「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは?交通機関のプロジェクトが地方の活性化につながるポイントを解説

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUNDって何だろう…」

と感じている方。

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは、JR東日本が取り組むまちづくりであり、プロジェクトのキーワードです。

このプロジェクトの目的は、山手線のまちや人が密接に、お互いに良い影響を与えながらつながること。そして、交流人口の増加や地域の活性化につなげます。

そして今回では、

  • 交流スペースの開設
  • 外国人デザイナーとのまちづくり

など、インバウンドの集客につながる取り組みも少なくありません。

このような取り組みを地方自治体がまねることで、地域の活性化やさらなるインバウンドの集客につながります。

とはいえ、具体的なプロジェクトの内容は、なかなかイメージしにくいですよね。

そこで今回は、

  • 「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは
  • 「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」の取り組み
  • プロジェクトが地域の活性化につながる理由

を紹介します。

「いきなり地域を活性化させるのは難しそう」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」について、ざっくりと理解しましょう!

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは、JR山手線を中心とした取り組み

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは、JR東日本の山手線を中心としたプロジェクトのキーワードです。

プロジェクトの目的は、山手線を起点としたまちの個性を引き出し、心豊かな都市生活空間を継続的に創ること。この“心豊かな都市生活空間”とは、「まちや人が互いに影響を与えながら、街を構成する状態」を指しています。

そしてプロジェクトのコミュニケーションワードが、「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」なのです。

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」の3つのポイント

このプロジェクトのポイントは、以下の3つです。

  1. まちの個性が感じられる駅づくり
  2. まちを探索したくなる仕掛けづくり
  3. まちやお客さま自身の個性を再発見、新発見する体験づくり

山手線を単なる移動手段ではなく、多様なまちや人の個性を引き出すツールにして、まちと人のつながりが増える都市を創ります。

プロジェクトでは、このポイントをもとに3つの取り組みを進めています。次で詳しく解説しますね。

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」での3つの取り組み

プロジェクトの取り組みとして、

  1. コミュニケーションワードやロゴの設定
  2. 「食」がテーマの交流拠点を用意
  3. 外国人デザイナーとのまちづくり

の3つを紹介します。

1.コミュニケーションワードやロゴの設定

プロジェクトでは、コミュニケーションワード「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」と、ロゴを作っています。

これらは2つの単語から作られ、それぞれ意味を持っています。

【MOVE】

  • MOVE:快適な移動
  • MOVED:心が動く感動体験
  • MOVING ON:未来に進み続ける

【ROUND】
環の形をした山手線が創るまちや人のつながり、その循環。

ロゴでは「TOKYO MOVING ROUND」を環状に配置し、山手線から新しい体験が広がる様子を表現。そして「東京感動線」の文字では、東京の多様性を表しています。

2.JR新大久保駅に「食」の交流拠点を。2020年にオープン予定

2020年、JR新大久保駅の近くに「食」をテーマとした交流スペースが完成する予定です。スペースは、シェアダイニングとコワーキングスペースの2つに分かれます。

目的は「食」を通した人の交流により、新しい食文化を創ることです。利用者はシェフや食品メーカー、ライターやカメラマン、起業家など、「食」に関する人であれば、具体的な肩書きは問いません。

というのも、新大久保駅にはコリアンタウンや中華街など、国際的な食のスポットが集まっています。ここに交流の拠点を作ることで、人々に食を通した新たなライフスタイルを提案するきっかけになります。

詳細は、以下の通りです。

【コワーキングスペース:4階】
約300㎡の中に、ワークスペースやミーティングスペース、ライブラリー、テストキッチン、食品保存スペースを用意。

【シェアダイニング:3階】
約180㎡の中にキッチンやダイニング、ショップを用意。時間限定のレストランやイベント、勉強会を開くことも可能。

3.「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」で外国人デザイナーとまちづくり

「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」では、世界からデザイナーを集めて、外国人の視点で東京のまちを発掘します。

世界各国から集まったデザイナーに、まず東京の街を探検してもらいます。その経験から、デザイナーは山手線や山手線沿いのコミュニケーションデザインを提案。これを国内外に向けたコミュニケーションや、インバウンド戦略に活用します。

今回は以下の国から、6名のデザイナーを招待しました。

  • アイルランド
  • ウガンダ
  • オーストラリア
  • ブラジル
  • 台湾

まだ具体的なデザイン案は発表されていませんが、この取組は外国人目線でのおもてなしを考えることにつながります。

最後にこのような取り組みが、地域の活性化につながる具体的な理由をお伝えします。

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」が地域活性化につながる理由

地域の活性化につながる理由として、

  1. 交流人口の増加
  2. 移住者の増加
  3. インバウンドの集客

の3つを紹介します。

1.イベントの開催で交流人口が増える

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」では交流スペースを作り、イベントを開催する予定だとお伝えしました。

