箱根彫刻の森美術館がインバウンドから人気の観光地ランキングで第9位に。その理由とは?

「箱根彫刻の森美術館って何で人気があるんだろう…」

と感じている方。

箱根彫刻の森美術館は、「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2017」で第9位にランクインしています。

箱根彫刻の森美術館が外国人から人気を集める理由は、

  1. 公式サイトの多言語化
  2. 鑑賞コースの用意
  3. VRの活用
  4. ゴールデンルートとしてのアピール
  5. イベントの開催

の5つです。この影響もあってか、箱根に宿泊する外国人の数は、2016年に約46万2,000人を突破しました。

出典:箱根町「統計はこね(平成29年度版)」

とはいえ、なぜ箱根彫刻の森美術館が人気を集めているのか、なかなかイメージしにくいですよね。

そこで今回は、

  • 箱根彫刻の森美術館とは
  • 箱根彫刻の森美術館が外国人から人気を集める理由
  • 美術館などの施設に必要なインバウンド対策

を紹介します。

「いきなり集客は難しそう」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは箱根彫刻の森美術館について、ざっくりと紹介します!

箱根彫刻の森美術館とは、神奈川県の箱根町にある野外美術館

箱根彫刻の森美術館とは、神奈川県にある野外美術館です。ここでは、近代から現代の彫刻作品を鑑賞できます。

1984年からピカソ館をオープンする、子供たちが美術に親しむプログラムを用意するなど、集客のための取り組みを幅広く実施しています。

箱根彫刻の森美術館の口コミと評価

トリップアドバイザーにおける箱根彫刻の森美術館の専用ページでは、2018年10月時点で4.5の評価と、2,292件の口コミが集まっています。

例えば以下のような感想が外国人から集まっています。

【ノルウェー人】

原文:Very varied styles of modern sculptures – from the beautiful to the funny via the bizarre and the disturbing. Nice Picasso collection. Good descriptions in English.
日本語訳:美しいものからおもしろいもの、奇妙なもの、不穏なものまで、さまざまな建築物がありました。特にピカソのコレクションが良かったです。英語での説明もあり、わかりやすいです。

【イスラエル人】

原文:In my opinion this is the most beatiful place on the planet. The art works are varied and interesting (by both japanese and western artists), the view is amazing and the curation is perfect. The combination of nature and art at it’s best! There is also a foot bath where you can soak your legs in hot water.
日本語訳:私はこの美術館が世界で最も美しい場所だと思います。芸術作品は日本と西洋がミックスされておもしろいし、景色や作品のまとめ方も完ぺきです。自然と芸術の組み合わせは最高ですね!また足湯もあり、お湯に足を浸けることができます。

展示物が「不思議でおもしろい」と好評です。

箱根彫刻の森美術館の料金やアクセス、割引について

箱根彫刻の森美術館の詳細は以下の通りです。

  • 営業時間:9:00〜17:00。年中無休。
  • アクセス:箱根登山鉄道「彫刻の森駅」から歩いて2分。バスならば箱根登山観光施設めぐりバス「彫刻の森美術館」下車すぐ。

また公式サイトにあるインターネット割引のページを印刷して提出すると、以下の割引が可能です。

  • 一般:1,600円→1,500円
  • 大学生・高校生:1,200円→1,100円
  • 小・中学生:800円→700円

箱根に宿泊する外国人観光客数の変化

箱根彫刻の森美術館の人気もあってか、箱根に宿泊する外国人の観光客は、以下のように増加しています。

  • 2014年:約21万7,000人
  • 2015年:約37万7,000人
  • 2016年:約46万2,000人

出典:箱根町「統計はこね(平成29年度版)」

毎年10万人以上も増えており、箱根が注目を集めていることがわかりますよね。

そこで続いては、箱根彫刻の森美術館が人気を集める理由を解説します。

箱根彫刻の森美術館がインバウンドから人気を集める5つの理由

箱根彫刻の森美術館が外国人から人気を集める理由は、以下の5つです。

  1. 公式サイトの多言語化
  2. 鑑賞コースの用意
  3. VRの活用
  4. ゴールデンルートとしてのアピール
  5. イベントの開催

1つずつ解説しますね。

1.公式サイトの多言語化と音声ガイドの用意

箱根彫刻の森美術館の公式サイトは、以下の4言語に対応しています。

  • 英語
  • 中国語(繁体字・簡体字)
  • 韓国語

また音声ガイドもあり、日本語と英語から選択可能。1回500円で利用できます。

自国の言葉でリサーチや鑑賞ができるため、アクセス方法や作品をしっかりと知ることができます。

2.予定や天候にあわせたコースプランの用意

鑑賞時には、3つのコースが用意されています。

  • 子供連れコース:子供連れのファミリー向け。「シャボン玉広場」やハンモックを使った「ネットの森」など、子供が遊ぶことのできる場所をめぐる。
  • 雨の日コース:雨の日でも濡れずに周遊できるコース。ピカソ館やアートホールなど室内展示が中心。
  • お急ぎコース:日帰り観光客など、滞在時間が短い人向け。効率良くメイン展示を鑑賞できる。

