沖縄美ら海水族館がインバウンドに、人気の観光地ランキングで第18位にランクイン。その理由とは?

「沖縄美ら海水族館ってどうしてインバウンド客から人気を集めているんだろう…」

と感じている方。

沖縄美ら海水族館は、「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2017」で第18位にランクインしています。

この影響もあってか、沖縄美ら海水族館の入場者は2017年に、500万1,709人を記録しました。

外国人から人気の施設となった理由は、“英語でのおもてなしを強化したから”です。

とはいえ、具体的にどのようなインバウンド対策をしているかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • 沖縄美ら海水族館とは
  • 沖縄美ら海水族館が外国人から人気を集める理由
  • 水族館など観光施設に必要なインバウンド対策

を順に紹介します。

「いきなりインバウンド対策は難しい…」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは沖縄美ら海水族館のインバウンド対策について、ざっくりと理解しましょう!

沖縄美ら海水族館とは、海洋博公園の敷地内にある水族館

沖縄美ら海水族館とは、沖縄県国頭郡本部町にある海洋博公園(国営沖縄記念公園海洋博覧会地区)の敷地内にある水族館です。

「沖縄の海との出会い」をテーマに、沖縄の海をそのまま見ているかのような、自然な展示を心がけています。

また世界で初めて、ジンベイザメの複数飼育に成功したことでも有名です。そのため、ジンベイザメを目当てに訪れる観光客も少なくありません。

他にも、マンタやエイ、サンゴ礁なども見どころです。

沖縄美ら海水族館へのアクセスや入場料について

沖縄美ら海水族館の詳細は、以下の通りです。

  • 営業時間:8:30〜18:30。3月から9月の夏季のみ、20:00までオープン。
  • 入場料:大人1,850円、高校生1,230円、小・中学生630円。6歳未満は無料。
  • アクセス:那覇空港から車で2時間、高速バスで3時間。駐車場もあり。

16時以降は、入場料に割引が適用されます。

沖縄美ら海水族館を訪問したインバウンド客の感想

トリップアドバイザーにおける沖縄美ら海水族館の専用ページでは、2018年10月時点で4.5の評価と4,921件の口コミが集まっています。

外国人の観光客からは、例えば以下のようなコメントがあります。

【オーストラリア人】

原文:Travelled to the aquarium for a tour and I hugely surprised by the experience, have been to a few aquarium’s in Australia and New Zealand as well as Japan and China, but this was the best, nothing like watching a couple of whale sharks just swimming so close, I enjoyed the day.
日本語訳:ツアーで水族館に行って、本当に驚きました。というのも、今までオーストラリアやニュージーランド、中国の水族館に行ったことがありますが、ここが一番よかったです。サメが本当に近くで泳いでいて感動したし、1日中楽しむことができました。

【台湾人】

原文:The size and scope of the aquatic life on display is simply amazing. From whale sharks, manta rays and giant eels and lobsters down to tiny coral fish the aquarium has it all. The displays are well arranged with explanations and details in multiple languages.
日本語訳:展示の生物の大きさや範囲の広さには、ただただ驚きました。ジンベイザメからマンタ、うなぎやロブスター、サンゴ礁まで、すべてが展示されています。さらに、展示は多言語で詳細に書かれています。

そして沖縄美ら海水族館の人気は、トリップアドバイザーだけではありません。

Instagramではタグ「# okinawachuraumiaquarium」で、約8,600件の投稿がされています。ジンベイザメの写真や動画が中心ですが、それらを背景に自撮りする人も少なくありません。

このような訪日外国人からの人気もあってか、沖縄美ら海水族館の2017年の入場者数は国内外からをあわせて、500万1,709人を記録しました。6年連続で最高記録を更新し、人気はとどまることを知りません。

