アジア人へのプロモーション方法。インバウンド獲得に必要なポイントを解説します

「アジア人へのプロモーションを効果的に行うにはどうしたらいいんだろう……」

と思っている方。

日本を訪れるインバウンド客の多くはアジアからやってきます。訪日客数の伸び率もアジア人観光客数がもっとも高く、訪日プロモーションを行ううえでアジア人への対応は欠かせません。

とはいえ、具体的にどのようなプロモーションを行えばよいのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 訪日インバウンドにおける最近の動向
  • アジア人へのプロモーションに必要なターゲットの絞り込み
  • アジア人向けプロモーションでよく使われる広告媒体

の順にお伝えします。

プロモーションによる集客はハードルが高く感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、アジア人へのプロモーションについてざっくりと知りましょう!

訪日インバウンドにおける最近の動向

観光庁が発表したデータによると、2017年に日本を訪れたインバウンド客は約2,869万人です。前年と比べてプラス19.3%と、ここ数年インバウンド客数は順調に伸びています。

【インバウンド客数の推移】

インバウンド客数
2017年 2,869万人
2016年 2,404万人
2015年 1,974万人
2014年 1,341万人
2013年 1,036万人
2012年 836万人

2016年における、国別のインバウンド客数と割合は以下の通りです。

【2016年 日本を訪れたインバウンド客数が多い国トップ10】

  1. 中国:637万人(26.5%)
  2. 韓国:509万人(21.2%)
  3. 台湾:417万人(17.3%)
  4. 香港:184万人(7.7%)
  5. 米国:124万人(5.2%)
  6. タイ:90万人(3.7%)
  7. オーストラリア:45万人(1.9%)
  8. マレーシア:39万人(1.6%)
  9. シンガポール:36万人(1.5%)
  10. フィリピン:35万人(1.4%)

上位10ヶ国のうち多くがアジアの国で占められており、全体でもその割合は80%を超えます。日本のインバウンドはアジア抜きで考えられないのが現状です。

2016年における日本のインバウンド客数は2,404万人でしたが、これは世界の中で比較するとどの位置になるのでしょうか。

【2016年 国別の外国人旅行者受入数トップ10】

  1. フランス:82,600人
  2. 米国:77,471人
  3. スペイン:75,563人
  4. 中国:59,270人
  5. イタリア:52,372人
  6. トルコ:39,478人
  7. 英国:35,814人
  8. ドイツ:35,579人
  9. メキシコ:34,961人
  10. タイ:32,588人

日本におけるインバウンド客数は24,039人で第16位、アジアの中では第5位でした。トップのフランスと比べると約3割にとどまっている状況です。

インバウンド客の80%以上がアジア人で占められていることから、インバウンドにおいていかにアジアが重要かがわかります。

出典:観光庁「訪日プロモーションの最近の動向」

次は、アジア人へのプロモーションに必要なターゲットの絞り込みについてお伝えしますね。

アジア人へのプロモーションに必要なターゲットの絞り込み

アジア人へのプロモーションを効果的に行うには、ターゲットの絞り込みが必要です。

近年、アジア人の観光スタイルは「団体旅行」から「FIT(個人旅行)」が増えており、そのニーズも多様化しています。そのため、これまでのプロモーションでは十分な効果が得られません。

