「大阪一丸キャンペーン」とは?インバウンド客を呼び込むために官民一体となって取り組みを実施

「インバウンド客に向けたキャンペーンをしたいけど、どんなことをしたらいいんだろう…」

と思っている方に、今回は「大阪一丸キャンペーン」を紹介します。

大阪はインバウンド客にとって魅力な点をたくさん抱えており、人気の観光スポットです。インバウンド客数の伸び率は世界でもトップクラス。しかしながら、2018年の地震や台風の影響で大きく観光客数を減らしています。

そこで大阪では国や民間企業が一体となり、観光客を呼び戻すための取り組みを始めました。

とはいえ、具体的にどのような取り組みが実施されているのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • 「大阪一丸キャンペーン」とは、国や民間の企業が韓国人観光客向けのイベントやキャンペーンを展開する取り組み
  • 大阪がインバウンドに人気の理由
  • 大阪へインバウンドを呼び込むための様々なアクション

の順にお伝えします。

インバウンドを呼び込むことは難しく感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、インバウンド集客に役立つ大阪での取り組みについて大まかに知りましょう!

「大阪一丸キャンペーン」とは、国や民間の企業が韓国人観光客向けのイベントやキャンペーンを展開する取り組み

「大阪一丸キャンペーン」とは、国や民間の企業が、韓国人観光客向けのイベントやキャンペーンを展開する取り組みです。

この取り組みは、2018年6月に大阪を襲った大阪北部地震や、7月の台風の影響によるインバウンド客数減への対策として始まりました。

キャンペーンは、株式会社BridgeOneAsiaが韓国内の日本旅行に特化したコミュニティサイト「フライングジャパン」内に、特設ページが開設されています。

キャンペーンへの参加団体は、

  • 大阪観光局
  • 大阪城公園
  • フードミュージカルGOTTA

などで、韓国人観光客の関心が高い観光コンテンツや割り引きクーポン券などを発信しています。キャンペーンは11月30日で終了予定です。

【2009年~2016年】大阪のインバウンド客数の増加率は世界でトップ

マスターカードが2017年9月に発表したレポートによると、2009年から2016年にかけて世界でもっとも海外旅行者数の増加率が大きかった都市は大阪でした。

大阪は年平均+24.0%でインバウンド客が増加しており、2009年から2016年の7年間でその客数は約4.5倍に増えています。

また観光庁が、インバウンド客がどの都道府県を訪れているかを調べた「都道府県別訪問率」によると、大阪は第2位でした。

【2017年都道府県別訪問率ランキングTOP5】

  1. 東京:46.2%
  2. 大阪:38.7%
  3. 千葉:36.0%
  4. 京都:25.9%
  5. 福岡:9.8%

大阪は東京に次いでインバウンド客が訪れる場所で、近年のインバウンド増加率がもっとも高い都市として注目を集めています。

出典:マスターカード「Mastercard Destination Cities Index」https://newsroom.mastercard.com/wp-content/uploads/2017/10/Mastercard-Destination-Cities-Index-Deck.pdf

次は、大阪がインバウンドに人気の理由についてお伝えしますね。

大阪がインバウンドに人気の理由

大阪がインバウンドに人気の理由は、大きく3つあります。

  1. インバウンドの受入体制を強化している
  2. グルメに強い街である
  3. ナイトタイムエコノミーが充実している

1つずつ説明しますね。

人気の理由1. インバウンドの受入体制を強化している

1つ目の理由は、インバウンドの受入体制を強化していることです。

大阪ではここ数年、大阪観光局が主導となり、

  • 無料Wi-Fiの増設
  • 案内表示の設置
  • 店舗の多言語対応サポート

などのインバウンド対策に注力してきました。

インバウンド客からの要望の高い無料Wi-Fiについては、

  • 市内や人気観光スポットで利用できる「Osaka Free Wifi/ Osaka Free Wi-Fi Lite」
  • 阪急電鉄で利用できる「HANKYU-HANSHIN WELCOME Wi-Fi」

などを増設。

観光スポットには案内表示を増やし、店舗については「外国人対応マニュアル」を作成することで、受入体制の強化を進めています。

人気の理由2. グルメに強い街である

2つ目の理由は、グルメに強い街であることです。

インバウンド客は日本観光の楽しみとして「グルメ」への関心が高く、海外だと大阪は食文化の発展した都市として知られています。

ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「52 Places to Go in 2017(今年行くべき世界52の都市 2017)」では、「究極の日本のごちそうが待っている」として大阪がランクイン。

