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Wi-Fiアライアンスが新しい暗号化技術を用いた「WPA3」を発表、Wi-Fi接続のセキュリティ強化に期待が高まる

無線LAN製品を広めることを目的とした団体「Wi-Fiアライアンス(Wi-Fi Alliance)」が、新しい暗号化技術「WPA3」を発表しました。この暗号化技術は、現在まで主流だった「WPA2」という暗号化技術の脆弱性を改善することが目的です。

「WPA2」などの暗号化技術は、ノートパソコンやスマートフォン等のデバイスからWi-Fi接続するときに、通信中の情報を保護する役目があります。

しかし「WPA2」では、KRACK(Key Reinstallation AttaCKs=キー再インストール攻撃)と呼ばれる「WPA2」の脆弱性を利用した攻撃方法があることを、セキュリティー専門家「Mathy Vanhoef」が公表。

無線Wi-Fiを利用しているネットユーザーは、ルーターやデバイスなどのメーカーが一刻も早く修正パッチを開発することを望んでいました。

そして今回の「WPA3」という暗号化技術は、「WPA2」で特に懸念していた盗聴などから、データを保護する暗号化機能を備えます。

「WPA2」でもKRACK攻撃の対策は可能

「WPA2」の脆弱性を利用してKRACKを行うハッカーは、Wi-Fi通信の一部に割り込み通信中の情報を知ることが可能です。

しかし、通信中のトラフィック(通信回線上で一定時間内に転送されるデータ量)が「HTTPS通信」を用いて暗号化されている場合、ハッカーはその内容を知ることは出来ません。

またKRACK攻撃をするハッカーは、ハッキングするWi-Fiに接続できる場所にいる必要があります。そのためインターネットを経由して、遠隔からハッキングすることは困難です。

上記のことから、

  • 「http」から始まるブラウザで重要な情報のやりとりをしない
  • 公共施設に設置されているフリーWi-Fiを使用しない
  • 有線接続でインターネット通信をする

という対策ができます。

ルーターやデバイスなどのWi-Fi機能を持つものは、メーカーが修正パッチの更新をしている可能性があります。通信中のデータを保護するため、これからは全ての機器でファームウェア(電子機器を制御するソフトウェア)などのアップデートすることが重要です。

インバウンド客も安全に利用できるよう、フリーWi-Fiのセキュリティー強化を

アメリカやシンガポールでは、公共のフリーWi-Fiがたくさん普及しています。特にアメリカでは、飲食店やショッピングセンター、公共施設や交通機関でも利用可能です。

その理由として海外では、プリペイド携帯の利用が多いことがあげられます。日本のように携帯電話会社とキャリア契約している人が少ないため、フリーWi-Fiの利用率が高いです。

このことからインバウンド客も安心して快適にフリーWi-Fiを利用できるよう、日本のフリーWi-Fi環境の整備やセキュリティー強化を見直すことが、今回の「WPA3」発表で浮き彫りになりました。

今後、Wi-Fi機器に「WPA3」の暗号化技術が標準搭載されることが見込まれます。利用者が安心して接続できるよう、公共や自宅に設置している全てのWi-Fiデバイスに、迅速な「WPA3」対応機器の導入が必要です。

インバウンド対策としてのWi-Fi整備は「訪日外国人のために無料Wi-Fiが必要な理由とは?行政の業務と結びつけたバルセロナの事例も紹介」でも書いています。よろしければこちらもご一読ください。

参考:https://japanese.engadget.com/2018/06/26/wifi-wpa3-krack-wifi-iot/

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