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阪急阪神百貨店が「WeChat Pay」との連携を発表。利便性を高め訪日中国人客を呼び込む

 阪急阪神百貨店は、中国で高いシェア率を誇るチャットアプリの決済サービス「WeChat Pay」を利用した取り組みや新サービスを発表しました。

 「WeChat」や「WeChat Pay」を提供しているのは、中国の大手IT企業であるテンセントです。阪急阪神百貨店は、中国国外で初めてテンセントから「WeChat Payスマート旗艦百貨店」の認定を受けています。

 「WeChat Pay」は月間アクティブユーザー数が約8億人という、中国で最も利用されている決済手段の1つです。中国人のスマートフォンには、ほぼ必ずWeChatアプリが入っているとさえ言われています。

 そのため阪急阪神百貨店では「WeChat Pay」を介した便利なサービスを訪日中国人客に提供し、リピーターの増加や売上アップにつなげることが狙いです。

WeChatアプリから店内ガイドや事前注文サービスを実施

 日本では訪日客が年々増加しており、阪急阪神百貨店の売上にも大きく関わりがあります。特に2018年度の免税売上は400億円強にも上り、全店売上の約12%を占めているほどです。

 中でも、阪急うめだ本店の売上は310億円で免税件数が40万人。その8割が中国人観光客となります。同百貨店は、すでに全国14店舗のうち9店舗で「WeChat Pay」を取り入れ中国人客に対応しているのです。

 そして今回の発表では、同百貨店が導入した「WeChat Pay」の取り組みについて説明が行われました。具体的には、

  • 阪急阪神百貨店の店内案内に「WeChat」アプリ内のミニプログラムを活用
  • 「WeChat」を利用した化粧品の事前注文サービス

などです。

 店内案内では、WeChatユーザーが自分のスマートフォンから同百貨店の店内ガイドマップを中国語で検索できるミニプログラムを追加。中国人客の行きたい店舗や購入したい商品への道筋をアプリ内からサポートします。

 さらに百貨店内にあるレストランでは、WeChatアプリを使いQRコードを読み取ることでテーブルオーダーができる仕組みです。これによりメニューの食材などを中国語で確認することが可能で、注文や決済などもスムーズに行えます。

 そしてWeChatを利用した化粧品の事前注文サービスを7月16日からスタートしました。これは利用者が店舗へ行く前に注文と決済をしておくと、専用カウンターから素早く商品を受け取れる仕組みです。

 また同百貨店が「WeChat Payスマート旗艦百貨店」の認定を受けた記念キャンペーンも開始。阪急うめだ本店などで、QRコードや公式アカウントのクーポンを利用すると40元の割引が適用されます。

 阪急阪神百貨店は、売上割合の高い中国人観光客を狙ったマーケティング戦略でさらなるインバウンド需要を獲得します。

その他の企業が実施している「WeChat Pay」の導入について詳しく知りたい方は「南海電鉄がWeChatpayの導入をスタート。中国の電子決済を受け入れるメリットとは?」をご一読ください。

参考:https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/05522/

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