箱根彫刻の森美術館はすべての展示を見ようとすると、2〜3時間以上かかります。しかし特定のコースをまわることで、どれも約40〜60分で周遊可能に。

目的にあわせて選べることで歩き回る必要がなく、鑑賞後に疲れを感じることもありません。

3.VRを活用し、箱根彫刻の森美術館を疑似体験

箱根彫刻の森美術館は、インバウンド向けコンテンツ「VR HAKONE/YUGAWA Campaign」に参加しています。

これはVRを使って、箱根彫刻の森美術館の疑似体験ができるサービスです。風景や展示を体験することで、来館につなげることがねらいです。

都内や神奈川県の合計6カ所で、VRの体験に必要な「紙製のスマートフォンホルダー」を配布。このホルダーに自分のスマホを差し込むだけで、美術館の様子を見ることができます。

VRは以下の言語に対応しています。

  • 英語
  • 中国語(繁体字・簡体字)
  • 韓国語
  • タイ語

VRを使った他の事例については「VRを使ったインバウンド対策の事例5つ。観光地から小売店、不動産まで最新技術でさらなる集客を」で紹介しています。

4.ゴールデンルートの1つであり、日帰りで訪問できる場所

外国人向けガイドブック「ロンリープラネット」では、東京から日帰りの旅行先として、箱根が紹介されています。

中でも箱根彫刻の森美術館は、箱根の「the best sight」に選ばれるほどの人気ぶり。というのも、箱根は“ゴールデンルート”の1つでもあり、「アクセスの良さ」と「人気」から訪問を考えるインバウンド客も少なくありません。

ゴールデンルートについて詳しくは「インバウンド客が周遊する”ゴールデンルート”とは。地方への呼び込みは交通の整備と都道府県の連携がカギをにぎる」で解説しています。

5.イベント「箱根ナイトミュージアム」の開催

美術館では、2017年12月から2018年1月にイベント「箱根ナイトミュージアム」を開催しています。

参加者にLEDを搭載したちょうちんを渡し、夜の展示会場を照らしながら進んでもらいます。夜の庭にある彫刻作品が地面からも照らされ、日中とは違った一面を見ることが可能に。2018年は12月1日から、2019年の1月6日まで開催予定です。

このようなイベントも、インバウンド客が美術館を訪問するきっかけにつながります。

ここまで箱根彫刻の森美術館が人気を集める理由を解説しました。

これらは、ほかの美術館や博物館でも真似ることが可能です。

最後に美術館や博物館に必要なインバウンド対策を紹介します。

美術館などの公共施設に必要なインバウンド対策

美術館などでは、以下のインバウンド対策が集客に欠かせません。

  1. 多言語での作品説明や音声ガイド
  2. 地域との協力

1つずつ解説しますね。

1.多言語での作品説明や音声ガイド

作品の解説には、多言語の表記が欠かせません。また音声ガイドも用意することで、インバウンド客も自分のペースで鑑賞できます。

広島平和記念資料館も、インバウンド対策として音声ガイドを用意しています。

詳しくは「広島平和記念資料館がインバウンドに人気の観光地ランキングで第3位に輝いた4つの理由」で紹介しています。

2.地域と協力し、インバウンド対応のレベルアップをはかる

箱根彫刻の森美術館は、近隣の横浜市がさまざまなインバウンド対策に取り組んでいることもあり、地域全体の観光客数アップにつながっています。

例えば以下です。

【YOKOHAMA 訪日外国人受入対応マニュアルの作成】
マニュアルには、あいさつなどの会話から、宿泊、観光、買い物などシーン別に会話でよく使う355の例文を掲載。指差しをしながら会話できることで、コミュニケーションが取りやすくなることを狙います。

出典:横浜市会議会局「市会ジャーナル」

マニュアルを作成することで、おもてなしレベルを統一できます。

このように美術館と地域がインバウンド対策に取り組むことで、さらなる集客が期待できます。

箱根彫刻の森美術館のようなインバウンド対策で、外国人の観光客数アップを

今回は箱根彫刻の森美術館が、外国人から人気を集める理由を紹介しました。

人気の理由は、以下の通りです。

  • 公式サイトの多言語化
  • 鑑賞コースの用意
  • VRの活用
  • ゴールデンルートとしてのアピール
  • イベントの開催

これらは箱根彫刻の森美術館だけでなく、ほかの美術館にも応用できます。

以下の対策を実践して、さらなる集客につなげましょう。

  • 多言語での作品説明や音声ガイド
  • 地域との協力

もしも「多言語対応や翻訳などなかなか難しい…」という場合は、インバウンド対策を提案する企業と協力すると、インバウンド対応のハードルが下がります。

特に「ツーリズムEXPOジャパン」では、さまざまなジャンルの企業が出展しています。詳しくは「2018年度「ツーリズムEXPOジャパン」に出展する企業11選。イベント参加で新たなインバウンド対策のきっかけに」をチェックしてみてください。

 

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