ANA(全日本空輸)が、2018年9月1日から特別機内食に世界初の米粉パン「バリアフリーパン」の提供を開始しました。
この米粉パンは、
- 添加物
- 宗教上の理由で規制がある原料
- アスリートのドーピング要因になる漢方薬
を使っていないことから、国内、国外問わず誰でも安心して食べられる機内食として注目されています。
このパンはANAの
- 全路線
- 全クラス
にて提供される予定です。希望する場合は、
- 日本出発便は24時間前
- 日本到着便は48時間前
にあらかじめ予約をしなければなりません。
「バリアフリーパン」は、宗教上の理由で食べられないインバウンド客にも対応
米粉パンは、製造工程で小麦を使用することがあります。小麦はアレルギーの原因であるグルテンを含有。そのため、パンによるアレルギー事故の可能性が懸念されています。
ANAは、2017年度に約10万食のアレルゲン対応食を提供。アレルギーや宗教上の理由で、食べられない食品がある乗客に対応してきました。
今回ANAが提供する「バリアフリーパン」は、グルテンフリー食品(グルテンが含まれていない食品)です。さらに特定原材料27品目(消費者庁が表示を義務化、または推奨している原材料)も含まれていません。
また、豚肉や大豆などの原料も使われていません。これはハラーム(イスラム教で禁止されていること)などの宗教の理由で食べられないインバウンド客にも配慮してのことです。ANAの機内食は、全ての乗客に対応できるものとして期待されます。
また、米粉パンはANAと食品関連ベンチャーのコスモバイタル株式会社が共同開発。提供する市場が限られていたグルテンフリーパンを、ANAの機内食用にアレンジし世界中の乗客へ提供します。
今後、パンに関してのアレルギー対応などは、このバリアフリーパンでまかなうことが可能です。ANAの機内食だけでなく、インバウンド客をターゲットにした食の現場に広まることで、さらなる市場拡大が期待できます。
宗教上の理由に対応した日本食の提供について詳しく知りたい方は「ハラルフードとは?豚肉やアルコールを使わない日本食の提供で、ムスリムの集客につながる」をご一読ください。
参考:http://news.livedoor.com/article/detail/15211342/
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