「新宿御苑」が外国人から人気の観光地ランキングで第7位に輝く理由とは?

「新宿御苑はなぜ外国人から人気を集めているんだろう…」

と感じているインバウンド担当の方。

新宿御苑は、トリップアドバイザーの「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポットランキング2017」で、第7位にランクインしています。

一方ほかの順位を見ると、伏見稲荷大社や厳島神社、広島平和記念資料館など日本らしい場所ばかりです。新宿御苑などの庭園や自然公園はめずらしく、ランクインしていることを不思議に感じますよね。

そこで今回は、

  • 新宿御苑とは
  • 新宿御苑がインバウンド客から人気を集める4つの理由
  • 自然公園などに必要なインバウンド対策

を紹介します。

「いきなりインバウンド対策をするのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは新宿御苑について、ざっくりと紹介します!

新宿御苑とは、明治39年に作られた風景庭園

新宿御苑とは、東京の新宿にある風景庭園です。

明治39年に皇室の庭園として、信州高遠藩主であった内藤氏の屋敷跡地に作られました。そのあと一般にも開放し、現在も多くの人が新宿御苑で庭園の鑑賞やお花見など、それぞれの時間を楽しんでいます。

現在は日本庭園だけでなく、イギリスやフランス式の庭園、桜や紅葉など四季ごとの自然を楽しむことができます。

新宿御苑が外国人から人気の観光地ランキングで第7位に

新宿御苑はトリップアドバイザーにおける専用ページにて、2018年10月時点で4.5の評価と5,397件の口コミを集めています。

例えば以下のような感想があります。

【オーストラリア人】

原文: The plants and tree were labelled in English as well as Japanese. I found the greenhouse inspiring and beautifully designed. There were plenty of comfortable benches in both sunshine and shade. It was a lovely way to spend an hour or two
日本語訳:植物には日本語だけでなく、英語の張り紙もありました。温室効果もある、とても美しいデザインを見つけたりもしました。太陽と日陰の両方に快適なベンチもあり、1〜2時間過ごすにはとてもすてきな場所です。

【イギリス人】

原文:What a lovely park, so relaxing, quiet and enjoyable. I really enjoyed playing Pokemon Go here and taking some lovely pictures of the park.
日本語訳:なんて美しい公園なんでしょう。とてもリラックスできる、静かで楽しい場所です。ここでポケモンGOをしたり、美しい公園の写真を撮ったり、とても楽しい時間を過ごしました。

この人気は、トリップアドバイザー内だけではありません。

例えばInstagramでは、「#shinjukugyoen」のタグで約9万2,000件の投稿があります。桜や紅葉、雪などの風景写真が最も多く、これらを背景に記念写真を撮るインバウンド客も。

これらのSNSや海外メディアの記事がきっかけで、新宿御苑を知り、訪問しているようです。

新宿御苑の入場料とアクセス方法

新宿御苑の詳細は、以下の通りです。

  • 営業時間:9:00〜16:30(入場は16時まで)。毎週月曜日は休園日。
  • 入場料:大人200円、小・中学生50円、幼児は無料。
  • アクセス:東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口1から歩いて5分。JR京王・小田急線 新宿駅南口からは歩いて10分。

ここまで新宿御苑について、紹介しました。

とはいえ、日本人から見るとなぜ人気を集めているのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで続いては、新宿御苑がインバウンド客から人気を集める理由を解説します。

新宿御苑がインバウンド客から人気を集める理由

新宿御苑の人気の理由は、以下の4つです。

  1. 公式サイトの多言語化
  2. 日本の四季と自然を感じることができる
  3. 都会にある静かな空間と周辺施設の充実
  4. Pokémon GOのスポットになっている

1つずつ解説しますね。

1.公式サイトの多言語対応

すべてのページではありませんが、新宿御苑の公式サイトは日本語と英語の2カ国語で情報をアップしています。

インバウンド客の困りごとの1つに、「観光情報が手に入りにくいこと」があります。そのため、見所を知る目的で観光案内所を利用する人は56.4%と少なくありません。

出典:観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」

営業時間やアクセスを英語で掲載することで、インバウンド客がスムーズに訪問する手助けにつながります。

2.桜や紅葉など、日本の四季と自然を楽しむことができる

新宿御苑は春になると、桜が満開になる場所です。そして秋には紅葉と、年間を通して美しい景色を楽しむことができます。

インバウンド客の出身国によっては、「季節の移り変わりを体験したことがない」という人も少なくありません。

そのため桜や紅葉など、季節ごとの自然はインバウンド客から人気があります。

3.都会にある静かな空間と周辺施設の充実

新宿御苑は、東京の中心エリア「新宿」にあるにもかかわらず、とても静かです。この周囲のにぎやかさとの違いを、インバウンド客は「良い」と感じています。

また新宿御苑の近くには、インバウンド向け施設や人気観光スポット「新宿ゴールデン街」「歌舞伎町」などがあります。新宿御苑のあとにほかのスポットも訪問でき、短い滞在期間を有効に活用できます。

