外国人旅行者の誘致活動を行う、日本政府観光局(JNTO)のクアラルンプール事務所は、企業のインセンティブ(報奨)ツアーの誘致をテーマとしたセミナー「ジャパン・インセンティブ・トラベル・セミナー2018」を2018年7月17日に開催。
インセンティブツアーとは、企業の販売コンテストやキャンペーンにおいて、成績優秀な社員や販売店などを対象に報奨として行う旅行のことです。
同イベントは、
- 自治体
- ホテル
- 旅行代理店
など日本の17社の企業や団体が出展しています。
日本側の企業や団体は、マレーシアから参加した旅行代理店関係者ら約100人に、観光プランやインセンティブ旅行を提案。
日本側は、インセンティブツアーをきっかけに日本に興味を持つ外国人を増やし、個人旅行などプライベートで訪日観光に訪れる外国人旅行者の拡大を狙います。
今回のインセンティブツアー誘致に手応えを感じる、日本の企業や団体
同イベントは、2010年にマレーシアで初めて実施され、今回で8回目の実施です。
JNTOによると、マレーシアからのインセンティブツアーや会議・研修等のビジネストラベルの需要は、近年拡大しているとのこと。
JNTOは、インバウンド需要の増加を狙いとして、ビジネス業界からの訪日客拡大を視野に入れています。
また日本の企業や団体は、同イベントでインセンティブツアーを誘致し、旅行後の宣伝効果や、プライベートでのリピーター獲得につなげます。
参加した企業の「都ホテルズ&リゾーツ」は、
- 近畿圏を中心に展開するホテル
- グループ企業の近鉄を移動手段として組み合わせ
などをアピールし伊勢志摩をまわる観光プランを紹介。同社のセールスマネージャーである情野千佳子氏は「インセンティブ旅行をきっかけに、個人旅行の呼び込みにもつなげたい」と話しています。
今回参加した企業や団体のうち9社は、マレーシアでの売り込みが初参加で、インセンティブツアーの新しい可能性を提案。
JNTOは、日本の企業・団体と連携することでマレーシアからの新たなインバウンド流入を獲得し、2020年のインバウンド目標に迫ります。
マレーシアのインバウンド活動についてもっと知りたい方は「アジアのインフルエンサー産業を活性化、マレーシアにてシンポジウム「你能有多紅 – Live Your Dream」開催」をご一読ください。
参考:https://www.nna.jp/news/show/1789301