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【2019年版】外国人観光客の訪日目的ベスト5。ニーズを満たす対策も紹介します

「外国人観光客が日本に来る目的って何だろう」

と感じている方。

外国人観光客のニーズを理解するためには、訪日旅行中の目的を理解することが欠かせません。目的に沿ったサービスを提供する方が、集客や満足度アップにつながるからです。

とはいえ、外国人観光客がどのような目的で旅行を楽しんでいるのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで今回は、

  • 外国人観光客の動向
  • 訪日中の目的と対策

を紹介します。

「いきなり目的にあわせた対策を実行するのは難しい」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。

まずは2018年の動向から、ざっくりと理解しましょう!

2018年までの外国人観光客の数や消費額、旅行スタイル

2018年、訪日外国人の数は過去最高の約3,119万人を突破しました。観光客数は2013年の約1,036万人から、3倍近く増えています。

訪日旅行中の消費額も増え続けており、観光庁のデータで2018年の消費額は、約4兆5,064億円と報告されています。

旅行中の1人あたりの消費額も約15万6,000円と、少なくありません。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査2018年年間値(速報)及び10-12月期(1次速報)について」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000374.html

特に消費額が大きいものは、

  • 買い物
  • 飲食
  • 宿泊

の3つです。

訪日旅行のトレンドは「コト消費」

消費額の内訳を見ると、外国人観光客の旅行スタイルは変化しつつあることがわかります。

例えば、2018年と2015年を比べてみましょう。

【消費額】

  • 2015年:約3兆4,771億円
  • 2018年:約4兆5,064億円

【買い物代】

  • 2015年:1兆4,539億円
  • 2018年:1兆5,654億円

【宿泊費】

  • 2015年:8,974億円
  • 2018年:1兆3,222億円

【飲食費】

  • 2015年:6,420億円
  • 2018年:9,758億円

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/syouhityousa.html

データを見ると、2015年からの3年間で「宿泊費」や「飲食費」は特に増えていることがわかります。

コト消費はその他にも、

  • 着物の体験
  • 温泉への入浴
  • アクティビティ

などが当てはまります。

コト消費について、詳しくは「コト消費がインバウンド産業に与える影響とは?地方はモノ消費と絡めて集客につなげよう」をご一読ください。

このように観光客の目的は常に変化しています。そのため集客や売上アップには、訪日外国人のニーズを理解することが欠かせません。

とはいえ、観光客が何を求めているのかは、なかなかわかりにくいですよね。

そこで次は観光庁の調査から、訪日旅行における外国人の目的と、ニーズを満たすための対策を紹介します。

出典:観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2018 年 7-9 月期(速報)報告書」
http://www.mlit.go.jp/common/001268670.pdf

またそれぞれの目的を求める人の国籍については、じゃらんの「訪日外国人に人気の観光体験ランキング」を参考にしています。

出典:じゃらんリサーチセンター「訪日外国人に人気の観光体験ランキング」
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/pdf/RecruitLifestyle_jalan_20180122.pdf

外国人観光客の目的1:日本食を食べること

ここからは外国人観光客の目的を紹介します。

「日本食を食べること」を期待する外国人は最も多く、全体の71.5%を占めています。

日本食は2013年に「和食」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。実際に文化遺産に登録されたことで、興味を持った人も少なくありません。

