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シダックスが運営のホテルでAIスピーカーによる多言語対応がスタート。導入のメリットや差別化のポイントを解説します

「シダックスがAIスピーカーを導入って、どういうことだろう…」

と感じている方。

シダックスの運営する「ホテルエミット渋谷」が、2018年10月からAIスピーカーを導入しています。

AIスピーカーは多言語のチャットボットと連携しているため、以下のサービスに外国語で対応できるようになりました。

  • フロントへの問い合わせ
  • 観光や交通の案内
  • ニュースや音楽の配信

AIスピーカーを使ってインバウンド客にスムーズな案内ができることで、さらなる集客や他社との差別化につながります。

とはいえ、具体的なAIスピーカー導入のメリットなどは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • シダックスのAIスピーカー導入とは
  • ホテルがAIスピーカーを導入するメリット
  • AIスピーカーで多言語対応を実現させた企業の事例3つ

を紹介します。

「いきなり導入は難しい…」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずはシダックスのAIスピーカー導入について、ざっくりと解説します!

シダックスがAIスピーカーを渋谷のホテルに導入

シダックス大新東ヒューマンサービス(以下、シダックス)が2018年10月から、「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」に、AIスピーカーとチャットボットを活用した自動翻訳サービスを導入しました。

AIスピーカーの導入は、以下3社の協力により実現しています。

AIスピーカーで提供できるサービス

AIスピーカーは、ホテルエミット渋谷にあるすべての客室やフロント、ロビーに設置されています。

そしてAIスピーカーを通して、以下のサービスを提供できるようになりました。

  1. フロントへの問い合わせ
  2. 観光スポットや交通の案内
  3. ニュースや音楽の配信
  4. アラームの設定
  5. 客室とフロントの電話をつなぐ

目的は、訪日外国人へのサービス向上です。

AIスピーカーは17の言語に対応するチャットボットと連携。多くのお客さまに、自国の言語で対応できます。

チャットボットとは、音声やテキストで自動的にお客さまと会話できるシステムです。

詳しくは「チャットボットシステムとは?導入事例やメリット、おすすめサービスを紹介します」をご一読ください。

次はAIスピーカーを活用する流れを見ていきましょう。

ホテルでAIスピーカーを活用する流れ

お客さまがAIスピーカーに質問を投げかけると、蓄積しているデータをもとに回答します。

質問は例えば、

  • ホテルの近くにレストランはありますか
  • 午前7時にアラームを設定してください

などです。

とはいえ、お客さまからの質問は定型的なものだけではありません。

データにない内容や言語で質問がくると、AIスピーカーがQRコードを提示します。

お客さまはスマホでQRコードを読み込んでから、希望の言語で質問を送ります。すると、AIスピーカーが設定されている言語に自動翻訳し、ホテルスタッフへ質問を送信します。

日本語で質問が送られるため、ホテルスタッフは自分で翻訳する手間がかかりません。

お客さまを翻訳やリサーチでお待たせすることなく、疑問をすぐに解決できます。

このように訪日外国人向けにAIスピーカーを使ったサービスを展開することは、日本のホテル業界で初の試みです。

さらにシダックスは今後、客室間やフロントの電話、室内家電のIoT化も検討していく予定です。

AIスピーカーで対応できる17の言語

AIスピーカーの対応言語は、17個あります。

例えば、

  • 英語
  • 韓国語
  • 中国語(繁体字・簡体字)
  • フランス語
  • スペイン語

などです。他には、

  • タイ語
  • ベトナム語
  • ロシア語
  • ミャンマー語
  • インドネシア語

など、特定の言語にも対応しています。

ここまでシダックスが導入したAIスピーカーについて、ざっくりと解説しました。

AIスピーカーのような多言語での対応は、重要なインバウンド対策のひとつです。

その理由を次で解説しますね。

シダックスがAIスピーカーを導入した理由は、多言語対応を充実させるため

シダックスがAIスピーカーを導入した理由は、多言語でのコミュニケーションにまだまだ対応できていないからです。

観光庁のアンケートを見ると、49.3%のインバウンド客が旅行中に「言語に困った」と感じています。

出典:観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」
http://www.mlit.go.jp/common/000190659.pdf

