1. 公式ウェブサイトおよび案内板の多言語対応
  2. 独自の景観条例の施行
  3. 宿坊への受け入れ

の3つです。

1つずつ説明しますね。

1. 公式ウェブサイトの多言語対応

1つ目が、公式ウェブサイトの多言語対応です。

高野山の総本山金剛峯寺は公式のウェブサイトを持っており、

  • 高野山の歴史
  • 年中行事
  • 体験できるアクティビティ
  • アクセス

などの情報を得ることができます。

ウェブサイトは、外国人観光客も見ることができるように日本語だけでなく

  • 英語
  • フランス語

の2言語に対応。

インバウンド客は、高野山に関する情報を事前に得ることができるため、より深く観光を楽しむことができます。

2. 独自の景観条例の施行

2つ目が、独自の景観条例の施行です。

高野町は世界遺産登録後の2008年に、「高野山らしい景観」を守るため独自の景観条例を施行しました。

外国人観光客の受け入れ対策として実施したのは、

  • 商店街のファサードの整備
  • 電線・電柱の地中化
  • 散歩が楽しめる道路整備
  • 日本語と英語を併記した案内板
  • 洋式トイレの設置
  • Wi-Fi環境の整備

など。インバウンド客のニーズに応えることで満足度を高め、リピートにつなげることが狙いです。

出典:高野町「高野町景観計画」

3. 宿坊への受け入れ

3つ目が、宿坊への受け入れです。

高野山では、113ある寺院のうち約半数のお寺で宿坊への受け入れを実施しています。インバウンドにとって、寺院に泊まることは日本ならではの体験としてとても人気です。

宿坊では、

  • 写経
  • 座禅
  • 精進料理
  • 法話
  • 読経
  • 滝行

などの修行体験をすることができます。

効率化を図り団体客しか対応しない寺院もありますが、人気を伸ばしているのは個人の外国人観光客にも対応している寺院です。

インバウンドの満足度をアップさせるには、町全体での取り組みが効果的

ここまで、インバウンドに人気の高野山 奥の院についてお伝えしました。

おさらいしますと、高野山 奥の院とは「日本仏教の聖地」です。

奥の院は弘法大師によって開かれ、113の寺院が立ち並び、今なお多くの参詣者を迎え入れています。

2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界文化遺産に登録され、インバウンド客数が急増。2004年~2014年の10年間で観光客数は5倍以上に増えました。

インバウンド客は高野山でしか体験できない、

  • 日本の伝統
  • 自然の豊かさ
  • 宿坊

に魅力を感じています。

高野山 奥の院での主なインバウンド対策は、

  1. 公式ウェブサイトおよび案内板の多言語対応
  2. 独自の景観条例の施行
  3. 宿坊への受け入れ

3つです。

町をあげてインバウンドへの対応を積極的に進めることで、リピート客の獲得を推進しています。

高野山 奥の院と同じくインバウンド客に人気の「清水寺」については、「「清水寺」がインバウンド観光地ランキング6位にランクイン!その人気の理由とは?」をご一読ください。

 

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