イベントや勉強会をすることで、参加のために交流スペースを訪問する人が増えます。この訪問をきっかけにスペースや地方エリアを知り、定期的な訪問につながることも。

訪問者や観光客など「交流人口」が増えることで、地方がにぎやかになります。

もし「イベントスペースを作る資金調達が難しい…」という場合は、補助金を活用しましょう。詳しくは「地域文化資源活用空間創出事業費補助金とは?観光施設を作り、地域の消費額アップにつなげる」をご一読ください。

2.起業家や専門家の移住により、定住人口が増える

交流スペースの利用者は、起業家や専門家をイメージしています。

彼らがスペースを利用するために、移住する可能性もあります。移住者が増えることで、まちの人口が増加。

地方の課題である、“人口の減少”をくい止めることにつながります。

人口減少の問題に取り組む自治体には、事例として岡山県西粟倉村があります。

詳しい取り組みについては「地方自治体が考える「Nishi Awakura Coin (NAC)」とは?事業の資金調達に“ICO”を使うことで、観光客や移住者の増加につなげる」をご一読ください。

3.外国人目線でのおもてなしでインバウンドの集客に

「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」のように、日本の街づくりに外国人が参加することは、インバウンド対策に必要なことです。なぜなら外国人の参加により、日本人目線でのおもてなしに偏ることを防ぐからです。

というのも、日本のインバウンド対策にまだまだ不満を抱く外国人は少なくありません。

例えば、

  • 外国語の案内が少ない
  • 無料Wi-Fiが用意されていない
  • 外国人は地方の日本食が目的なのに、観光スポットをアピールしている

などです。

協力してもらうことで、外国人目線でのインバウンド対策が可能に。訪日外国人の満足度がアップし、さらなる集客にもつながります。

また地方へインバウンドを集客するには、「産学官民」の連携も効果的です。三重県伊賀市の事例を「「忍びの里伊賀」創生プロジェクトとは?地方インバウンド誘致のカギは、産学官民との連携」で紹介しています。

「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」のように地域の活性化を

今回は、「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」について解説しました。

おさらいすると、「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」とは、JR山手線を中心としたプロジェクトのコミュニケーションワードです。

プロジェクトでは、“山手線を起点とした心豊かな都市生活空間を創ること”を目的として、

  • コミュニケーションワードやロゴの設定
  • 「食」がテーマの交流拠点を用意
  • 外国人デザイナーとのまちづくり

の3つに取り組んでいます。

これらの取り組みにより、

  • 交流人口の増加
  • 移住者の増加
  • インバウンドの集客

が期待でき、地域の活性化につながります。

「具体的にどんなプロジェクトを考えればいいんだろう…」という地方は、「コト消費」と絡めると効果的です。

詳しい概要や事例は、「コト消費がインバウンド産業に与える影響とは?地方はモノ消費と絡めて集客につなげよう」をご一読ください。

 

PR: ANAの広告媒体で訪日旅客に街の魅力をお届け!

ANAのブランド力、航空媒体という特殊性で、地域や街のブランディングや商品・サービスのPRをお手伝いします。


お問い合わせはこちら:

インバウンドNOW運営事務局

担当:陳、田中

proj_ana_media@g.s-cubism.jp

関連記事

  1. クロアチアの民泊SOBEとは?SOBEの予約方法や注意点、人気の物件まで解説

  2. タイのサッカー選手・ティーラシンがサンフレッチェ広島へ加入。訪日タイ人への影響と地方へ呼び込む方法と…

  3. 南海電鉄がAlipay(アリペイ)を導入。交通機関が電子決済を受け入れるメリットと人気の決済サービス…

  4. タイ人へのプロモーションを効果的に行うには?プロモーションのポイントを解説

  5. インバウンド集客に必要なベジタリアンやビーガンへの対応とは?知っておきたいポイントや事例を解説

  6. 地方都市のインバウンド需要が増加。新たな国からの訪日客も

  7. ランドオペレーターはインバウンドの満足度を決める。役割や登録手続きなどを解説

  8. 日本政府観光局(JNTO)とは?インバウンドビジネスをするなら知っておきたい、国の機関について解説

メールマガジン



PR


インバウンド資料ダウンロード



アーカイブ

人気記事ランキング

おすすめ記事

PAGE TOP