日本国内のホテルで、全室を禁煙にする動きが広まっています。その背景には喫煙率の低下や、訪日客における禁煙志向の高まりがあります。
今回の記事では、国内ホテルの禁煙化についてお送りします。
禁煙室のニーズが高まり、大手も対応に動く
ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区)は、昨年度の禁煙室の平均稼働率を発表しました。それによると、禁煙客室の稼働率は喫煙客室の稼働率を2.7ポイント上回り、慢性的な禁煙室不足になっていたのです。
他の直営ホテルでも同じような状態で、同社の広報担当者は「特に訪日客のニーズが高い。東京五輪などに合わせ、増やしていく」と語っています。
同社が2020年初春に開業予定の「ヨドバシ梅田タワー(仮)」をはじめ、直営6ホテルも全室禁煙にする意向です。
阪神阪急ホテルズは23日、全国の直営18ホテルのうち15ホテルを、今年8月末までに禁煙化すると発表しました。このように、大手のホテル会社が次々と禁煙化に動いています。
宿泊特化型のホテルでも禁煙化が広がる
宿泊特化型のホテルでも禁煙化が広がっています。例えば、
- ダイワロイヤルホテルグランデ京都
- クロスホテル京都
などでも、全室を禁煙化しました。
日本たばこ産業の調査によると、平成30年5月時点の推計喫煙人口は前年比37万人減の1880万人で、喫煙者率は17.9%でした。
参考:https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2018/0730_01.html
喫煙者率はピーク時の49.4%に比べると4割程度になっています。今後もたばこ離れは進み、ホテルの禁煙化も広まる見通しです。
インバウンドの集客をしたい宿泊施設は、禁煙化を検討してみてはいかがでしょうか。
インバウンド業界における喫煙問題については「首都圏自治体、五輪に向けて受動喫煙対策を検討」でも紹介しています。
参考:https://www.sankei.com/west/news/190123/wst1901230045-n2.html
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