旅行中は飲食に、1人あたり約3万3,664円を消費しています。

特に人気の食べ物は、

  • 寿司
  • ラーメン
  • 天ぷら

などです。

日本食はアメリカや中国、韓国など、国籍を問わず人気です。

対策が必要な業界

  • 飲食店
  • 宿泊施設
  • 地方自治体

対策:多言語での接客に対応する

飲食店や宿泊施設のレストランなどでは、多言語での接客が集客を手助けします。

英語や外国語に対応することで、訪日外国人はメニューの理解や注文をスムーズにできます。

方法は、

  • 翻訳アプリやデバイスの活用
  • バイリンガル人材の採用
  • メニューに外国語を記載

などです。

おすすめの翻訳サービスについて、詳しくは「インバウンド対策で重要なメニュー多言語化。翻訳サービスを紹介します【無料あり】」をご一読ください。

外国人観光客の目的2:ショッピング

56.6%の外国人観光客が、ショッピングを楽しみにしています。特に中国人や台湾人、香港人など中華圏からの観光客に人気が高いです。

1人あたりの消費額も約5万880円と、買い物に最もお金をかける人も少なくありません。

人気の商品は、

  • お菓子
  • 化粧品
  • 医薬品

などです。

対策が必要な業界

  • 小売店
  • 地方自治体

対策:クーポンや免税制度を用意し、割引に対応する

買い物を目的とする訪日外国人の集客には、

  • クーポンの配布
  • 免税制度の導入
  • インフルエンサーへプロモーションを依頼

などが効果的です。

特に中華圏の観光客から人気のメディアにクーポンを掲載することで、集客や売上アップにつながった例も少なくありません。

クーポン配布の成功事例について、詳しくは「香港人へのプロモーション方法。インバウンド獲得のカギは訪日メディアやFacebookの活用」をご一読ください。

外国人観光客の目的3:自然や景勝地の観光

自然や景勝地の観光は、約48.5%の観光客が楽しみにしていると回答しています。

日本は四季のある国ですが、外国人観光客の中には「出身地が年間を通して同じ季節」という人も少なくありません。そのため桜や紅葉、登山など、季節によって変わる自然や景色を魅力的に感じる外国人は多いです。

特に欧米豪の観光客が地方エリアを訪れて、自然を楽しんでいます。

対策が必要な業界

  • 地方自治体
  • 景勝地のある駅など公共交通機関

対策:外国語の案内表記や地図を用意する

自然を感じる場所は、地方に集中していることが多いです。しかし一部の地域では、外国語の案内表記などがまだまだ十分ではありません。

景勝地までの道のりを、

  • 多言語の案内表記
  • サイネージ
  • ピクトグラム

などで表すと、訪日外国人も理解しやすいです。

特にサイネージは大きくて高画質のため、導入する自治体が増えています。

詳しくは「サイネージを使ったインバウンド対策。7つの事例を飲食店や小売店、地方などジャンル別に紹介します」をご一読ください。

外国人観光客の目的4:繁華街の街歩き

繁華街の街歩きは、43.5%の外国人が訪日前に期待していることだと回答しています。

街を散策しながら、日本の街並みを楽しむ人も少なくありません。また散策中に、施設の観光や買い物、食べ歩きをすることも多いです。

対策が必要な業界

  • 地方自治体
  • 公共交通機関

対策:日本のマナーを伝えて、観光を楽しめる環境を整える

外国人の観光客が増えたことで、ポイ捨てや割り込みなど街中でのトラブルが急増しています。

トラブルの原因は、文化や習慣の違いです。そのため日本のルールやマナーを伝えることで、スムーズに街歩きできることも少なくありません。

マナーについて伝える方法は、

  • パンフレットの配布
  • 多言語での注意表記
  • 動画の配信

などがおすすめです。

詳しい対策や事例については「増加する外国人観光客のマナー問題。トラブル事例と対策を解説します」をご一読ください。

外国人観光客の目的5:温泉への入浴

温泉への入浴に興味を持つ外国人は約26.0%と、増えつつあります。

温泉が人気を集める理由は、

  • 伝統的な日本文化だから
  • 海外のガイドブックやメディアで温泉を知ったから
  • ウェルネストラベルに興味があるから

などです。

実際に兵庫県にある城崎温泉には、2017年に約4万5,000人の外国人が宿泊しました。現地で温泉や日本の街並み、食事などをあわせて楽しめることが好評です。

対策が必要な業界

  • 地方自治体
  • 旅館など宿泊施設

対策:外国人観光客の入浴しやすい環境を整える

外国人観光客の中には、日本の温泉を初めて体験する人が多いです。そのためかけ湯など、独自のルールを知らない人も少なくありません。

また日本では、タトゥーのあるお客さまの入浴をお断りする温泉も多いかと思います。しかし外国人の中には、タトゥーをファッションとして楽しむ傾向があります。

そのため温泉のある地域や施設では、

  • タトゥーのあるお客さまにシールを渡す
  • 正しい入浴手順を英語で伝える

などの対策が必要です。

詳しくは「外国人観光客から温泉が人気を集める5つの理由。城崎の事例やインバウンド対策などを解説します」をご一読ください。

外国人観光客の目的に沿った対策を用意し、お客さまを呼び込む

今回は外国人観光客の動向と目的について解説しました。

おさらいすると、訪日旅行中における観光客の目的は主に以下の5つです。

  1. 日本食を食べる
  2. 買い物をする
  3. 自然や景勝地を観光する
  4. 繁華街の街歩きをする
  5. 温泉に入浴する

そして目的別の対策として、以下の5つを紹介しました。

  1. 多言語での接客に対応する
  2. クーポンや免税制度を活用する
  3. 多言語の案内表記を設置する
  4. 日本のマナーを多言語で伝える
  5. 入浴ルールなどを案内する

外国人のニーズに沿った対策を考えることで、集客や売上アップが期待できます。

また外国人観光客の目的を理解し、集客につなげることはさまざまなメリットがあります。

詳しくは「外国人観光客が増加するメリット。集客に必要なインバウンド対策とは?」をご一読ください。

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