出典:沖縄タイムス+プラス「美ら海水族館に378万人 2017年度は首里城公園と海洋博の入園者が過去最高」

とはいえ、具体的な人気の理由は、なかなかわかりにくいですよね。

そこで続いては、沖縄美ら海水族館がインバウンド客から人気を集める理由を解説します。

沖縄美ら海水族館が訪日外国人から人気の施設となった理由

沖縄美ら海水族館が外国人から人気を集めた理由は、

  1. 公式サイトの情報を5ヶ国語で発信
  2. スタッフ同士で英語の勉強会を開催
  3. アプリの活用で館内放送を字幕で配信

の3つです。1つずつ解説しますね。

1.公式サイトは4ヶ国語で情報を発信

沖縄美ら海水族館の公式サイトでは、以下の4ヶ国語に対応しています。

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語(簡体字、繁体字)
  • 韓国語

それぞれの言語でアクセス情報や営業時間をチェックできることで、情報収集がスムーズに。これにより来館のハードルが下がり、訪問率アップにつながっています。

2.スタッフ全員が参加する英語の勉強会を開催

沖縄美ら海水族館では、スタッフ全員が参加する英語の勉強会を月1回で開催しています。

勉強会は、英語が話せるスタッフが毎月テーマを決めて資料を作成し、先生役として教えています。

勉強する内容は、

  • あいさつ
  • 館内のご案内
  • ベビーカーや車椅子の貸し出しのやり取り

などです。

英語の話せるスタッフを1人でも多く配置することで、外国からのお客さまは安心して水族館を楽しむことができます。

3.「UDCastアプリケーション」の活用で、館内放送を字幕に

沖縄美ら海水族館は、「UDCastアプリケーション」を導入しています。

これは館内の一般放送や緊急放送を、字幕で表示できるアプリです。

アプリを導入することで、ショーのスタートや緊急時の案内など、インバウンド客も自国の言語で情報を受け取ることが可能に。

アプリは無料で、以下からダウンロード可能です。

ここまで、沖縄美ら海水族館が人気を集める理由をお伝えしました。

これらのおもてなしは、他の観光施設でも真似ることが可能です。

次で詳しく説明しますね。

沖縄美ら海水族館のような観光施設に必要なインバウンド対策

観光施設に必要なインバウンド対策として、

  1. 多言語による公式サイトでの情報発信
  2. 音声ガイドやアプリの活用
  3. 「コト消費」として体験を提供

1.多言語による公式サイトでの情報発信

観光施設の公式サイトが多言語に対応することは、大切なインバウンド対策の1つです。

多言語で情報を発信することで、インバウンド客は施設のアクセスや営業時間などが理解しやすくなります。情報収集がスムーズにできることで、訪問のハードルが下がることも少なくありません。

自社の観光客数の多い国を調べて、その国の言語で情報を発信しましょう。

2.多言語の音声ガイドやアプリの活用

沖縄美ら海水族館のように、館内放送なども多言語で対応することが欠かせません。

一般のイベント案内だけでなく、災害のような緊急時にも役立ち、お客さまを安全な場所に誘導することができます。

近年、ガイドにはアプリを活用する施設も増えています。その際にすぐにダウンロードできるように、一緒にWi-Fiを用意しておくことで、インバウンド客の満足度アップにもつながります。

Wi-Fiの必要性について、詳しくは「訪日外国人のために無料Wi-Fiが必要な理由とは?行政の業務と結びつけたバルセロナの事例も紹介」をご一読ください。

3.「コト消費」として現地の施設でしかできない体験をアピール

沖縄美ら海水族館では、イルカショーが外国人から人気を集めています。これは、イルカショーが「他の国ではめずらしい体験」であることが大きな要因です。

実は中国や韓国、ヨーロッパなどの水族館において、イルカショーはほとんど開催されていません。そのためイルカショーを目当てに沖縄美ら海水族館を訪問するインバウンド客も多いです。

このような現地での体験は「コト消費」といい、インバウンド客のニーズの1つとして注目されています。

コト消費について詳しくは「『モノ消費からコト消費へ』は本当?訪日外国人の目的別消費額の比較から見るインバウンド効果」で解説しています。

沖縄美ら海水族館のようなインバウンド対策で、さらなる集客を

今回は沖縄美ら海水族館が、外国人から人気を集める理由を解説しました。

沖縄美ら海水族館の人気理由は、以下の3つです。

  • 公式サイトの情報は5ヶ国語で発信
  • スタッフ同士で英語の勉強会を開催
  • アプリの活用で館内放送を字幕で配信

これらの影響もあってか、沖縄美ら海水族館の入場者数は2017年に500万1,709人を記録しています。

また沖縄美ら海水族館のインバウンド対策は、他の観光施設でもまねすることが可能です。

集客のために、以下のインバウンド対策を実践してみましょう。

  • 多言語による公式サイトでの情報発信
  • 音声ガイドやアプリの活用
  • 「コト消費」として体験を提供

またトリップアドバイザーのランキングでは、動物関連のスポットとして「アキバフクロウ」が第2位にランクインしています。

アキバフクロウの詳しいインバウンド対策は「アキバフクロウがインバウンド客から人気を集める5つの理由。集客のカギは、コンセプトとオンラインでの情報発信」をチェックしてみてください。

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