目次
「バイリンガル派遣って、なんだろう。利用する効果はあるのかな…」
と思っている方。
2ヶ国語を話すことができるバイリンガルは、外国人とコミュニケーションをとるうえで貴重な存在です。インバウンド事業の必要な場面でバイリンガル派遣を活用すれば、お客さまの購買意欲を高めて売上アップにつながります。
とはいえ、具体的にバイリンガル派遣がどのようなものかはわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、
- バイリンガル需要の背景にあるのは「外資系企業の進出」と「インバウンド需要の拡大」
- バイリンガル派遣サービスを選ぶときのポイント3つ
- バイリンガル派遣を扱うサービス会社3選
の順にお伝えします。
バイリンガルを採用するとなるとハードルが高く感じますが、派遣のシステムを使えばそれほど難しくありません。
まずはこの記事で、バイリンガル派遣についてざっくりと知りましょう!
バイリンガル需要の背景にあるのは「外資系企業の進出」と「インバウンド需要の拡大」
バイリンガルの需要が高まっている理由は
- 外資系企業の進出
- インバウンド需要の拡大
の2つです。
1つずつ解説しますね。
理由1. 外資系企業の進出
1つ目の理由が、外資系企業の進出です。
経済産業省が発表した「外資系企業動向調査」によると、外資系企業の2016年度の売上高は40.7兆円でした。
売上高は前年に比べてやや落ちたものの、前年・当年とも回答のあった企業間での比較で、経常利益は13.5%増加しています。
この他にも、
- 設備投資額:1兆3,700億円(同9.9%増)
- 従業員数:51.9万人(同2.5%増)
と、事業拡大に向けた積極的な投資が確認できました。
今後1年間の雇用見通しも38.0%の企業が増員を予定するなど、採用意欲は高まっています。
出典:経済産業省「外資系企業動向調査(2017年調査)の概況」
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/gaisikei/result/result_51/pdf/2017gaikyo.pdf
理由2. インバウンド需要の拡大
2つ目の理由が、インバウンド需要の拡大です。
国は2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人観光客を4,000万人に増やす目標を掲げています。
インバウンド客を受け入れるための様々な施策や補助などが整備され、年々訪日外国人観光客は増加中です。
【インバウンド客数推移】
インバウンド客数 | 伸び率 | |
2017年 | 2,869万人 | 19.3% |
2016年 | 2,404万人 | 21.8% |
2015年 | 1,974万人 | 47.1% |
2014年 | 1,341万人 | 29.4% |
2013年 | 1,036万人 | 24.0% |
出典:JNTO「月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)」
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/gaisikei/result/result_51/pdf/2017gaikyo.pdf
このように、
- 外資系企業の進出
- インバウンド需要の拡大
の2つの要因が重なることで、外国語を話せるバイリンガルの需要が高まっています。
次は、バイリンガル派遣サービスを選ぶときのポイントについてお伝えしますね。
バイリンガル派遣サービスを選ぶときのポイント3つ
バイリンガル派遣サービスを選ぶときのポイントは以下の3つです。
- 話せる言語と言語数を確認すること
- サービス会社に登録されている人数を確認すること
- 実績を確認すること
1つずつ解説しますね。
ポイント1. 話せる言語と言語数を確認すること
1つ目のポイントが、話せる言語と言語数を確認することです。
自社がもっとも必要とする言語を話すことができる人材を選ぶと、効果的にバイリンガル派遣を活用することができます。
一般的には英語を話すことができれば良しとされるバイリンガル派遣ですが、自社のメイン客層が中国人であれば、中国語を話せるバイリンガルを選ぶべきです。
また人材によっては3言語以上を扱うことができる場合もあるため、あらかじめ把握しておくことで適切に活躍の場を与えることができます。
ポイント2. サービス会社に登録されている人数を確認すること
2つ目のポイントが、サービス会社に登録されている人数を確認することです。