十分な効果を得るにはターゲットをはっきりと定め、ターゲットにマッチしたプロモーションを展開することが必要です。

ターゲットを設定するには、

  1. 住んでいる国や都市
  2. 年齢、家族構成
  3. 職業、経済レベル
  4. 日本に来る目的
  5. 日本への訪問回数

などを押さえておく必要があります。

一見細かすぎるようにも思えますが、ターゲットのイメージを具体化しておくことはプロモーションを必要なものだけに絞り込むさいに重要です。

日本を訪れるアジア人観光客の「動機」と「情報収集の方法」

観光庁がまとめたデータによると、日本を訪れようと思った「動機」でアジアからの回答が多かったのは、

  • ショッピング
  • 繁華街の街歩き
  • 温泉入浴
  • テーマパーク
  • 自然、景勝地観光

です。

逆に、欧米と比べてアジア人の関心が低いのが、

  • 日本の歴史・伝統文化体験
  • 日本の日常生活体験
  • 日本の酒を飲むこと
  • 美術館・博物館
  • 日本のポップカルチャーを楽しむ

など。

アジアと欧米の興味や関心の傾向が、かなり異なる結果が出ています。

また日本を旅行するための「情報収集」で役に立ったものについて、アジアの回答で多かったのは、

  • SNS(Facebook、Twitter、微信など)
  • 個人のブログ
  • テレビ番組

です。

意外にも、トリップアドバイザーの口コミや、ガイドブックから情報を得るアジア人は驚くほど少ない結果となりました。

アジア人をターゲットにするのであれば、最低限これらの傾向を押さえたうえでプロモーションを考える必要があります。

出典:観光庁「訪日プロモーションの最近の動向」

次は、アジア人向けプロモーションでよく使われる広告媒体についてお伝えしますね。

アジア人向けプロモーションでよく使われる広告媒体

ここでは、アジア人向けプロモーションでよく使われる広告媒体を3つ紹介します。

  1. 百度(バイドゥ)
  2. Google Adwords(グーグルアドワーズ)
  3. 樂吃購 (ラーチーゴー)

1. 百度(バイドゥ)

百度(バイドゥ)は、中国最大手の検索サイトです。

日本ではあまり知られていませんが、中国では70%を超える圧倒的シェアを誇り、世界ランクでもGoogle、Yahoo!に次いで第3位につけています。

中国人に対してリスティング広告やディスプレイ広告を出稿する場合は、百度(バイドゥ)を活用するのが一般的です。

日本のドラッグストア「マツモトキヨシ」は、百度(バイドゥ)を活用したクーポン施策で大幅な売上アップにつなげた実績があります。

2. Google Adwords(グーグルアドワーズ)

Google Adwords(グーグルアドワーズ)は、検索最大手のGoogleが提供している、クリック課金の広告サービスです。

実際の店舗の住所などを登録し、指定したエリアに入ってきた旅行客に対してスマートフォン上で広告配信を行ないます。

広告は、

  • テキスト広告
  • イメージ広告
  • 動画広告
  • リッチメディア広告(クリックやマウスの動きに反応するような情報量の多い広告)

の4つから選ぶことが可能です。

3. 樂吃購 (ラーチーゴー)

樂吃購 (ラーチーゴー)は、ターゲット市場を「台湾」と「香港」に限定した日本発の訪日紹介メディアです。

樂吃購 (ラーチーゴー)のサイト上では、北海道から沖縄まで11都道府県の地域を紹介。その強みは、コンテンツの制作において台湾人・香港人を採用し、オリジナルの記事を作成しているところです。

2015年の「日経優秀製品・サービス賞」で最優秀賞を受賞しており、インバウンドプロモーションにおいて、もっとも注目を集めている企業といえます。

アジア人へのプロモーションは、アジア特有のニーズを知ることが重要

ここまで、アジア人へのプロモーションについてお伝えしました。

2017年に日本を訪れたインバウンド客は約2,869万人(前年比プラス19.3%)と、ここ数年インバウンド客数は順調に伸びています。

日本を訪れるインバウンドの内、約80%がアジアからの観光客です。トップ3のアジア3ヶ国だけで全体の約70%を占めており、インバウンドにおいては特にアジアが重要なことがわかります。

アジア人へのプロモーションを行うにあたっては、「ターゲットの絞り込み」が重要です。

ターゲットを設定するには、

  1. 住んでいる国や都市
  2. 年齢、家族構成
  3. 職業、経済レベル
  4. 日本に来る目的
  5. 日本への訪問回数

などを押さえておく必要があります。

また、アジア人のニーズを把握するポイントとして

  • 日本を訪れようと思った「動機」
  • 日本を旅行するための「情報収集の方法」

については、特に重要です。

アジア人の動機として高いのは、

  • ショッピング
  • 繁華街の街歩き
  • 温泉入浴
  • テーマパーク
  • 自然、景勝地観光

の5つ。

よく使われている情報収集の方法は、

  • SNS(Facebook、Twitter、微信など)
  • 個人のブログ
  • テレビ番組

の3つです。

それらを踏まえ、アジア人向けプロモーションでよく使われる広告媒体として

  1. 百度(バイドゥ)
  2. Google Adwords(グーグルアドワーズ)
  3. 樂吃購 (ラーチーゴー)

の3つを紹介しました。

アジアからのインバウンド客を獲得するには、自社のターゲットをはっきりとさせ、アジア特有のニーズをプロモーションに活かすことが必要です。

インバウンドプロモーションについてさらに詳しく知りたい方は、「インバウンドプロモーションとは?インバウンド獲得に必要なポイントやおすすめプロモーション会社まで解説」をご一読ください。

 

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