このランキングにおいて大阪は、

  • ミシュランで星を獲得したレストランが多数ある
  • お好み焼き、たこ焼き、イカ焼きなどの独特の食文化がある

などの点で評価されました。

出典:ニューヨーク・タイムズ「52 Places to Go in 2017」https://www.nytimes.com/interactive/2017/travel/places-to-visit.html

人気の理由3. ナイトタイムエコノミーが充実している

3つ目の理由は、ナイトタイムエコノミーが充実していることです。

ナイトタイムエコノミーとは「夜の時間帯における経済活動」のことで、

  • 居酒屋
  • クラブ
  • バー

などはもちろん、

  • 夜間医療
  • 交通インフラ

といった夜間の経済活動すべてが含まれます。

大阪ではナイトタイムエコノミーの充実を図るため、企業や国が対策を進めてきました。

JTB西日本は2017年9月から「OSAKA NIGHTCLUB PASS」を販売開始。これは3,500円のパスを購入したインバウンド客が、対象のナイトクラブに自由に入場できるようになるものです。

大阪観光局も、訪日外国人を対象としたナイトカルチャー事業に取り組む事業者に対し、経費を補助する「ナイトカルチャー発掘・創出事業」を開始しました。

これらの取り組みにより、インバウンドのナイトタイムに対する満足度は徐々に高まっています。

次は、大阪へインバウンドを呼び込むための様々なアクションについてお伝えしますね。

大阪へインバウンドを呼び込むための様々なアクション

ここでは、大阪へインバウンドを呼び込むための様々なアクションについてお伝えします。

  1. 「ツーリズムEXPO2018」での共同緊急アピール
  2. 観光庁による「関西インバウンド観光リバイバルプラン」

1つずつ説明しますね。

1. ツーリズムEXPO2018

「ツーリズムEXPO2018」は、毎年開催されている日本最大の旅行博です。2018年は9月20日~23日の4日間にわたって開催されました。

開幕式の中で観光庁の田端浩長官は、台風の被害にあった関空について触れ、対策の継続を強調。開幕式の後には、

  • 日本政府観光局(JNTO)
  • 日本旅行業協会(JATA)
  • 韓国旅行業協会(KATA)

の3団体が、日韓における観光交流促進のため共同緊急アピールを実施しました。大きなインバウンド市場である韓国からの観光客の減少や風評被害を防ぎ、協力体制をとる姿勢を示しています。

2. 観光庁が「関西インバウンド観光リバイバルプラン」

観光庁は2018年9月18日、台風被害にあった関空の影響によるインバウンド市場の落ち込みを回復するため、「関西インバウンド観光リバイバルプラン」策定を発表しました。

このプランは、関西エリアに対して

  1. 知ってもらう
  2. 来てもらう
  3. 行ってもらう
  4. 楽しんでもらう

の4つを柱にしたキャンペーンです。

韓国や中国の大型連休をはさんだ1ヶ月ほどを集中キャンペーン期間として、JNTOをはじめとした様々な観光関係者とともに実施します。

日本全体のインバウンド客数を増やすうえで、大阪は重要なエリア

ここまで、インバウンド集客に役立つ大阪での取り組みについてお伝えしました。

おさらいしますと、「大阪一丸キャンペーン」とは国や自治体および民間の企業が、韓国人観光客向けのイベントやキャンペーンを展開する取り組みです。

この取り組みは、2018年6月に大阪を襲った大阪北部地震や、7月の台風の影響によるインバウンド客数減への対策としてスタートしました。

大阪は東京に次いでインバウンド客が多く訪れており、近年のインバウンド増加率がもっとも高い都市として注目を集めています。

大阪がインバウンドに人気の理由は、

  1. インバウンドの受入体制を強化している
  2. グルメに強い街である
  3. ナイトタイムエコノミーが充実している

の3つです。

現在も大阪へインバウンドを呼び込むために、様々なアクションが官民一体となり積極的に実施されています。

2020年の東京オリンピックに向けたインバウンド客数目標「4,000万人」を達成するうえで、大阪は重要な存在です。

大阪のインバウンド事情については、「大阪市西成区の新築マンションが即日完売。インバウンド需要アップの影響か」をご一読ください。

 

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