バイリンガルの登録者数が少ないと、人手不足で派遣を受けることができない場合があります。
中長期に渡ってバイリンガル派遣を利用するのであれば、できるだけ多くの人材が登録しているサービスを選ぶことが重要です。
ポイント3. 実績を確認すること
3つ目のポイントが、実績を確認することです。
初めて利用するサービス会社であれば、
- どのような企業に対して派遣を実施してきたか
- 何名の派遣を実施してきたか
- 派遣スタッフの評判はどうか
などを押さえます。
割安だからといって安易に利用すると、質の悪い派遣スタッフだった場合にお客さまからの信頼を失いかねません。
次は、バイリンガル派遣を扱う人材会社についてお伝えしますね。
バイリンガル派遣を扱うサービス会社3選
ここでは、バイリンガル派遣を扱うサービス会社を3つご紹介します。
- 人材サポートに手厚い「パソナ」
- バイリンガル技術者に強い「Activ8」
- 50年かけて培った実績がある「マンパワーグループ」
1つずつ解説しますね。
1. 人材サポートに手厚い「パソナ」
1つ目に紹介するのが、人材サポートに手厚い「パソナ」です。
パソナは人に関わるフルラインサービスとして
- 人材派遣
- 人材紹介
- 再就職支援
- アウトソーシング
- 教育/研修
をワンストップで提供します。
グローバル人材の採用・育成にも力を入れており、即戦力となる実践的な研修を実施。グローバル展開などで強力な支援を受けることが可能です。
2. バイリンガル技術者に強い「Activ8」
2つ目に紹介するのが、バイリンガル技術者に強い「Activ8」です。
Activ8は、
- 航空産業等が盛んなシカゴやシアトル
- 自動車産業が盛んなアトランタ
- 工業全般とハイテク産業が盛んなテキサス
に事務所を構えています。
それによって技術力の高い人材の採用に成功。2ヶ国語、3ヶ国語をビジネスレベルで扱うことが可能な、即戦力の派遣スタッフを提供しています。
3. 50年かけて培った実績がある「マンパワーグループ」
3つ目に紹介するのが、50年かけて培った実績がある「マンパワーグループ」です。
マンパワーグループは1966年に日本でサービスを開始して以来50年間、多くの英語バイリンガル人材を企業に紹介した実績を持っています。
マンパワー独自のスキルチェックを実施しており、
- レベル8-9:説得力のある効果的、専門的な対応ができる高い英語力
- レベル6-7:十分な理解力を持ち、実務的な対応ができる英語力
- レベル4-5:日常生活や業務に使われる語彙はスムーズに運用できる英語力
など、9段階で評価。
業務内容に見合った人材を派遣してもらうことが可能です。
インバウンド需要の増加に伴い、バイリンガル派遣のニーズは高まる
ここまで、バイリンガル派遣についてお伝えしました。
おさらいしますと、バイリンガルの需要が高まっている理由は
- 外資系企業の進出
- インバウンド需要の拡大
の2つです。
経済産業省が発表した「外資系企業動向調査」によると、外資系企業の2016年度の売上高は40.7兆円でした。設備投資額や従業員数も増加しており、事業拡大に向けて積極的に投資しています。
今後1年間の雇用見通しも38.0%の企業が増員を予定するなど、採用意欲はアップする傾向です。
加えて、日本を訪れるインバウンド客数は年々増加しています。
2017年のインバウンド客数は2,869万人(前年比プラス19.3%)で、2013年と比較すると約2.7倍に増加しました。
このように、
- 外資系企業の進出
- インバウンド需要の拡大
の2つの要因が重なることで、外国語を話せるバイリンガルの需要が高まっています。
外国語を話せるスタッフを採用するには、バイリンガル派遣がおすすめです。
バイリンガル派遣会社を選ぶ際のポイントは以下の3つ。
- 話せる言語と言語数を確認すること
- サービス会社に登録されている人数を確認すること
- 実績を確認すること
おすすめの派遣サービス会社として、
- 人材サポートに手厚い「パソナ」
- バイリンガル技術者に強い「Activ8」
- 50年かけて培った実績がある「マンパワーグループ」
の3社をお伝えしました。
インバウンドの満足度を高めるサービスを提供するためにも、バイリンガル派遣を含めた、多言語への対策を早めに検討しましょう。
アプリや端末を使った翻訳サービスについて知りたい方は、「多言語音声翻訳でインバウンド対策できるアプリや端末まとめ」をご一読ください。
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