インバウンド向け施設とは、UDS創設の「INBOUND LEAGUE(インバウンドリーグ)」のことです。チケット手配のカウンターや、テラス付き和室で日本文化の体験イベントができるなど、注目を集めています。

詳しくは「USDと旅行アクティビティ予約サイト「Klook」が業務提携、インバウンド向けコワーキングスペースでチケットサービスを開始」で紹介しています。

4.「Pokémon GO」でピカチュウが出現するスポットに

世界的に人気のゲーム「Pokémon GO(ポケモンゴー)」。新宿御苑は2016年に、ポケモンゴーのピカチュウが出現するスポットとして話題になりました。

ポケモンゴーは、外国人からも人気があるゲームの1つです。そのため「新宿御苑に行けばポケモンが捕まえられる」と、ゲームファンの呼び込みにつながっています。

このようにインバウンド客のニーズを満たすことが、新宿御苑の集客につながっているのです。

そしてこれらのインバウンド対策は、ほかの自然公園も真似ることができます。

そこで最後に、自然公園などの観光スポットに必要なインバウンド対策を紹介します。

自然公園などの観光スポットに必要なインバウンド対策

自然公園などには、以下のインバウンド対策が欠かせません。

  1. 多言語で情報を提供
  2. 写真や動画でのアピール
  3. 周辺施設や飲食店の充実

1つずつ解説しますね。

1.公式サイトの多言語化

公式サイトのようなアクセス情報や営業時間を掲載するページは、なるべく多くの言語に対応しましょう。

特に観光スポットまでの交通ルートは、多言語で表示することが欠かせません。というのも、63.6%のインバウンド客が「交通ルートが最もわかりにくい」と感じているのです。

出典:観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」

わかりやすい案内をすることで、訪問する確率がアップします。

2.写真や動画で自然体験をアピール

桜や紅葉、雪のような日本にしかない自然のアピールも集客につながります。

特にInstagramなどのSNS、YouTubeのような動画を使ったアピールは、言葉を必要としません。日本語がわからないインバウンド客にも、魅力が伝わりやすいです。

動画を使ったインバウンド対策については、「動画を使ったインバウンド対策の事例3つ。日本旅行に興味を持つきっかけを作るコツとは?」で紹介しています。

3.周辺施設や飲食店、イベントの充実

新宿御苑が人気を集める理由の1つに「周辺施設の充実」や「ゲームスポットになっていること」がありました。新宿御苑で食事できる場所は少なくても、外に出れば飲食店や観光スポット、イベント探しには困りません。

そのため例えば、自然公園の近くに道頓堀スクエアのような施設を近くに作ることで、インバウンド客はさらに効率よく観光できます。

道頓堀スクエアについて詳しくは「道頓堀スクエアとは?インバウンド客を呼び込む5つのエンターテイメントを解説」で紹介しています。

このようにインバウンド客のニーズを満たし、効率よく観光できる環境を整えることが、さらなる集客につながります。

新宿御苑のインバウンド対策を真似て、さらなる集客を

今回は新宿御苑が人気を集める理由について、解説しました。

新宿御苑がインバウンド客から人気を集める理由は、以下の4つです。

  • 公式サイトの多言語化
  • 日本の四季を感じることができる
  • 都会にある静かな空間と周辺施設の充実
  • Pokémon GOのスポット

これらをもとに以下のインバウンド対策をすることで、自然公園などはさらなる集客が期待できます。

  • 多言語で情報を提供
  • 写真や動画でのアピール
  • 周辺施設や飲食店、イベントの充実

こうすることで、インバウンド客のニーズを満たし、訪問率アップが期待できます。

もしも「国立公園や自然公園のインバウンド対策は、資金面で難しい…」と感じる場合でも、国立公園オフィシャルパートナーシップを活用することで、国と企業の協力を得ることができます。

このパートナーシップについて詳しくは、「Voyagin、環境省と国立公園オフィシャルパートナーシップを締結。概要や背景、取り組みを解説」で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

 

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