またホテル側でも夜勤スタッフが不足しており、十分な対応ができない、お客さまをお待たせするなどの課題がありました。

AIスピーカーを導入することで、多言語のできる人材を採用する必要がありません。人手不足を解消し、言語の壁をこえたスムーズな対応が実現します。

AIスピーカー導入のメリットは、次で詳しく解説しますね。

シダックスなど宿泊施設がAIスピーカーを導入するメリット3つ

宿泊施設がAIスピーカーを導入するメリットとして、

  1. 他社との差別化につながる
  2. フロント対応の自動化や効率化ができる
  3. 地域の活性化にもつながる

の3つを紹介します。

1.お客さまの満足度がアップし、集客につながる

観光庁の調査結果でもお伝えしたように、訪日外国人の半数近くが「言語」に困っています。

多言語に対応するAIスピーカーを導入することで、お客さまはフロントに尋ねる手間や、言葉の壁やストレスを感じることがありません。

またホテル側はスムーズな対応が他社との差別化になり、売上アップやリピーターの増加が期待できます。

2.フロント対応の自動化や効率化が実現する

AIスピーカーによって、お客さま対応の自動化や効率化も期待にもつながります。

ホテルスタッフの中でも、多言語に対応できる人材は限られています。特に夜間はスタッフの数が少ないため、お客さまをお待たせすることも少なくありません。

AIスピーカーなど機械による対応を増やすことで、対応の自動化や効率化が実現します。そしてスタッフはチェックインやチェックアウト、予約管理などほかの業務に集中できます。

3.周辺レストランや観光スポットへの送客で、地域が活性化する

AIスピーカーでは、周辺にあるレストランや観光スポットへの案内にも対応しています。

というのも訪日外国人は、主に2つの目的で観光案内所を利用しています。

  • 観光スポットの情報が欲しい:56.4%
  • 目的地までの交通ルートが知りたい:63.6%

出典:観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」
http://www.mlit.go.jp/common/000190659.pdf

AIスピーカーでは周辺施設から交通ルートまで対応できるため、インバウンド客は自分で観光情報を探す必要がありません。

お客さまの知らない場所を案内でき、行動範囲を広げるきっかけに。結果として、地域の活性化も期待できます。

ここまで、ホテルがAIスピーカーを導入するメリットをお伝えしました。

とはいえ、本当に効果があるのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで続いては、多言語のAIスピーカーを導入した企業の事例を紹介します。

シダックス以外にAIスピーカーを導入した企業の事例3つ

AIスピーカーの導入事例として、

  1. 天王寺都ホテル
  2. 大分県別府市
  3. 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー

の3つを紹介します。

1.天王寺都ホテル:AIスピーカーとチャットボット

大阪の株式会社・都ホテルズは、多言語に対応できるAIスピーカーとチャットボットを使った実証実験に取り組んでいます。

都ホテルズが導入したAIスピーカーはTradFitが開発したものであり、シダックスが導入したものと変わりません。

フロントや全66の客室に導入することで、サービスの改善や業務の効率化につながっています。

実験は2019年1月7日から3月31日までの期間限定ですが、検証結果によっては本格導入を検討しています。

2.大分県別府市:AI観光コンシェルジュサービス

大分県別府市は、AIを使った観光案内サービスの実証実験に取り組んでいます。

内容は市内の観光案内所や宿泊施設に、多言語対応のスマートスピーカーを設置するもの。インバウンド客に多言語で観光情報を伝えています。

またプロジェクトには「立命館アジア太平洋大学」に通う中国やベトナム、インドネシアなどからの留学生も関わっているため、サービスが日本人目線に偏ることはありません。

国籍や年齢にあわせて観光情報を提供し、インバウンド客の満足度アップをねらいます。

3.小田急ホテルセンチュリーサザンタワー:AIスピーカー

小田急ホテルセンチュリーサザンタワーは、375の客室にAIスピーカーを導入しています。

AIスピーカーはクラウドベースの音声と多言語対応のチャットボットを搭載しているため、インバウンド客からの質問を翻訳する必要がありません。

また小田急ホテルでは、ホテル向けチャットコンシェルジュサービスも導入しています。インバウンド客から依頼の多いレストランやアクティビティ予約も受け付けており、さらなる満足度アップをねらいます。

チャットコンシェルジュについて、詳しくは「チャットコンシェルジュとは?AIや多言語対応、低価格などおすすめのサービス7つを比較します」をご一読ください。

このようにAIスピーカーの導入によって、集客や売上アップが期待できます。新たなインバウンド対策のひとつとして、AIスピーカーの導入も検討してみてください。

シダックス導入のAIスピーカーで、インバウンド客への多言語対応を実現

今回はシダックス運営のホテルが導入した、AIスピーカーについて解説しました。

おさらいすると、ホテルがAIスピーカーを導入するメリットは以下の3つです。

  1. 他のホテルとの差別化につながる
  2. フロント対応の自動化や効率化ができる
  3. 地域の活性化にもつながる

そしてAIスピーカーを導入した事例として、

  1. 天王寺都ホテル
  2. 大分県別府市
  3. 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー

の3つを紹介しました。

AIスピーカーを導入することで、インバウンド客が満足する多言語での対応を実現できます。

もしも「資金面でAIスピーカーの導入が難しい…」ということであれば、補助金の活用もおすすめです。

詳しくは「観光庁の「宿泊施設インバウンド対応支援事業」とは?内容と申込み方法を解説。」をご一読ください。

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