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2018年度上半期インバウンド客の旅行消費額。クルーズ客が増加するも消費は増えず

2018年度上半期の訪日外国人の旅行消費額は、前年比より1%増の1兆1233億円になりました。国別では

  • 中国
  • 台湾
  • 米国
  • 韓国
  • 香港

の順に消費額が大きくなっています。

この調査で、クルーズ客に関する興味深いデータが得られました。一般客に比べて、クルーズ客の消費額が少ないのです。

クルーズ客は一般客に比べて消費額が少ない

旅行支出をみてみると、一般客が14万4082円ですが、クルーズ客は4万501円と3分の1以下です。宿泊費に関しては、一般客が平均で4万2017円であるのに対し、クルーズ客は0円。クルーズ客は船内で宿泊するので、このような結果になったのです。

国別の宿泊費データと比べてみると、

  • 豪州:10万7000円
  • イギリス:10万1300円
  • スペイン:9万円
  • アメリカ:8万円

で、クルーズ客の消費額が低いことがわかります。飲食費や娯楽サービス費も、一般客に比べて圧倒的に低いことが明らかになりました。

訪日クルーズ客は過去最多に

国土交通省のデータによると、2017年の訪日クルーズ客は27%増の約252.9万人で、過去最多を記録しました。

一見するとクルーズ客の市場が伸びているようにも見えますが、クルーズ客の大半は中国人インバウンド客です。中国は韓国に経済制裁をしたので、寄港地として韓国が利用できなくなり、日本への寄港が増えました。これが訪日クルーズ客増加の背景です。

中国人インバウンド客は上陸してもバスで観光地と免税店を回るだけで、地元民との接点はほとんどゼロに近い状況です。クルーズ客の顧客満足度も低いことが明らかになっており、リピーターも多くありません。

今後は、

  • クルーズ客と地元民の接点ができるビジネスモデル
  • クルーズ客が陸で宿泊したくなるような宿泊施設

などを考案し、消費を拡大していくことが求められるでしょう。

クルーズ寄港の増加については「クルーズ船寄港、LCC就航が地域活性化のカギを握る?増加する訪日観光客」でも紹介しています。

参考:http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/syouhityousa.html

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