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観光地に「混雑課金」導入の流れ、インバウンド客増加による車での流入制限が目的か

インバウンド需要の拡大により、交通量が増加し交通渋滞や混雑が発生する問題が、各地の都市で発生しています。道路の新設や交通ネットワーク整備など、交通インフラを解消する手段はあるものの、地域によっては難しいことも。財政的に余裕がない場合や古い町並みの都市では、交通整備も容易ではありません。

そういった交通渋滞が増加している都市で考えられているのが「混雑課金」の導入です。観光地に入ってくる車ごとに料金を徴収することで、観光地への車の流入を抑制できます。

この制度は、シンガポールやロンドンなどの海外ではすでに導入した実績があり、観光先進国を目指す日本でも本格的に検討されているのです。

鎌倉市では具体的な導入方法も検討

歴史的都市である鎌倉市は、特に気候のいいゴールデンウィークや祝日には、交通渋滞の問題を抱えています。

しかし重要文化財や歴史的価値のある神社仏閣があり、「歴史的風土特別保存地区」に指定されている場所も多く、地形の改変は難しいです。

そのため鎌倉市では、ロンドンなど海外で実績のある「ロードプライシング制度(特定の地域に進入、通行する車から料金を徴収)」の導入を検討しています。

具体的な内容は以下の通りです。

  • 対象車両:流入する全ての自動車、二輪車
  • 課金額:未定
  • 課金方法:ETCを利用
  • 対象日:土日祝日など年間120日程度

パトカーのような緊急車両など、対象から除外されるものもあります。鎌倉地域は山に囲まれている地形のため、そこまで多くの課金ゲートは必要なく10ヶ所ほど設置する予定です。

政府が打ち出した「2020年までに訪日観光客を4000万人」に倍増する目標もあり、日本全国の都市で、様々なインバウンド対策が施行されています。それによるインバンド需要の拡大は、地域経済の活性化につながり、観光立国を目指す日本にとって有益なことです。

しかしメリットだけでなく、交通渋滞などのデメリットにも目を向け、対策を打ち出す時期に差し掛かっています。

混雑課金をはじめとした、観光にかかるお金は設備やインフラに投資されることが多いです。詳しくは「増える「観光税」出国税や宿泊税は、設備の改善やインフラ整備に使用予定」をご一読ください。

参考:https://www.sankei.com/west/news/180606/wst1806060004-n1.html

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